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2011年09月04日

The Art of Japan Drum - TAO

I went to Esplanade last Friday to experience Japanese Drum Entertainment TAO.
Really fantastic performance and I was terribly proud to be a Japanese on that night.
I strongly hope TAO to keep performing at all over the country
and showing our Japanese spirit to the world.

先週の金曜日、和太鼓集団TAOのショーを観に、エスプラネードに行きました。
本当に素晴らしいパフォーマンスで、日本人である事を誇りに思える夜でした。
これからも世界各国で活動し続け、世界中の人々に大和魂を見せ続けて欲しいと
心から思いました...

2011年07月24日

Thank you....and still to be continued!!

As I promised to update my blog at least once a week,
here's the post for this week...yeah!!

Thanks so much to the people who came to my recital
on 17th July at Yamaha Music Avenue.
Really enjoyed the intimate feeling with everyone!
My parents were also there and I was very happy to sing "Arigato"
in front of them just after they have celebrated the 45th wedding anniversary
on the previous day, 16th.
But actually, my father said to me he feels so shy that every time
I sing that song at the concert cos all the audiences look at him
to check his reaction..haha!
If you want to listen to or know more about this song,
it's included in my new album "My Life, My Songs"
so please go to HMV Singapore to buy it now!!...hehe.

Well, there's more and more work.
Now I'm planning something that I can only do...
Will keep you posted so stay tuned.

週に一度は更新すると約束したので、今週ギリギリ投稿しました!(笑)
色々お話したい事はあるのですが、まずは17日のリサイタルにお越し頂いたお客様、
ありがとうございます!
アットホームな雰囲気で楽しかったです!
今回は特に、結婚45周年記念を前日の16日に祝った両親がリサイタルに来ていて、
「ありがとう」を日本語で歌えたのは嬉しかったかな。
父はあの曲をライブで歌う度に、お客様がみんな父を見るので、
恥ずかしいそうですが...本人はねえ(笑)
この意味がよくわからない方は、収録しているアルバムを買って下さいな。
日本語版は"Rojak"に収録、紀伊国屋と日本人会で販売しています。
英語版をお聴きになりたい方は、HMV始めCDショップにGo!!
結局、宣伝してしまった...(^_^;)

もっと色々な事を書きたかったのですが、まだまとまってないので、
まずはリサイタルのお礼を。
う〜ん、この内容だったらもっと早く書けましたね...ごめんなさい。

何にしても、次から次にやる事がある。
随時ご報告していきます!がんばります!

▼My parents 45th wedding anniversary dinner at Cafe L'Operetta
24July2011_1.JPG

▼Sachiyo Live @ Yamaha Music Avenue Recital Hall
24July2011_2.JPG

2011年04月26日

Donation report

We have donated S$2,300 to Japanese Association through my concert.
This is the total donation amount includes the net proceeds
from the concert ticket sales, total CD single sales plus the donation box.
All donations will be sent to the Japan Red Cross via Singapore Red Cross.
I feel it's not a small amount of money to think of the price($10) of the CD single
and we'll still continue to sell this CD single to raise funds.
I'm really thankful to my audiences for their heartfelt support.

先日の日本人会のコンサートで、S$2,300 (約¥153,000)を、
被災地支援の義援金として日本人会に寄付させて頂いた事をご報告します。
今回は日本人会でコンサートを行うにあたって、機材調達のために、
どうしても必要経費が掛かり、チケット利益を寄付という形に
させて頂いた事をご了承下さい。

また今回のコンサートは、本サイトを含め様々な場で告知させて頂きましたが、
「売上げの一部を寄付」や「利益全額を寄付」など表現を統一していなかった為、
一部のメディアで「チケット売上げの全額を寄付」と誤った形で、
ご紹介されてしまったことを、お詫び申し上げます。

義援金のS$2,300は、CDシングルの値段がS$10(約¥660)
という事を考えれば、大きな金額だと思います。
CDは今後も販売を継続、義援金として寄付させて頂く予定です。
また音楽は聴いて頂かなければ意味がありません。
この楽曲を、国境を超えて、被災地の方々にお届け出来るよう現在準備中です。

まずは、コンサートに足をお運び頂き、
CDを買って頂き、募金をして頂いたお客様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

2011年04月18日

ありがとうございました!

Thank you so much for coming to my concert at Japanese Association yesterday.

First of all, I have to inform you that tonight's concert entitled
"From Singapore with Love Benefit Concert" at Esplanade Concert Hall
has been postponed due to the circumstances of the event origanizer.
We sincerely apologize for this inconvenience.
We will announce rescheduled date when it's determined.

昨日の日本人会のコンサートに来て頂いたお客様、本当にありがとうございました。

まず初めにご報告しなくてはいけない事があります。
昨日のコンサートでご案内させて頂きました、
今晩、エスプラネード・コンサートホールで開催する
"From Singapore with Love Benefit Concert"に出演する予定でしたが、
急遽、主催者側の事情により、コンサートが開催延期になりました。
ご迷惑をおかけして真に申し訳ございません。
新しい日時はまた追って、ご報告させて頂きます。

そして、昨日は本当にありがとうございました。
プロとしてはあまりこういう事を言ってはいけないのですが、
過労により、極度の声帯疲労を起こし、高音と低音の発声が難しく、
お聴き苦しい点があった事をお詫び申し上げます。
それにも関わらず、皆さん真摯に聴いて下さって、とても嬉しかったです。

被災地支援を銘打って、自分が体を壊していては、本末転倒なのですが、
"A Song of Life"のCD Singleをどうしても間に合わせたかったのです...
皆さん、CDたくさん買って下さって、本当に本当にありがたかったです。

会場でもご報告しましたが、この曲をCD化する事を提案し、
スタジオや録音、ミックス、マスタリングの最終工程に至る全てのサービスを
提供してくれたGlow、そしてアレンジャーとして、短い時間にも関わらず、
こと「音楽」となると妥協を許さない私のリクエストに、
毎日毎日明け方まで応えてくれたAdamに心から感謝しています。
そして、短時間でこの楽曲の理解に努め、見事に華やかな音で、
再現してくれたピアノのMeiにも感謝。
I really love these incredible guys!!

あの楽曲のイントロ、非常にオリエンタルな印象のメロディーから始まっています。
私達制作メンバーは、あのメロディーを「さくらリフ」と呼んでいます。
「日本」を意識して、わざわざあのイントロにした訳ではないのですが、
私達から自然にこぼれ落ちたメロディーが、さくらの花びらとなって、
被災した方々の心を少しでもやわらげられますよう、祈っています。

さあ、あの楽曲をCD化しましたし、
New albumのプロモーションもまだまだあります。
私のシンガポールでの音楽活動はまだ始まったばかり。

今後ともぜひ応援して下さい。どうぞよろしくお願いします!!

2011年04月17日

Sachiyo Concert at Japanese Association

いよいよ明日です。いや、もう今日か。
お待ちしております!

Looking forward to seeing everyone tomorrow, ah no, today!!

2011年03月23日

Sing for Japan...

(下に日本語訳を付け加えました)
As everybody knows, a massive Earthquake and Tsunami attacked Japan on March 11th.

My parents live in Singapore but they were in Tokyo with my brother on that day.
They are all safe but were in the outside as it happened at 2:46pm afternoon.
All transports shut down and they took 1 day to reach home.
Especially my mother, she had to stay at the cold station platform all night.
I'm very worried about her as she has angina.
I could talk to her once over the mobile,
but the line was cut off in the middle of our conversation.
But at the end, she could also manage to reach home next morning.

2 days later, my parents could safely come back to Singapore.
I seldom come to airport to pick them up, but this time I did.
When they found me, they understood the reason why I was there,
we all hugged each other and cried...

On the way back home, inside a car, my mother told me many stories
she saw and experienced.
Everybody was calm, no hysteria, no panic, no disorder, try to be patient,
help each other and share food and other relief supplies...this is Japan.

I'm really proud of being Japanese and I believe now is the time
we show the spirit of cooperation, orderly behavior
and strength for the reconstruction.
We can do cause we are Japanese!

However...it's easy to say but difficult to do...
Japan is now in the critical condition.
Really painful to see the scale of the damage and lives lost through TV news.

My uncle belongs to the Japan Grand Self-Defense Force and is taking care
of the dead bodies everyday and can't go back home almost 2 weeks...

I talked to my mother's friend, who is also my big fan living in Sendai,
the most affected area, just a few days ago over the phone.
We screamed out when we could finally talk to each other after the earthquake.
And I carefully asked her a question, "How's your house...?"
She answered in a cheerful voice,
"Lost it, just the same as everyone Sachiyo, but I'm OK cause I'm alive".
I lost my words...

My auntie lives in Ibaraki (also the affected area) and she hasn't slept for 10 days
after she experienced M7 level earthquake and is still suffering from
continuous aftershocks, shortage of water and foods and electricity.
She also can't walk with her head high cause her husband works for
Tokyo Electric Power Co although he is really really a nice person and a hard worker.
I've been trying to email her every day to encourage her.

Tons of sad story even around myself.
I don't want just pray.
There are many things I can do for Japan even from Singapore.

My first challenge was to join the charity event entitled
GAMBATTE! JAPAN from SINGAPORE held on 17th March as a staff and a singer.
It was an incredible event that we could raise S$76,000 (¥4,850,133) in total
and more than 2,000 people in and out on that night.
I have shared a wonderful time with my team and audiences.
You can glance my performance through the video on my facebook page.

In addition, I already have received a couple of offers to perform
at the charity events for Japan's disaster.
Will try to join as much as I can.

I have also decided to donate the part of ticket sales of my concert at
Japanese Association Singapore which will be held on 17th April
to aid the victims of Japan earthquake and tsunami.
The donation box will also be set at the reception counter
of the venue on the event day.
All donations will be sent to the Japan Red Cross via Singapore Red Cross.
Details will be updated on my live schedule of this website shortly.
Your cooperation would be greatly appreciated.

Rebuilding will take a very very long time.
We really have to be patient...
Jia you Japan!
But honestly, I also feel like to say
"No need to jia you too much, take it slow Japan" at the same time...

3月11日、大地震が日本を襲いました。

通常、私の両親はシンガポールで生活していますが、
その日は運悪く弟と一緒に東京におりました。
起きた時間がお昼の2:46だった為、みな外に居て、
全ての交通が遮断された為、帰宅するのに1日を要しました。
特に母は、寒い駅構内で一晩過ごさなくてはならず、狭心症を抱えていたため、
私は心配でたまりませんでした。
どうにか携帯で話す事が出来ても、会話は途中で途切れてしまいます。
それでもなんとか、母は明け方には家に戻る事が出来ました。

2日後、両親は無事にシンがポールに帰って来ました。
私は滅多に、両親を空港に迎えに行く事はしませんが、
今度ばかりは迎えに行きました。
両親が到着ゲートで私を見つけた時、私がなぜ迎えに来たか、その意味を悟り、
みんなで泣きました。

帰り道の車の中で、母は自分が見たもの、体験した事を私に話してくれました。
これだけ大変な目に遇っても、人々はみな静かで、落ち着いていて、
ヒステリックになる事もなく黙って耐え、混乱も来さず、秩序を守り、
互いを助け合い、譲り合い、物資を分け合っていたと。
これが日本なのです。

私は日本人である事を誇りに思います。
そして今こそ、日本人は互いに協力し合い、整然と行動し、
母国を再生する力を世界に示さなくてはならない時なのだと思います。
私達には出来ます。なぜなら、私達は日本人なのですから。

しかし、言うのは簡単ですが、実際にやるのは本当に大変な事です。
今、日本は大変な危機状態に陥っています。
テレビのニュースで、その被害状況と失われた命の数を見る度に心が痛みます。

私の叔父は、陸上自衛隊に所属しており、朝から晩まで遺体処理を行っていて、
2週間自宅に戻っていません。でも、一言も辛いとは言いません。

仙台に住んでいる母の友人で、私のファンでも居て下さる大好きなおばちゃん。
ようやく電話が繋がり、声が聞けた時は、思わず叫んでしまいましたが、
「おうちは...?」とおそるおそる聞くと、
「だめになってしまったのはみんなと同じだから。命があるだけでもありがたいのよ。」
と言われ、私は絶句してしまいました。

また私の叔母は、こちらも被害が大きかった茨城県におり、
震度7クラスの地震を直に体験してから恐怖で寝る事が出来なくなってしまい、
余震と、水不足、食料不足で大変な生活状況のようです。
また旦那さんが東京電力に務めている事から、非常に形見の狭い思いをしているようで、
旦那さんは非常に勤勉で本当にいい人なので、とても気の毒に思います。
出来るだけ毎日メールをして、励ましています。

私の周囲でさえ、こういった話が山のようにあります。
ただ、祈るだけではなく、行動に移さなくてはなりません。
シンガポールからでも、やれる事はたくさんあります。

私の最初のチャレンジは、17日に行われた、GAMBATTE! JAPAN from SINGAPORE
というチャリティーイベントに、スタッフ及び歌手として出演する事でした。
大変意義のあるイベントで、一晩にして2,000人以上の人々が来場、S$76,000
(日本円で¥4,850,133)もの募金が集まり、スタッフとお客様と素晴らしい時を
わかち合いました。
私のライブの模様は少しだけ、私のfacebook ページでご覧頂く事が出来ます。

新たにいくつかのチャリティーイベントへの出演依頼も頂いていて、
出来る限り、参加して行こうと思っています。

また、4月17日に日本人会で開催する私のコンサートも、
チケットの売上げの一部を義援金として寄付する事に致しました。
当日会場に募金箱も設置する予定ですので、皆様どうぞご協力よろしくお願いします。
詳細は、このサイトのlive scheduleにまもなく掲載します。(しました)

再生には、本当に長い長い時間が掛かると思います。
私達はたくさんの事に、耐えて行かなくてはなりません。
日本、がんばれ!
しかし、どうかがんばり過ぎないでとも...私は同時に思ってしまうのです。

2011年03月17日

GAMBATTE! JAPAN from SINGAPORE

今、日本は大変な事になっていると思います。

11日から今日に掛けて、私自身の家族、親戚、友人も辛い経験をしましたが、
お陰様で全員無事で、今はそれぞれが出来る事を必死にやっています。

私も今晩、シンガポールで開催される、
GAMBATTE! JAPAN from SINGAPOREというチャリティーイベントの
主催者のお手伝いを微力ながらさせて頂いてます。
歌手としても出演する予定です。

主催者スタッフ全員の迅速な行動、それぞれが相手を思いやって、
助け合い...その心に感動しています。
初めましての人もたくさん居ますが、同じ思いを共有して、
仲間となってがんばっています。

これだけのすばらしい日本人達がシンガポールに居たのだと、涙が出る思いです。
シンガポールに来てよかった。
日本人でよかったと心から思っています。

今はたくさんお話したい事がありますが、
まずはこのイベントを全力でお手伝いしようと思います。

日本の皆さん、どうか笑って下さい。

上を向いて下さい。

絶対に大丈夫です。

だって私達は日本人だから。

2011年01月31日

Sachiyo debut concert in Singapore part 2

Esplanade concert...後編です。

リハーサルが終了して、本番まであと1日。
忙しくてアップデート出来なかったのですが、
結構メディアの取材を受けたりしていました。
本番前日の早朝のGold 90.5FMのインタビューは楽しかったけれど、
何だかばたばたしてる感じは否めなかったなあ。
もうちょっと、ちゃんと答えたかった。

そして本番当日。
玲子をホテルからpick upして午後14:00入り。
2年前に入った、EsplanadeのStage Door (出演者入口)が懐かしくて、
自分のコンサートのタイトルが入っている出演者パスを頂いた時は嬉しかった。
出演者パスは、Musician とか Crewとか色々な肩書きが入るのですが、
主役の「Artiste」はたった1人だけ。
シンガポールはBritish Englishなので、"Artist"に"e"が付きますが。

しかし、Esplanadeのバックステージというのは本当に広くて、
もう何度も下見や打ち合わせに行ったのに、
関係者に案内して貰わないと、方向音痴の私はいつも迷子になる。
予定時間ぴったりにEsplanadeに着いたのに、楽屋に辿り着くまで40分掛かった。
ようやくRecital Studioに着いたら、ミュージシャンはもう全員スタンバイしてた。
でも、みんな笑顔で迎え入れてくれた。

機材セッティングして、ラインしいて、いよいよサウンドチェック。
これが結構時間が掛かった。
ミュージシャン1人1人、かなり音の設定が細かい。
日本の倍の時間掛かる。段々イライラして来て、
「こんな細かいやり方していたら、リハーサル出来なくなる!」と、
声を荒げてしまい、一瞬会場がシーンとなってしまう場面もあった。
いけない。
やはり、色々な方法論が日本とシンガポールでは違うのだ。
シンガポールの初めてのオリジナルのコンサート。
しかもEsplanadeと、敷居を高く設定している事もあり、
やってみないとわからない事が多々あった。
結果、リハーサルはフルで出来ず。
出はけも、全く打ち合わせできず。
リハは17:00に終わるはずが、既に18:00。
不安が残る形になったけど、
玲子の「大丈夫。Sachiyoは本番強いから。」という言葉に助けられる。

楽屋に戻って、ヘアメイク開始。
Shunji Matsuo Hair StudioのKaoruさんが担当。
彼女は、私のアルバムのヘアスタイリングも担当してくれていて、
このコンサートに至るまでの長い道程を知っているので、
色々と気を使ってくれた。
「相当ハードスケジュールだったでしょう。顔が死んでるよ。
 でも、今日は主役なんだから。晴れ舞台なんだから。
ちゃんとキラキラにしてあげるからね。」

スタッフからケータリングされた食事はチキンライス。
玲子は嬉しそうに食べてた。
私は食事は取らず。歌う前は食べない。
でも倒れるといけないので、ユンケルを1本飲む。

19:00。いよいよ開演時間が迫って来た。
周囲の動きが慌ただしくなる。
スタッフみんなが、走っている音が聞こえる。
緊張して手が震えて来て、マニキュアが上手く塗れない。
マネージャーのSarahが「自分で塗っちゃだめ。私に貸して。」
と言って、塗ってくれた。

19:10開場。
お客様からお花やお菓子や色々な物が楽屋に運ばれてくる。
花束の中に紫のバラを見つけて、「ガラスの仮面」を思い出す(笑)

19:30。
出演者全員、舞台袖に着く。
10分押しで本番スタートすると、ステージマネージャー。
5分前。一番嫌いな時間。
"5 mins before the show. I really hate this moment..."と言うと、
出演者みんな"No worries. You really look great today."とか、
"So beautiful, Sachiyo"だの、何だかんだと盛り立ててくれる。
この辺りは、日本人の男性ミュージシャンには見習って欲しいところ。

"All musicians standby please."
全員、配置に着く。
バックステージに1人残る。
チューニングや、イヤモニ付け忘れた人も居て、準備に時間がかかる。

1曲目、Southern Christmas。
タブラソロスタート、順次、各パートイン。

そして...出番。
"Sachiyo, are you ready?"
"Yup. It's...show time!"
口角上げて、きっちり笑ってから、ステージイン。
お客様から拍手。

スツールに腰掛ける。客席を見渡す。
暗くてほとんど見えなかったのだけど、母の笑顔だけが見えた。
もう逃げない。
さあ、楽しもう。

ミュージシャン全員のふわっとしたイントロに、ゆるやかに滑り込む事が出来た。
ああ、やっとここに立てた。
お客様の顔を見ながら、時に後ろを振り返りながら。
左にAdamの笑顔があって、右を向けば玲子が居て、目の先には真剣な眼差しのGeoff。
そして背後から、CaseyとNoorとMeiの音が交差する。
幸せだ。私。

1曲歌って、ご挨拶。
"I've been waiting for this moment for a long time.
I took 1 year and 3 months to complete production of my new album
"My Life, My Songs" and I could finally stand here tonight.
I'm very happy to see all of your faces. Thank you so much for coming.
My name is Sachiyo."

そこからは、無我夢中。

2曲目の"Michelle"は、スクリーンに二人の幼い頃の写真を投影しながら歌う。
この曲のレコーディングは9時間掛かった。
最初の難関だった。
それももう9ヶ月も前のこと。

3曲目、4曲目は "Lee brothers medley"と称して、
Dick 提供曲の"The way that I love you"、
そして4曲目はオリジナル。
原曲名「太陽のあたる場所へ」英語タイトル"Tropical State of Mind"。
Dickの弟、Peter Leeと英詞を作った。
Dickの曲も、最終的にこの曲に決まるまで、色々な事があった。
天下のMr.Asiaにも、私は自分の意見を正直にぶつけた。
"I believe this song perfectly suits to Sachiyo."というメッセージと共に
送られて来たDick自身の弾き語りのピュアな音源。
一聴した時の感動は、今も忘れられない。

Peterは、この曲の音節の多さに苦しんだ。
日本語が少しわかる彼は、原曲の日本語詞をそのままローマ字で送ってとも
リクエストして来た。「とにかく、君の原曲の意味を大事にしたい。」
私のメロディーをとても尊重してくれた、作詞家の1人だった。

5、6、7曲目は、カバーシリーズ。
まずは "Red Sweet Pea" 、「赤いスイートピー」。
1コーラス英詩で、2コーラス目は日本語詞で。
玲子には、シェイカーとコーラス参加もして貰った。

そして"A Long, Long Time Ago"。
最初の録音曲だった。4月16日のこと。
声帯がまだ安定してない頃で、スタジオでまだ私はマスクをしていた。
Meiのレコーディング以上のイントロと、ピアノソロ。
この人はやっぱりジャズ・ミュージシャン。即興性が高い。

カバー最後は台湾の大ヒット曲、"I Am Not A Star"。
アレンジャーのTerence Teoと、ケンカに近い言い合いをした。
彼の自宅スタジオに3回も訪ねてごちゃごちゃ言ったので、
子供達にも顔を覚えられてしまった。
"Hello again, anti."と言われ、"Aiya, don't call me anti (おばさん)!"と言って
みんなで笑った。
ストーリーを組み立てるのが一番難しかった曲だ。
7人のストリングスに参加して貰った。録音日はどしゃ降りだった。

次のコーナーは、Asian Medley。
オリジナルの"Lah Lah Lah Singapura"、"Makan Paradise Singapore"、
"月亮代表我的心"、"Bengawan Solo"そして"Matahari"。
編成を色々変えた。
全員でスタートして、ベースとタブラのみ、ピアノとのみ。
最後はまた全員で仕上げる。
中断無しに5曲続けてというのは、今までやった事がなかったけれど、
順調に運ぶ事が出来た。
Matahariでヒートアップ。Noorのジャンベが唸る。

さらに次のコーナー。
SachiyoのOriginal Love Song Medleyと名付け、
「全てはラブソングです。色々な愛の形を表現しています。」
"Arigato"、"More than friends"、"Goodbye"と3連続。

印象的だったのは、"Arigato"は英語詞であっても、
泣いている日本人のお客様がいらっしゃったこと。
「歌というのは、想いなのだ」と再認識する。
鈴木大使ご夫人が、母の肩にそっと手をおいたのが、ステージからも見えた。
父とも目が合った。

ピアノとばかりやって来た"More than friends"も、
今回は思い切ってギターとのデュオでやってみる。
そして、二胡を中心としたアレンジの"Goodbye"、原曲「再見」。
この曲を作ったのは8年も前。
まさか英語ヴァージョンを作るなんて思いもしなかった。

そして最終曲「心の声」。"Voices from your heart"。
もうこの曲のエピソードは、説明しなくてもおわかりだと思います。
「実は私はEsplanadeで歌うのは初めてではありません。
 この曲が、シンガポールに来る事を決めた、きっかけとなった曲です。」
この曲も紆余曲折が色々あった。妥協を許したくない曲だったから。
"Believe your inner voice.
Just keep moving on.
And listen to the voices from your heart."

私の音楽がよいものなのかどうかはわからない。
だけど、自分自身の内側で鳴っている音を、ひたすら信じてここまでやって来た。
そして私は今、シンガポールで、Esplanadeで歌っている。

終了。メンバー紹介。一人一人、丁寧に紹介したかった。
かけがえのない人達だから。
実は「心の声」を歌う前に紹介したかったのだが、
やっぱり緊張していたんだと思う。すっ飛ばしてしまった。

そしてもう一つ。やってしまった事がある。
最後、笑顔でお客様に手を振って、バックステージに戻ろうとした時、
黒いカーテンとドア。
ステージマネージャーが居なくて一瞬どちらに入っていいかわからなくなり、
ドアの方を開けてしまい、入ってしまったのは2帖位の倉庫!!
そこに、ミュージシャンも全員入って来てしまい、押しくらまんじゅう状態。

"Sachiyo, where is this??"と言われ、"I also don't know lei."、みんなで爆笑。
「アンコールだ。いかなくちゃ。」とCaseyとNoorが出て行こうとして、
「ちょっと待ってよ。アンコールはSachiyoだけでしょ。」と玲子が止めて、
もうみんなで訳わからなくなってました(笑)

そしてアンコール。
「この曲をアンコールで歌う歌手というのは、珍しいと思います。
 でも、私のシンガポールでの人生は、この曲と共に始まりました。
 私が最初に覚えたマレー語の曲です。
今日、日本人のお客様にも多く来て頂きましたが、僭越ながらメッセージを。
どうぞ、シンガポールとシンガポーリアンに心を開いて下さい。
 私は30年以上この国を知っていますが、アルバムの制作を通して、
 まだまだ知らない事がたくさんある事がわかりました。
本当にたくさんの思い出を作る事が出来ました。
 どうか帰国する前に、たった1人でもいいからシンガポーリアンの友人を作って
行って下さい。そして素敵な思い出を作って下さいね。」

そう英語で伝えて、イントロ。
歌ったのは、自分でアレンジしたシンガポール国歌"Majulah Singapura"
最初の歌詞を歌った瞬間、シンガポーリアンのお客様から拍手。
よかった。
実はかなり勇気の要る選択だった。
リハーサルの際も、全スタッフ集まって、歌ってよいかどうかみんなで討議した。
「国歌を歌う」というのは、特別な意味があるのだ。特にこの国では。
しかし、みんなに私のアレンジを聴いて貰い、最終的には踏み切る事にした。

歌い終えて、ミュージシャン全員、ステージに戻って来てくれた。
みんなの笑顔が嬉しかった。
全員一列になって、あいさつ。
胸が熱くなった。
16曲、インターミッション無し。1時間40分、難曲メドレー歌い切った。
バックステージに戻ると、スタッフ全員拍手で迎えてくれた。

終えてみて、思うのは反省点ばかり。
トークは全編英語で通したが、日本語でも伝えればよかった事がある。
もっと言わなくてはならなかった事も他にたくさんあった。
通常の会話では、英語と日本語をきちんと使い分けてるつもりだけど、
ことステージとなると、まだ慣れてない部分もある。
歌自身も、突き抜けられた曲、抜けられなかった曲、色々ある。

でも、きっと。
翌日に頂いた、たくさんのお客様からのメール。
今回は手書きのお手紙も、郵送で何通も頂いた。
そして共演者全員からの「次はいつ?」というメッセージ。

多分、きっと。
一番、大切な事は伝えられたのではないか...と思う。
自分のオリジナル曲ばかりの、本当の意味でのデビューコンサート。
無事に終えられた事、ご協力して下さった関係者の皆さんに
心からお礼を言いたい。

全てはまだ始まったばかり。
勉強しなくてはならない事はたくさんある。
でも、何だかもう怖くない。
強い味方がたくさん出来たから。
階段を一つ一つ登って、私はこのシンガポールで、
まだ見た事のない景色をもっと見てみたいと思う。
そして、My Life, My Songs...その数をもっと増やしていきたい。

アルバムのジャケットの中に、私が手書きで書いたメッセージをご存知ですか?
そのメッセージが多くの人に伝わるように...私はこれからも歌い続けていきたいと思う。

2011年01月21日

Media info

Hi hi dears.

My article appeared on the front page of "The Straits Times - Life section-" TODAY!
本日のStraits Times紙の"Life"セクション、何と表紙に私の記事が掲載されました!
21Jan2010_1.JPG

21Jan2010_2.JPG
With 3 Singaporean divas. Thanks to ST for featuring me!!

And as you know, you can hear the Radio CM spots of
my new album "My Life, My Songs" at Gold 90.5 FM everyday until 27/Jan.
もうご存知の方も多いと思いますが、私の新しいアルバムのラジオCMが、
1月27日まで、Gold 90.5 FMで放送されています。Check out!

In addition, you can also hear my Esplanade concert report at
FM96.3 "Hello Singapore" on 25/Jan around 730 - 740 am.
Sorry it will be reported in japanese but you can listen
my song "Arigato" in English. This song received a tremendous response
from the audiences in the concert. Hope you enjoy it!
先週のコンサートレポートが、FM96.3 "Hello Singapore"で、
1月25日7:30〜7:40 に放送されます。
コンサートで、大変ご好評頂いた "Arigato"も英語versionでお聴き頂けます。

And moreover, it's already published on 1/Jan, but you can still read my
Japanese article of ASIA X at HERE!
既に1月1日に掲載されてますが、ご好評頂きましたASIA Xの記事も
こちら!でお読み頂けます。
まとめてチェックしてみて下さいね!

2011年01月18日

Sachiyo debut concert in Singapore part 1

I'm so so so so so sorry for my late update...
I should thank all the people who came to my concert last Thursday sooner.
But I was almost dying for these 4 days and just recovered.

Thanks so much for coming to my debut concert in Singapore.
I really enjoyed singing and performing with my precious Singapore
& Japanese musicians at Esplanade,the excellent acoustics venue in Singapore.
I was so happy to see many people gathered and filled the seats on that night.

Hope all of you guys enjoyed my songs as much as I enjoyed singing them to you...
Appreciated.

...という訳で。
先週の木曜日に行われた私のシンガポールデビューコンサートにお越し頂いたお客様、
本当に、本当にありがとうございました。
たくさんの方にお越し頂き、本当に嬉しかったです。心よりお礼申し上げます。

もっと早くここでお礼を言うべきでしたが、すみません...死んでました。
この一ヶ月間、平均睡眠2、3時間というハードスケジュールの毎日を送っており、
これだけの規模のコンサートの統括を全て自分で行っていたので、
精魂果てて、使いものにならなくなってました...。

本当はリハーサルの様子や、ヴァイオリンの玲子をエアポートに迎えに行った所位から、
写真をがんがんアップして盛り上げて行こうと思っていたのですが、
もう全く余裕なし。
本番の様子や舞台裏等、徐々にアップして行きますので、気長に待ってて下さい。

しかし、凄いイベントでした。
天下のEsplanade。
もう規定や条件もろもろ厳しい厳しい、細かい細かい。
やること全て、隅から隅までチェックされます。
出演は大審査会議にかけられる所から始まって、
何枚の契約書にサインしたかもうわからないくらい。
ピアノもこちらが演奏するピッチに合わせ、
Esplanade所有の8台のピアノの中から選び、
向こうのプロダクション・チーム(なぜか全員マレー人)と
何度かミーティングを重ね、共演者は全てトップミュージシャン。
モニター一つ、マイク一つ、楽器も機材も全て最高レベルのモデルを揃えました。

今回の事で、私は日本ではいかにミュージシャンに任せっきりだったか判明。
でも心強かったのは、と言うか、絶対居て欲しいと懇願して、
アルバムのレコーディング&ミキシング・エンジニアであるGeoffに
コンサートのエンジニアリングもお願いし、彼が付きっきりになって、
私を助けてくれました。

何を揃えるか、必要かは、全て私の「音楽」に掛かっている訳で。
生ピアノのみにするのか、シンセやローズも入れるのか、
曲調やアレンジ次第で、変わって来ます。
だから他の誰かに任せる事は出来ない。これは私しか出来ないのです。

Esplanadeは土台のサウンドシステム、モニター、マイク、譜面台がある以外は、
ほとんど単なる箱と言っていい位、必要なものは全て外部から調達します。
しかし既にあるものが、シンガポール、いやアジア最高峰の音響施設ですから、
もうそれだけでも9割方OKなのですが。

でも、ドラムセットだの、ベースアンプだの、品質の高いものを調達出来る
機材スタジオ探しから始まって、リハーサルも同じスタジオでやった方がいいだろうと、
無駄のないように色々な計算をした上で動こうとしてかえって疲れたりして(笑)
私の性格を熟知している人は、もうみんなお見通しだと思います。
今回はいつものSachiyoの動き方のマックス状態 x 3倍位の仕事量でした。

コンサートはインターミッションなし。1時間半。15曲+アンコール。
さあ、どんな試合運びにするか。
まず、ミュージシャンの選定から始まりました。
シンガポール中のミュージシャンのMy SpaceとYoutubeとfacebookを見たと
言っても過言ではありません。
ある程度、私の中で絞り込んだ後に、アルバムのプロデューサーでもあり、
今回のコンサートのCo-Music Directorをお願いしたAdam Leeに相談。
二人の選定は、恐ろしいほどぴたりと一致しました。

そして日本から絶対に呼びたかったのが、私の心友、土屋玲子。
GANGA ZUMBAなどで、ワールドミックスな音に慣れ、
海外での演奏経験も多く持つ彼女は、相手が誰でもどんな演奏でも
対応してくれるだろうと。
「Esplanadeでレコ発なんだけど。」「飛んで行くよ。」
電話で即決です。

そして選曲。アルバム収録曲11曲に加え、
シンガポールでの初のオリジナルコンサートに相応しい曲を。
土台のアレンジを全て私の方で作り終えた後、まずAdamと1曲1曲、
全てすり合わせを行いました。
アルバム制作で、とことん私の音楽を理解して貰う作業を行ったので、
もう彼は超能力者並に、私の意向を理解しています。
ミュージシャンの演奏方法、性格を熟知していて、全ての楽器を使いこなす彼に、
土台のアレンジを全て共有して貰ったのは、本当に正解でした。

音楽制作と同時進行で、スポンサー・プレゼンテーション。
事務所と、宣伝、コンサートマネージメントの段取りを行っていきます。
ご協力して頂いたスポンサーさんとも、本当に数え切れない程の
色々なドラマがあって...。
スポンサーさんに支えられてこそ、開催出来たコンサートです。
本当に心からお礼を言いたいです。

まず6日に、玲子抜きの4リズムだけで1度目のリハーサル。
ミュージシャン全員完璧な予習状態、予め送った譜面は
みんなそれぞれ書き込みで一杯で感激しました。
そしてみんなの「この日を待ちわびていた」との言葉に涙が出ました。
数曲さらって、もう全く問題がない、と言うか、
凄いんじゃないの、このサウンド?と身震いしました。

全編、英語でリハを進めるのは初めてだったけど、
いや音楽に、言葉はいらないなと痛感しました。
でも、凄く勉強になった。
日本語だと「リハーサル記号のAから」、英語だと"Let's play again from letter A"
ふむふむ、そう言うのか、覚えた所から率先して使って。
指示に悩むと、Adamがすぐに補佐してくれて、彼には今回も本当に助けられた。

そして10日、玲子到着。
Arrivalホールで「いらっしゃい」と両手を広げて待ち受けたかったのですが、
あまりのハードスケジュールに私が空港に着くのが遅れ、
彼女が先に着いて、私を待っているという事態(笑)

そして11日、全体で2度目のリハーサル。
案の定、玲子が混じっても全くの違和感なし。
お互いの出る所、引く所、ハーモニー、全員恐ろしく耳がいい。
相手があってこその演奏、音を重ねる醍醐味、
みんな心の底から、私の音楽を楽しんでくれています。
シンガポーリアンは感情表現も豊かなので、
相手を褒める時はとことん褒める。

ランチはそれぞれの宗教上の理由から、一旦解散って言うのも、
シンガポールっぽくて面白い。
そう言えば、レコーディングの時もそうだった。
しかし不思議なのは、音楽の場においては、
人種というものを全く意識しないこと。
ご飯食べる段階になって、ああそうだったと思う程です。

リハーサルはGeoffも来てくれて、使用する楽器、機材を入念にチェック。
今回、ドラムとパーカッションだけでも、マイク本数17本です。
日本で共演していた岡部さんの倍の数。
ドラムス&パーカッションのNoorは、私のアルバムの音を見事に再現。
岡部さんが設定するパーカスを心から楽しんでくれ、
「タブラでスウィングとは、滅茶苦茶クールだ。イエーイ。」
私は、テクニックを誇示したがるうるさいだけのドラマーが嫌いなのですが、
天才的なグルーブ感、演奏のメリハリ、ダイナミクス、極小の音まで、
パーフェクトなコントロール力です。

ベースのCaseyはムードメーカー。終始ニコニコ。
彼は私が言うのも何ですが、私の音楽大好きなの(笑)
目が合う度に「Sachiyoは天才」を連発してくれる、ありがたい人。
嘘でも何でも言い、あなたが居てくれて私は救われたという場面は多かった。
本番ではやっちゃった、という瞬間もありましたが。皆さん、すみません。

ピアノのMeiは、私のアルバムのレコーディング・ミュージシャンでもあって、
彼女の家でリハーサルし、スタジオで一度共演してるので、挨拶はもういらない。
中性的な魅力で...でも、音はなんて言うか、かゆい所に手が届くというか、
歌をよく聴いている。「かー。そうくるか。じゃあ、私はこう行ってみよう」と
もう何とも言えないやり取りを何度繰り広げたか。超一流奏者とは彼女のこと。

ギターのAdamに関しては、もう何も言う事はありません。
あの人、絶対に耳が10個ついているに違いない。
音楽の理解力のスピードが私の十倍くらい早い。
天才とは、こういう人の事を言うのだろう。
とにかく堂々と落ち着いていて、信じられないくらい大人だ。

そして玲子は、しばらく会わない間に、技術も表現力も美貌も更に磨きが
かかっていて、コーラスも出来、シェイカーも振れるようになっていた。
と言うよりも、彼女がずっと共演して来た絢香ちゃんのライブDVDを、
私は結構チェックしていたので、その事も承知の上で、彼女に依頼した。
二胡とヴァイオリンの両方を演奏出来るだけでも凄いのに、進化が止まらない。
私は、彼女と日本で演奏して来た事を誇りに思っているし、
シンガポールのミュージシャンも彼女の音を聴いて、瞬時で一目おいた。

リハーサルを終えると、みんなが顔を見合わせて、笑顔になった。
もうこれは、世界レベルの演奏が出来ると全員が思った瞬間だった。

...すみません、何だかすっかり、ライブレポート状態になって来て、
本番に入る前に、こんなに長くなってしまいました。
しかし、このまま書かせて下さい。全てを書き留めておきたいのです。

でもあまりに長いし、明日は天下のStraits Times紙の取材と撮影が入っているので、
今日はここで一度止めますね。また続きは後日...。

2011年01月13日

Sachiyo debut concert in Singapore!!

See you at Esplanade Recital Studio tonight!!

今晩、エスプラネードで会いましょう。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

Sachiyo

2010年12月15日

Introducing Sachiyo - My Life, My Songs - A Debut Concert in Singapore

Sorry for my long silence...
I've been super busy with finalizing the production of my new album
which will be released in Singapore very soon!

And I also have a great news!!
I've been dreaming that someday I will produce my album and will be performing
with the combination of Singapore and Japanese musicians,
which is going to make my dream come true this time.
I'll hold my debut concert in Singapore on 13th /Jan /2011 at Esplanade Recital Studio
introducing my brand new English album "My Life, My Songs".

Tickets are available in SISTIC from TODAY!!
See details at SISTIC website

We can't update the concert information at "live schedule" on my website
due to the technical issues...so sorry about this...

So I update the info at here lah!!

> Introducing Sachiyo - My Life, My Songs - A Debut Concert in Singapore

Date : January 13th 2011, Thursday
Venue : Esplanade Recital Studio
Time : 19:30~

Ticket : Standard - S$40 (exclude SISTIC booking fee)
SISTIC Hotline : (65) 6348 5555
Web Bookings : SISTIC website

With : Adam Lee (Guitar)
Sheum Mei Mei (Piano)
Casey Subramaniam (Bass)
Mohamed Noor (Drums & Percussions)
Reiko Tsuchiya from Japan (Violin & Erhu)

Sponsored by : DBS/TOSHIBA/Gyu-Kaku/Rakuzen/Hakko Products
Sankei Travel Service(S)/All Nippon Airways/Shunji Matsuo Hair Studio

Catch me @ Esplanade on 13th/Jan with bringing my new album OK?
Sachiyo_jacket_cover.jpg

いきなりの全文英文でごめんなさい。
生きてます。
いよいよ発売されるアルバムの仕上げで、不眠不休の毎日を送ってます。

私の新しい英語アルバム、タイトルは"My Life, My Songs"となりました。
私の人生で起きた色々な経験を、歌に綴っています。
お披露目ライブとなるデビューコンサートを、ついに念願のEsplanadeで開催します。
チケットはSISTIC(日本で言う所の「ぴあ」みたいなものです)で何と本日から発売で、
サイトへのアクセス件数が上がっている所に、"live schedule"がアップ出来ないという
事態が起こり、このような形でのご紹介となりました。すみません...。

今週が山場でばたばたしておりますが、来週は少し時間が出来ると思うので、
少しずつ情報をアップしていきます!

2010年11月08日

George Benson live @ Esplanade Concert Hall

先週、George Bensonのコンサートに行きました。
会場はEsplanade Concert Hall。
今年で4回目を迎える"Singapore Sun Festival"の一環のイベント。
この"Sun Festival"、内容が年々グレードアップして、人気も急上昇。
今年もDavid Foster、Natalie Cole、Jose Carreras等、大御所揃い。
チケット発売当日に売り切れるイベントもあります。

シンガポールの熱帯の夜に、Bensonのギターは合いそう、back to 80sだわ、
と出掛けて参りました。
欧米人多し。大人のパーティーといった感じ。
皆さんドレスアップして素敵です。
私も黒のミニドレスを。

George Benson。
彼のギター、歌はなんと言ってもその"Groove"につきるでしょう。
私は基本アコースティックな人間ですが、
Bensonのエレクトリック・ギターは大好きです。
今年67才、グラミー受賞歴10回の大御所。
流れるような早弾きも、ギターのアドリブとのユニゾンのスキャットも大健在、
音程、リズム、声量、全く衰えず。お見事でした。
ソウルジャズ系、フュージョン、ブラコン、時代と共にスタイルを広げた、
彼の代表曲を次から次に演奏していきます。
"Breezin'"、"Give me the night"、"Turn your love around"、
"On Broadway"や"Beyond the Sea"、
そして"In your eyes"、"The greatest love of all"、"This Masquerade"、
"Never give up on a good thing"、"Nothing gonna change my love for you"、
もうどれも超スタンダード化されてます。

ブラコンの一種独特な、こういっては何ですが、ちょっといやらしい感じが、
彼の場合は全くない。
おしゃべりも可愛くて、底抜けに明るい、おちゃめなおじさまです。
最後に着た白いジャケットも最高にダンディー。

アイリッシュ系の音楽が好きとか言ってたのは意外だったなあ。
"Danny Boy"を、バグパイプ風の音色で演奏してみたり、自由自在。

2006年以来、4年ぶりの来星。
シンガポールは大好きみたい。
だってお客さん、本当にノリがいい。
客席から「あれ弾いてー」「これ歌ってー」と、頻繁に話しかけ、
拍手、手拍子、タイミングが実にいい。

今回は2階席の一番いい所に座ったのですが、バラードになると、
高齢のヨーロピアンのご夫婦が角の方で抱き合って踊ってたりするの。
知らない者同士が、笑顔で「最高よねー」とか、「あなたのGrooveいいわねー」とか、
同士みたいになって、プレイヤーと一緒に楽しんでいきます。

Concert Hall、2階席って結構自由でいいです。PAの操作もよく見えるし。勉強になりました。
ただ、元々が生楽器の反響主体で造られている箱のせいか、
今回のようなエレクトリックものの演奏は響きが上に向かってちょっと膨張気味。
それをカバーするに余りあるパフォーマンスでしたが。

帰りはギター弾けないくせに、タクシーを待つ間、
どうしてもエアギターで"Breezin'"をやってしまう...。
素振りの練習してるおじさん状態(笑)

しかし、久しぶりに聴いたなあ。
南国の夜に本当に合う。

こちらでのコンサートの楽しみ方は、気の合う仲間で少しお酒を入れてから会場に移動。
狭いシンガポール、移動はせいぜい15分前後。
ライブが始まれば、その場に流れるグルーヴに、リズムに、自然に溶け込んでいきます。
ライブが終わったら、またバーに移動して一杯。
そして音楽談義に夜を明かす。
ああ、大人になって本当に良かった!

2010年10月29日

安全地帯 live @ Singapore Indoor Stadium

24日、日曜日、安全地帯のコンサートに行って来ました。

「シンガポールで活躍する有名日本人女性3人組」で行って参りました。
自分で言います。ははは。(私はともかく、他の二人は本当にそう)

安全地帯。何を隠そう、私大ファンです。はい。
80年代、90年代、日本のみならずアジアを席巻した時代から現在に至るまで。

当時のシンガポール。周囲の音楽好きの大人達は、みんな彼らの話をしていました。
一般人からも音楽人からも、その音楽性と玉置さんの圧倒的な歌唱力は、
絶大な支持を得ていました。

台湾、香港では多くの大物アーティスト達が安全地帯の曲をカバーしていて、
シンガポールは他国と比べて、シンガーの数が少く、
カバーしている人が誰も居なかったので、
私が将来歌手になって、安全地帯の楽曲を歌う、なんて密かに思っていたものです。

実は、私が今回制作した英語アルバム。
昨年、選曲会議の末、日本人の曲を1曲カバーしようという事になり、
最後の最後まで候補に上がっていたのが、安全地帯の"Friend"でした。
この曲は既に香港で、故ダニー・チャン氏が広東語でカバーしていますが、
英語でカバーした歌手はいないという事で、ギリギリまで最終候補に残っていました。

プラス、私からの要望で上げた曲が、玉置さんがソロになってからの楽曲「ロマン」。
この曲に私が英詞を書いて、歌いたいと申し出ました。
彼の曲の中で、私が最も好きな楽曲です。
▼こちらでご視聴下さい。

せめてシングルカットされ知られている曲をと却下され、
別の80年代の楽曲を収録しましたが...。

しかし先月、デビューアルバムをリリースしたシンガポールの歌手Tay Kewei嬢が、
"Friend"を日本語のままカバーして収録しています。

2006年に、私も出演させて頂いた汐留で開催されたSingaporeの文化イベントで、
Tanya Chuaが、玉置さんの曲を1曲カバーして歌ってました。
「安全地帯好きなの?」と聞いたら「尊敬している」とのお返事でした。

また、私の今回のアルバム。
台湾のアーティストの曲も1曲カバーしておりますが、この楽曲のアレンジを
依頼したのは、シンガポールを代表するアレンジャー、Terence Teo。
彼の自宅スタジオで、最初にブレストを行った際、私が楽曲の方向性を
こんこんと話すと、「つまり、君が求めているのは、こういう方向性?」と言って、
彼がコレクションの中から取り出したのが、安全地帯のアルバムでした。
「僕にとって、"アコースティック"の原点というのは、彼らなんだけど」と。

つまり、こういった事からもわかるように、アジアの音楽家が日本を意識した時、
必ず取り上げるミュージシャンが、「安全地帯」という訳です。

すみません。前置きが長くなりました。
そして本題の安全地帯 in Singapore。

誰もが、日本での玉置さんの言動や、1週間後の台湾公演が中止になった事から、
シンガポール公演は行われるのかという事を、心配していたと思います。
私も主催者側に知人が居るので、大丈夫?としょっちゅうチェックしてました。

あと、私が思ったのは、今回はツアーで楽曲の構成は変わらないだろうから、
他の公演同様「じれったい」で始めたら、「シンガポーリアンは立たない」から、
メンバーの皆さん、戸惑ったりしないかな?と思った事。
台湾や韓国のアイドルのコンサート等で、客層が10代中心の場合はまだしも、
シンガポーリアンは基本、立ちません。
「でも我々は立って、盛り上げようね〜」と打ち合わせする3人組。

ミュージシャン的視点で期待していたのは、全体の構成や各曲のアレンジ。
新旧楽曲、どんなアレンジで魅せてくれるのか、楽しみ!

そして本番。やはり「じれったい」からスタート。
立ち上がる我々3人。しかし、やっぱり。シンガポーリアンは立たなかった。
"Why you guys never stand up? You must, you know!!"と周囲を促しましたが、
みんな動きません。
でもシンガポーリアン、ノっていない訳ではないのです。
みんな体を左右に動かし、歓声を上げ、座りながら燃えているのです(笑)
ちなみにオープニングの模様はxinmsnでご覧頂けます。

ああ。
このペースで書いてると本当にエンドレスになってしまうので、
ここからは端的に感想を言います。

結論から言うと、素晴らしかったです。(端的過ぎる)

アップテンポとバラードの緩急の付け方。

力強いヴォーカルと、メンバーの安定した演奏とバランス。

往年のヒット曲を、サポート2人抜き、オリジナルメンバー5人が中央に集まり、
1コーラスのみのアコースティックメドレーで聴かせる所は、
ライブのハイライト場面でした。
各楽曲、メロディーそのものに力があるからこそ、出来るシンプルなアレンジ。
「ワインレッドの心」「恋の予感」「碧い瞳のエリス」「Friend」
シンガポーリアンも涙しながら、日本語の歌詞を一緒に歌っていました。

そして「夏の終わりのハーモニー」を大合唱、会場が一体となった瞬間でした。

Indoor Stadiumは、ホールの大きささながら、
基本的に大音響で聴かせるロックバンド中心の箱で、
繊細な音は望めない場所ですが、演奏者の力量によるなあと唸りました。

2時間、インターミッションなし。
楽曲の流れや運びが本当に自然で、全く飽きさせなかった。

海外特別仕様だった点は、新曲はモニターに歌詞の英語の字幕が付いたこと。
その甲斐あってか「オレンジ」はこちらでも評判で、
安全地帯が過去のバンドではない、
玉置さんの作曲力は今もなお健在である事を印象づけたようです。

"Can you hear me?"と字幕が出た時は、
「その位は自分で言いましょう!」と、我々3人組、ツッコミを入れましたが。

個人的に、一番私の心に響いたのは「あの頃へ」でした。
この曲を最初に聴いたのは、日本でTVのCMを通して。
「日本の四季の美しさ」を感じさせる楽曲で、私が初めて北海道に行った時、
列車のデッキの小さな窓から見た一面の雪景色を思い出しました。

この曲は、独特な音使いがあって、出だしAメロの「雪が降る」の「ゆ」はナチュラル、
同じくリピート後のAメロ、「春を待つ」の「は」はブルーノートで、音が曇るのです。
玉置さん、たまに出だしからブルーノートで歌う時もあります。
何と言うか、彼のこういうちょっとしたマイナーコードの使い方が私は好きで...。
だめだ、段々マニアックな話になって来た。

暑いシンガポールで、「日本の冬」を感じた一瞬でした。
旭川出身の玉置さん。彼の音楽の地盤は、冬、雪、寒さなのでしょう。
松井五郎さんの歌詞も、シンプルで見事な心象風景描写です。

シンガポールのメディア評を二つご紹介。
一つはこちら

▼もう一つは、The Straits Times紙。
29Oct2010.JPG
xinmsnの記事で特筆すべき表現は、"Soft rock band"、
"long-awaited debut concert here in Singapore"、"Koji Tamaki and his gang" 、
"first-class vocal talents" 、"true-blue Japanese ballads"、"U2 of Asia"。

Straits Timesは、
"They do not dance pretty nor look svelte but Anzen Chitai still rock!"

「最後の曲となった"悲しみにさよなら"はこちらでも大変有名な曲で、
 その証拠に、曲中、玉置さんが歌わない部分も、観衆は日本語で歌い続けた。」

「最も残念だったのは、アンコールを行わなかったこと。
 彼らがステージから去った後も、観客はいつまでも拍手と声援を止めなかった。
 この公演が安全地帯の最終公演ではないことを願う。」

とありました。

アジアの歌手がカバーし、知られている楽曲はバラードが多い事から、
「彼らは、ロックも歌う」という事が、こちらの人々には新鮮だったようです。

安全地帯は、最終的には「立たないシンガポーリアン」を総立ちにさせました。

泣かないで ひとりで ほほえんで 見つめて あなたのそばにいるから

一生懸命日本語で歌うオーディエンスに、玉置さん、泣いていました。

シンガポール公演は、全ツアーの最終公演だった事もあるのでしょう。
メンバー全員、感極まっているようでした。

最後に。
同じ歌手のはしくれとして思うのは、玉置さんのヴォーカル、本当に圧巻です。
以前より、声が太く、深く、艶もあり、感情移入が見事です。
やさしさと強さの両方を兼ね備え、大きな包容力を感じました。
悲しみが溶けている声。
心の一番深い所に届く声です。
いつまでも聴いていたかった。

音楽は、本当に心から真剣に取り組めば、地獄を見ます。
あらゆる事に敏感になり、神経はズタズタ、命を削る作業です。
感受性が鋭いからこそ音楽を作る事が出来、
そして作れば作るほど、更に繊細になる、その繰り返しです。

玉置さん、どうか心と体に気をつけて、その類い稀な才能から産まれる音楽と歌を、
いつまでも私達に聴かせて欲しいと、ファンの1人として、祈らずにはいられない。
そう願う夜でした。

2010年08月17日

NDP...今度はYOG...そしてまだまだbusy

8月9日、ナショナルデーイベントにおけるパフォーマンス、無事に終了しました。
独立記念日、シンガポールはいつも好天に恵まれます。
今年も最高の天気。とにかく暑かったです。
▼写真はリハの模様
17AUG10_1.JPG
シンガポールの独立記念日に、日本人がパフォーマンスを行うのは初めてとのことで、
とても緊張しました。
なぜなら日本人として、歴史的背景を踏まえた上で臨まなくてはいけない場だと、
私は考えているからです。

今でこそシンガポールは、声高には言わなくなりましたが、
以前は毎年NDP時期になると、TVでは日本占領下にあった際の
映像を多く流していました。
シンガポールの歴史を辿れば、どうしてもそのことに触れなくてはならない。
また私は日本人であるが故に、子供の頃にこの国で様々な体験をしました。
周囲がどんなに大丈夫と言っても、私自身が身を持って経験しているので、
この意識は大事だと思っています。

この経験は、今まで私が歌手としての活動以外に、
両国の親善事業をプロデュースしたり、支援した根本の理由です。

NDPイベントの主催者は、日本人である事を承知の上で私を起用している訳ですが、
自分をどう紹介するか、ぎりぎりまで悩みました。

日本人だとあえて言うのか、言わないのか。

ステージに上がる直前、司会の方が、"sachiyo was born in Tokyo, raised in Singapore"と、
事務所が提供したプロフィールそのままに私を紹介し、
明確に"Japanese"とは言わなかったので、更に悩む所でしたが、
ステージに上がった際の大きな拍手と、観客の皆さんの温かい笑顔に励まされ、
私はこのように挨拶しました。

"I'm Japanese but I'm very happy to celebrate nation's birthday together with
all of you because this is my home country I grew up."

しかし。

ハプニングは別の所で起きました。

音響にトラブルが生じ、キーボードの音が出ない...。

前日にリハを行っているにも関わらず。

なんて落ち。

キーボードの弾き語りで歌うはずだった"月亮代表我的心"はお披露目ならず。

アルバムのカラオケを利用して"Michelle"は歌う事が出来て、好評でしたが...。

テレサ・テンさんの代表曲である"月亮代表我的心"は、過去に日本で
何度も歌ってますが、シンガポーリアンの前で歌うのは初めてだったので、
発音に相当気をつけて練習したのになあ...残念。

ただ、この晴れがましい舞台に立てたこと、本当にありがたく思っています。
私を大きな心で受け入れて下さった主催者の方々に感謝。
▼バックステージから
17AUG10_2.JPG

さて。
NDPが終わって、シンガポールは今度はYOG(Youth Olympic Games)が、
8月14日からスタートしました。
史上初の14才〜18才のアスリート達によるオリンピック。
シンガポールはその第一回目の開催地となりました。

私の周囲の日本人は「ユースオリンピックって盛り上がってるの?
一応凄い事なんでしょ?」なんてのん気な事を言ってる人達が多く、
あまり感心がないようですが、私の事務所やアルバムのプロジェクトメンバー、
ほとんどの人達がこのYOGに関わっているので、私の印象は全く逆。
全員大忙しで、メチャクチャ盛り上がっています。

TVでオープニング・セレモニーを観ましたが、
テーマソングを始め、セレモニー全編の音楽制作を手掛けているのは、
私のアルバムのプロデューサーだと、以前お話したと思います。
同じ音楽仲間として、私は本当に誇らしかった。
思わずみんなで連絡を取り合って「私達って凄いよね。」と、全員で自画自賛(笑)

最初の金メダルは、日本人女子が取ったようですね。

そしてここに来て、また嬉しい事が。
アメリカのマスタリング・エンジニアとやり取りを行っていますが、
実は最初に上がって来たドラフトがこちらの意図とは違う方向性のものが
上がってきてしまい、ここ一週間、どうやって立て直して行くか
私はずっと悩んでいたのです。

初の仕事相手と、ネットを通してのみ、顔を見て説明する事が出来ない状態で、
こちらの目指す音楽をどうやって伝えていくのか。
理論的に伝える為に、マスタリングに関しての技術的知識を得ようと
一生懸命勉強しました。
自分なりにコメントをまとめて、ミキシング・エンジニアのGeoffに投げ、
マスタリング・エンジニアに送る前に、ミーティングしたいと申し出た時、
Geoffは既に私のコメントをそのまま先方に送ってしまっていました。

「なんでー? あなた宛てに書いたものだから、率直に言い過ぎてるし、
 もう少し技術的に指示したかったから、送る前にミーティングしたいって言ったのに!」

するとGeoffは、「いや、コメントは非常に的確でプロフェッショナルだ。
技術的な指示も十分だと思ったので、そのまま送っていいと思ったんだ。
これで様子を見てみよう。」

そして返事はすぐに返って来ました。
こちらの意図がきちんと伝わっていると思える内容で、
具体的な方法論をつかんでくれたようでした。
こちらの指示に基づいてもう1回テストマスタリングを行うと。
sachiyoが納得が行くまでつきあうぞと。

伝わった!
しかもこちらのダイレクトな表現をそのまま受け止めてくれる度量の大きさ。
私は本当に嬉しかったのです。

NDP、YOG、そしてアルバムの制作を通して、私はもはや、
日本人だ、シンガポール人だ、アメリカ人といった次元を超えて、
いや正確には、それをきちんと踏まえた上で、個と個が互いに理解し合う為に
大事なことは何なのか。
今回、私は本当に勉強させて頂いてます。

私の好きな英語の格言に"Enthusiasm is contagious"という言葉があります。

熱意は伝染する。

アルバム制作に関わる全ての人達に、こちらの本気を理解してもらうための努力を、
私は最後までがんばって続けようと思います。

ゴールまであともう少し...いや、まだまだかな...。

2010年08月05日

まだまだbusy...and NDP

少しは安心して眠れるかと思いきや、ああ...やること山程、
まだまだ睡眠不足の日々は続いております。

ていうか、こんなに大変だ、大変だ、ばっかりブログに書いていいのか。
どこかのアイドルみたいに、今日はこんな素敵な事がありました〜サイコ〜!
とか書いた方がいいとは思っているのですが...すみません。

ジャケットの写真決めやら、デザインの方向性、
クレジットの詰めやら、thank you noteとか、
全てに目を通したい、自分の手できちんと書きたいと思うと、
またこだわりが止まりません。
私は自分で自分を忙しくさせている。

アルバムを作るというのは、ミュージシャンはレコーディングだけすれば
いいという話ではなく、結構それ以外の事が大変だったりします。
著作権や音楽出版の問題とか、色々あります。
もちろん一番大事な部分は終了したので、ドキドキしたりはしなくて済むんだけど。

音楽的な事では、アメリカのマスタリング・エンジニアさんとの
やり取りが始まりました。
前回のブログにも書きましたが、今回はマスタリングはボストンで行っています。
マスタリングとはアルバムのマスター、つまり原盤を作る最終工程で、
各曲の編集を行った後、今度は全曲を通しての音質、音圧や音量、
曲間秒数とか、音の出だし、終了後の処理などを調整する作業です。

制作者にとっては最後の音作り、そしてリスナーさんにとっては、
最初に聴いて頂く音を作っている訳です。
マスタリングによって、音のニュアンスや印象が決定づけられるので、
とても大事な最終作業です。
こちらの意向を正確に伝えないと、大変な事になります。

今回は、これまで5,000枚のCDをマスタリングし、
クラシックからエアロスミスまで多種多様な音楽を手掛け、
グラミー賞にもノミネートされた凄腕エンジニアさんとやり取りをしています。
おもしろいです!
まだ最初のドラフトが上がって来ていないので、早くこないかワクワクしてます。

さてさて、そんな所に、またまた舞台に上がる瞬間がやってきました。
なんと舞台はNDP。そう、ナショナルデー・パレードです。
8月9日、シンガポール最大の事業である独立記念日祝賀イベントで歌います。
国を5つの地域に区切り、各区域で祝賀イベントが開催されます。
私が出演するのはBishan地区。野外ステージ。
一つの区域の中でのイベントと言っても、国家事業なだけにかなり大掛かりです。
なんと観客は6,000人。
私が過去に出演したイベントの中では最大数となります。

でも、シンガポールでの野外ステージ。しかも真っ昼間。
ならではじゃないですか〜。楽しそうだなあ〜。焼けそうだ〜。

衣装は赤か白か、その両方の組み合わせか(国旗の色)など、
指定されているのも、何だかおもしろい。

NDPイベントに出演が決まって、ふと思った事がありました。
去年の今頃は、活動方針を模索していた状況で、
不安を抱えながら、NDPを家のTVで観ていました。

今年はアルバムを制作し、このNDPに今度は出演者として参加する。

自分では、アルバムの制作が長引いているので、少々焦っていましたが、
この1年で劇的な変化を遂げているのだという事に気付きました。

何も焦る事はないのだと。そしてアルバムの発売はいよいよ来月なのだから。

大きくジャンプする為に、しっかりかがんで準備しよう。

そしてそして、NDP! 楽しみます!

▼今年のNDP Theme Song "Song for Singapore"。
 私の好きなシンガポールのシンガーソングライターの1人、
 Corrinne Mayによる作品。今年は随分エモーショナルな楽曲ですね。

2010年07月15日

15th COMPASS Awards

ご報告が遅くなりました。
日曜日にシンガポールの栄えある音楽祭である"COMPASS Awards"で
歌って参りましたが、お陰様で大変ご好評頂きました。

会場は1,000人程の音楽関係者で埋め尽くされました。
政府機関の方々も出席。
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ディナーショースタイルで、お食事は高級広東料理。
歌う前にフカヒレのスープを飲んだのは初めてかも(笑)
18:00からレセプション、19:00からスタート、私の出番は何と22:00です!
3時間も待たないといけない。しかも大賞者発表直前のパフォーマンス。

歌う前だし、緊張しているしで、スープ以外手をつけられない私に、
事務所の社長が、

「ここにいるみんな、友達だと思ってごらん。みんな温かい人達だよ。
 そしてこのテーブルに座っている我々全員が君の味方だ。
 何かあれば、すぐに駆けつけるから大丈夫!」

何だかシンガポーリアンならではの励ましのように感じました。
この言葉に、もの凄く救われた。
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テレビでお馴染みのニュースキャスターさんから、
"今年、シンガポールで英語アルバムを発売するlovely Japanese singer"と紹介され、
何だか恥ずかしかったけど、ドキドキしながらステージに立ちました。
たった1人の日本人。もの凄く注目されました!
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もう公の場所に発表したので、お話してよいと思いますが、
今回のアルバムには、予てからの念願だった、
Dick Lee氏より楽曲を提供して頂きました。
歌詞、メロディーともに本当に素晴らしく、何度歌っても新鮮、
歌う度に味わいが深くなっていくような奥深い曲です。
その曲をピアノの弾き語りで歌いました。
この音楽賞では常連のDickも、今年はご多忙に付き欠席。
私にとってはその方がありがたく、ご本人の前で弾き語りなどしたら、
緊張して歌えなかったと思うので...(笑)

1曲終えて、ステージ中央に立ち、ご挨拶しました。
「皆さんこんばんは。私の名前はsachiyoと言います。
 100%純粋な日本人ですが、幼少時代をシンガポールで過ごし、
 この国を第ニの故郷だと思っています。
 11年間の日本での歌手活動を経て、昨年シンガポールに戻り、
 現在、今年9月発売予定のアルバムを、ローカルのプロデューサーと
 ミュージシャンと共に制作しています。
 先程歌った曲は、アルバム収録予定の私の新曲でDick Lee氏より提供して頂きました。
 今度は私のオリジナル曲を歌いたいと思います。
 私がシンガポールで最初に友達になった女の子に書いた曲です。
 "Michelle"...聴いて下さい。」

そう。ついに"Michelle"、初披露となりました。
しかもこれだけの大舞台で。
たくさんの涙を経て、やっと日の目を見たこの曲。
完全に体に浸透した英語詞は、もう歌詞を見なくてもスラスラと歌える。
スポットライトを浴びて、メチャクチャ気持ちよかった!
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ステージ目の前に座っていた、アジアジャズ界の大御所、
Jeremy Monteiro氏が、終始ニコニコ見て下さって、
人一倍大きな拍手をしてくれたのが印象的でした。
そして会場一杯、割れるような拍手...本当に嬉しかったなあ。

歌い終わると、若いソングライターの方から、
「私の作品をぜひ聴いて下さい。」と言って、アルバムを渡されたり。
プレスの方に、
「最高にクールなパフォーマンスだったよ。いつかMichelleに会えるといいね。」
と言われ、歌の内容をきちんと聴いて下さっていて、感激しました。

テーブルに戻ると、事務所の仲間全員が拍手で迎えてくれて、
「よくやった!ローカル・マーケットへの最高のアピールになった。
 Michelle...やっぱりいい曲だ〜。」とのコメント。

しかし、私の第一声は、"Finally, I can eat! Excuse me, can I have a beer!"
みんな爆笑してました。

ご飯もそこそこに、マネージャーに、
「さあsachiyo、食べてる場合じゃないわ。お化粧直してプレスルームに行くわよ!」
と言われ、受賞者とパフォーマーは別室に呼ばれました。

プレスルームには、トップアイドルやコンポーザー達がわらわらと。
日本でもお馴染みのOlivia Ongちゃんや、アジアのスターJJ Lin君も居て、
みんな気さくにおしゃべりを。
シンガポーリアンは、本当にカジュアルでいいなあと思います。
▼アイドル達と
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Oliviaは以前から知っていて、事務所同士が提携している事もあって、
話が弾みました。でも、本格的に話したのは初めてだったかも。
結構日本語で話しかけて来られるので、驚きました。
「sachiyoも一緒に。こっち、来て下さい。大丈夫ですか? また今度ね。
 いつ会えるかな?」日本語、ガンガンです(笑) 本当に可愛らしい人。

"Top artist of the year"と"Top composer of the year"の二冠を受賞した
JJ Lin君は、さすがの風格でした。ファッションブランドも起ち上げて、
ノリに乗ってる感じ。

▼The Straits Times紙のネットTVに結構映ってました。
 観てみて下さい。何はともあれ、デビュー戦、終了です!

2010年07月03日

再見、Mr.Producer

今日、"Michelle"を含めた3曲のミキシングを終えました。

ごめんね。
日本からたくさんメールを頂いていて、
お返事しないままブログを書くのは心苦しいのですが、
今の気持ちを少し書いておきたいのでお許しを。近日中にお返事します。

終わった後に涙が出るかな?と思ったのですが、また泣かなかった。
何だか晴れ晴れとした気持ちというか、非常に穏やかな心持ちで居ます。

この3曲を担当した例の鬼プロデューサーは、ここで一旦手を引く。
楽曲のアレンジと、プロデュースという大役を引き受けてくれた。
3月からアレンジを始めて、たくさんの、本当にたくさんの苦楽を共にした。
くじけそうになった時、「君なら絶対にやれる」と私を何度も励まし、
最後まで私を信じ続けてくれた人だ。
担当した3曲だけではない。
本当にあらゆる事に相談に乗って貰った。
同年代で、昔のシンガポールと今のシンガポール、同じ時代を見て来た。
デジタルとアナログのバランスが私には丁度良く、一緒に居て心地のよい人だった。

今日ミキシング中、

「ここのピアノのフィルいいよね。」とエンジニア。

「ああ、これは彼女の提案。sachiyoは俺のフィルが気に入らなくて、
 ここ何度かやり直したよね。最後には"こう弾くのよ!"って自分で弾いてみせてさ。
 こいつただもんじゃないと思った!(笑)」とプロデューサー。

「そんな事あったねー。ごめんねー。」と私。

かと思えば、

「ここはアレンジが良くて、歌詞とクラッシュしていたので、
私は滅多に歌詞よりメロディーを優先しないんだけど、歌詞を変えたのよー。
 ここはアレンジに負けた場所だわ。」と言って、みんなで笑って。

彼は、デモを何度も何度も作り替えて、私の要求にとことん応えてくれた。
そしてどんな質問をしても、明確な返事が返って来た。
私が指示した内容を周囲に話したら、
大物プロデューサーに対して、大変勇気ある行為だったようで、
みんな冷や汗をかいていた。怖いもの知らずとはこういうこと。
でも、彼はそれをとても面白がってくれた。

ミキシング前に、Michelleとの写真や、
Michelleと一緒に遊んで、実際に住んだ家の写真をみんなに見せた。
30年以上も前に住んだ家は、3年前まで立て壊されずに残っていた。
写真は9年前に撮ったもので、
「今はないとは言え、リノベーションも行わずに最近まで同じ形のまま残っていたのは、
 シンガポールでは奇跡だね。」とみんな感心していた。
写真を録った時に拾ったプルメリアの花も押し花にしてアルバムに入れていたので、
「Michelleは本当にあなたにとって、特別なんだね...。」と、
みんなでしんみりしながら、スタジオに入った。

"Michelle"という楽曲は、私にとって本当に特別だった。
今回、1stアルバムの収録内容とは大幅に方向性を変え、非常に現代的な
アレンジになったが、素直さや素朴さ、誠実さはきちんと残っている。
録音の失敗を乗り越えて、とても落ち着いたヴォーカルを残す事が出来た。
細部に渡ってみんなで音を検討して、音楽が段々地に足が着いて来て...
納得の行く形で、ミキシングを終える事が出来た。

別れ際、プロデューサーに、
"sachiyo...thank you for everything."と言われ、

「何であなたが言うの? 私があなたに言わなくてはならないのに。
 あなたが居なければ、私はきっとここに辿り着く事が出来なかった。
 Thank you for everything...」と返事をした。

「今度はぜひ、ステージ上で。」
 ライブでの共演を誓い合い、握手して別れた。

彼のメインの楽器はギターだが、ピアノにベースにドラムもこなす。
それが全て超一流レベルという驚異的なMulti instruments playerである。
その上、管楽器から弦楽器のアレンジまで。
基本はジャズミュージシャンだが、全ジャンルに精通し、
小編成からオーケストラまで...まさにマエストロ。
 
彼は、明日から長期間、香港とアメリカに行く。
世界が必要としているプロデューサーだ。
一緒に仕事が出来たことを誇りに思う。
ありがとう、Adam Lee。

Adamは、来月シンガポールで開催される"Youth Olympic Games 2010"の
オフィシャル・テーマソング"Everyone"のアレンジも手掛けています。
5大陸の若手代表アーティストによる共演。ストリングスの録音は北京です。
相当大変だったらしい。
▼ぜひ聴いてみて下さい。

2010年06月27日

One night escape to Manila

レコーディングが終了して、息をつく暇もなく、
アルバムプロジェクトは進んでいます。

今は、レコーディングした楽曲のミキシング(編集)中。
各楽曲のプロデューサーと連携しながら、曲に適した音を探し求めて行く作業です。
これまた全員超こだわり屋なのでなかなか簡単には行きません。
Rough mixから、1st mix, 2nd mixとデモの時のように、数が増えて行きます。
今回は初めての試みが多く、複雑な録音を行っているので、なかなか難しい。
また、アルバム全曲を把握しているのは私だけなので、常に全体を見ながら、
1曲1曲、音をつくり上げていくのは大変な作業です。

おまけに昨日は終日、ジャケットのフォトシュート。
明日も終日シューティング。
また違った表現力を試されるけれど、面白いです。
常に楽曲のイメージを頭に置きながらポージング。
衣装取っ替え引っ替えで、モデルさんって本当に大変だと思います。

そんな最中、先週は急遽マニラに行って来ました。
フィリピンの音楽家に、とある音楽イベントにご招待頂き、出掛けて来た次第。
お話を頂いたのは前週でしたが、フィリピンというマーケットは、
私の今回のアルバムにも重要な繋がりがあるので、これは行った方がいいと思い、
即決しました。

私もアジアはあちらこちらに行ってますが、フィリピンは初めて。
第一印象は、やはり「危険な国」でした。
マニラ空港は30年以上前に降り立った、シンガポールのパヤレバ空港を思い出しました。
熱気、高い湿度、人々の野性的な目。
空港でのチェックも厳重、ホテルやビルはどこも入り口で手荷物検査されます。
道を歩いていても、麻薬犬を連れた警察官が、そこら中に居ます。
▼空港からの町並み。
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泊まったホテルは五つ星、マカティ・シャングリラ。
▼ロビーから2階に上がる階段の風情が、シンガポールのシャングリラにそっくりで、
 落ち着けました。
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サービスは完全にこちらの方が上でしたけどね。
大変なホスピタリティーでした。
シャングリラ・シンガポール、がんばらないと。

スイートが一室空いているとの事だったので、アップグレードして貰い、
▼快適なホテル生活。
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PCを持ち込んで、夜と早朝は仕事をしていましたが、環境は最高でした。
私はホテルが好きで、東京でも1人でよく泊まったりしてましたが、
現実逃避にはもってこいの空間です。

イベントは、シャングリラの大ボールルームで開催されました。
700人もの人が集まり、マニラ市長を始め、フィリピンの政界財界、
音楽関係者が多く集まりました。

▼凄い迫力。フルオーケストラだし。FNS歌謡祭という感じでした。
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▼イベントが終わった後は、ラウンジで4人のヴォーカリストのライブを堪能。
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いつも思うのですが、フィリピンの方の先天的な音楽の才能は並外れ。
記憶力も素晴らしく、シンガポールでもホテルのラウンジで歌っている
フィリピンのシンガーは大体1,000曲単位でレパートリーをお持ちです。
安心して聴いていられる。
赤ワインが進むこと(笑) 
すっかり飲んでいるワタクシです。

翌日はシャングリラの醍醐味である、朝食のビュッフェを堪能し、
お昼は、高級ショッピングコンプレックスの
Gleen Belt(雰囲気が六本木のミッドタウンそっくり)で、
フィリピン料理を食べました。
▼フィリピン版お味噌汁、シニガン。甘酸っぱくて美味しかった。
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仕事があったので、一泊しか滞在出来なかったけど、息抜き出来ました。
フィリピンの方達は、皆さん親切で優しい。いつも笑顔。
しかし、今回は贅沢な旅だったし、安全を確保する為に周囲の人が
色々気遣って下さったので、いい所ばかりを見て来た気がします。

空港近くにあるスラム街をチラッと見ましたが、
人々の生活に大きな格差があるし、まだまだ感覚は原始的です。

本当のフィリピンを見ないまま帰って来たような気もしますが、
フィリピンの音楽業界を垣間みれた事はよかったと思います。

さて、仕事に戻らないと。がんばります。

2010年04月13日

Recording...coming soooooon!

相変わらず殺人的なスケジュールを送っております。

収録曲11曲の内、3曲のアレンジが仕上がり、いよいよレコーディングです。
1曲は「デモ10」まで行ってしまいました。
アレンジャーさん、本当によく絶えてくれた...。

1st、2ndアルバムは、全曲仕上げてから、一度で一気に録ってしまいましたが、
今回は終わった順番に録って行きます。
5月中旬までかかりそう。瞬発力と持続力の両方いるなあ。

先週からリハーサルがスタートし、ミュージシャンとの触れ合いが多く、
現場復帰感が増して楽しかったです。

少人数編成の曲のリハだったので、ミュージシャンの自宅スタジオで行いました。

ある日は、HDB(シンガポールの公団住宅)の一室。
また次の日は、イーストコースト付近にあるコンドミニアムの一室。
更に次の日は、シックスアヴェニューにあるコンドミニアムの一室。

今回嬉しかったのは、再会を果たしたミュージシャンが居た事。
別々のバンドだったので、共演はしなかったけれど、
2006年に汐留で開催された"Singapore Food & Culture Festival"で
一緒に出演したピアニストと今回は共演します。
「あの時は寒かったよね〜。」なんて話して。
ピアノはもちろんの事、性格も本当に可愛らしい人で、
プライベートでも仲良くなれそうです。

もう1曲は、久しぶりのジャズアレンジです。
ジャズなので、ジャズ的にリハーサルを進めましょう。
まずは説明なしで、取りあえず演りましょう。
あなたの体から最初に沸き上がってくるものをまず聴かせて下さいと伝えました。

日本語で書くと、結構恥ずかしい事言ってるなあ(^_^;)
英語だと躊躇無く言えるのですが...。

で、1回さらっと演ってみて。
ちょっと注文つけてもう1回演ってみて。
せっかくだから確認でもう1回。
で、終了。
初対面。3回さらっただけで、レコーディングに入る。
何だか凄いなあ。ていうか、いいのかこれで。
でも、かなり厳選してミュージシャンを指名した訳だし、
ジャズの場合リハーサルをしても、
録音当日に同じ演奏になるとは限らないので、丁度いいのか。
でも、ちゃんと練習しよう。
歌手は「歌詞」があるので、単なる楽器にはなれないのだ。

リハーサル以外にも夜はライブハウスに2件行きました。
一つは、今回のアレンジャーがベーシストとして、
また別の曲のピアニストも一緒に演るというので遊びに行きました。
3セットある内の2セット目スタート直前に行って、隅っこに座っていたら、
私の話をしながらステージに上がろうとしていました。
「やばい。隠れようかなあ...」とこそこそしていたら、見つけられて
「sachiyo! 来てるなら言ってくれよ!」と声を上げる2人。
何もステージ上で叫ばなくても。みんなこちらを見て、恥ずかしかった。

曲はポップス中心、しかし演奏はジャズ的。
ジャズの曲の進め方は、フリーな様で一応セオリーがあるのですが、
リハなしでやった場合は、問題はエンディングはどう着地するのかという点。
何だかぐるぐる回してて、着地悩んでそうだなあ...どうすんだろ...と
にやぁ〜と笑っていたら、2人も私を見て笑っていました。

セットが終わると駆け寄って来て、
「ごめんねぇ。リハやってないから、何だかジャムセッションみたいに
 聞こえなかった? あなたは、わかるだろうから。」と言われ、
「え〜楽しかったよ〜。大丈夫。お客さんはわかってないし(ごめんなさい)、
 お金を払うレベルは優に超えてるから。」と答えました。
今、考えると随分偉そうな事を言ったと反省です。
ミュージシャンは、ライブにミュージシャンが来られると、もの凄く意識します。
にやぁ〜と笑ったりするのは、控えよう...。

あまりに楽しくて最後まで居たら、あっと言う間に夜中の1:15!
でもすぐに目の前にあるタクシーに飛び乗って、1:30には自宅に着きました。
これが狭いシンガポールのいい所。
ちなみに行ったのはBlu Jaz Cafeです。
以前シンガポール政府観光局さんのメルマガで、
「シンガポールのおすすめのミュージック・スポット」を
ご紹介しましたが、ここの事を書くのを忘れました。
カジュアルで、楽しいライブハウスです。
友達のジャズピアニストのAyaちゃんも毎週土曜日、ここで演奏してます。

翌日は、全くジャンル違い。
中華ポップス一色のライブハウス。
その日出演するヴォーカリストが、一緒にお仕事が出来そうか、
実はジャッジしに行きました。
とても素敵な歌い手さんでしたが、お互いのカラーが違うと判断し、断念。
でも爆笑したのは、何と「ドラえもん」を、しかも日本語で歌ったこと。
「アンアンアン。トッテモダイスキ、ドラエモン!」と、
カタカナ発音ではありましたがお見事でした。

しかし、チャイニーズ系のこういうライブハウスがある事を初めて知り、
新しい発見でした。
場所はPan Pacific-bridge。Kenko fish spaの隣です。

何だか色々ドラマが産まれて来て、面白くなって来ました。
さあ、今週金曜日から、ついにレコーディングです。
"Brilliant"な声が出せますように。我加油!

2010年04月02日

Sorry for my long silence...

ごめんなさい。生きてます。

日本から戻って来てからの3週間あまり、実は喉の調子のアップダウンを
繰り返していました。
耳鼻咽喉科の先生と、スピーチセラピスト(言語療法士)と
ヴォーカル・コーチが三位一体となってケアをして下さり、
ここに来て、ようやく声帯の調子が安定しました。
3人の先生が横同士でも連絡を取り合って、心を尽くして下さっています。

中でもスピーチセラピストという職業の方と私は初めて接触したのですが、
セラピストというだけにとても優しく接して下さって、
歌手にとって「声」がどれだけ大切なものか、メンタル面も十分に
サポートして下さいました。
徹底的に私の発声を見直して、くせや弱点を細部に渡って、
ああやってこうやってと指導改善して下さり、
「さあ、声を出してご覧なさい!」と言われ、声を出した瞬間、
今まで自分でも聴いた事がないツヤと伸びのある声を出す事が出来、
鳥肌が立ちました。

"Sachiyo, that's your real voice!!"と先生に言われ、
私は大泣きしてしまいました。
自分の声に感動したのは、産まれて初めての事で、
先生も「私も長い間、色々な声に取り組んで来たけど、
これだけの質の高い声に出会ったのは初めてだわ。感動です!」
と一緒になって、涙を流してくれて...。
ようやく、薬とマスクが友達という状況から抜け出す事が出来ました。

そして問題のアルバム制作。
今回は1枚のアルバムに3人のアレンジャー、3人の作詞家、
楽曲の提供をして下さるアーティストも居て、全ての関係者を含めると
とんでもない数の人間が居ます。

その頂点で、プロデューサーとして全ての指示と最終決定を下しているのが私です。
全員が初めましてのメンバー。
しかもシンガポールの音楽業界のみならずアジア全土で活躍している、
超一流の音楽人達です。
その大物の彼らを束ねているのが、一番未熟なこの私。
とは言っても、私も日本で着実に経験を積み、
それなりに修羅場をくぐってきたつもりです。
とにかく、私の音楽と歌に賛同して貰い、私が何を目指しているのかを
しっかりわかってもらうこと。

「彼らを本気にさせたい」

その一心で、3月一杯、自分の全ての時間を彼らとの関係構築に費やしました。

何度も打ち合わせを設け、スタジオに足を運び、
毎日毎日明け方までメールのやり取りをしました。
夜中の0時にメールを送って、2時に返事がきて、
3時にまた返事をしたら、更に4時に返事が返って来るという有様です。

台湾や香港の少し派手なポップスを主に扱っている彼らに、
「もっとシンプルに」と言っても「シンプル」の定義は様々な訳ですから、
「私の目指すシンプル」をわかって貰わないとなりません。

色や、食べ物や、洋服...あらゆる物を例に取って、
もう何だか頭がおかしくなる位、表現し続けました。
イメージだけではなく、技術的な事もどう直すか、どう演奏するかを
具体的に伝えなくてはなりません。
ここに来て活躍したのが、昨年来星早々、購入したエレピです。
実際に「こう弾いて欲しい」と、自分で演奏し、データ化して送ったり、
ピアノに限らず、各楽器の演奏法も音色を変えて演奏して指示したりしました。
「ギターのアーティキューレーション、ここはこうして下さい」だの
「ドラムのブラシの音色が乾き過ぎている。私が欲しい音色はこうです。」
なんて言ってる自分に驚きます。

そうこうしている内に、
「あなたは、自分の音楽に明確なビジョンを持っていて、
それを理論的に相手に伝える事が出来るね。
 こう弾いて欲しいとデータを突きつけられた時は痛快だったよ!
 わかった。君の目指すものにとことん付き合おうじゃないか!」という事を
言って頂けるようになりました。

そして今、関わっている全ての人達が、大本気モードで取り組んでくれています。

恐らく彼らが関わっているアーティストの中で、私が一番無名だと思います。
しかし、この無名の小生意気な日本人女をみんなが非常に面白がってくれていて、
私は遠慮する事無く、自分の思っている事を全て相手に伝えられる
環境を整える事が出来ました。

それは私が偉いとか、自分の努力によるものという事ではありません。

まず、私が過去に共演して来たミュージシャン達のお陰です。
いつも言われ続けて来たのは、

「ただなんとなく違うというのはだめ。何が違うのかを明確に説明すること」
「黙ってわかって貰おうなんて甘い考えは捨てろ。言わなければ何も変わらない」

そして、人を動かす事の責任の重さです。
言ったからには自分もそれだけの事をやることを常に求めらました。
また彼らは、世界的に通用する「譜面の書き方」や「音楽理論」を
私にきちんと教えてくれました。
だからこそ、私は伝達手段を得る事が出来たのです。

そして、もう一つは、今接しているアレンジャー達の懐の深さです。
本当に大きな心と、忍耐強さで、私を受け止めてくれています。
「ダメ出しして、デモを7回作って貰った」と、事務所に言ったら、
「デモが7つ目だって! sachiyo、そりゃ記録だよ。って言うかやり過ぎ!
 彼はある有名なアーティストに5回作り直させられて、仕事を降りると
 我々にクレームを言ってきた事もあるんだからね。今の所電話はないけど...」
と言われ、ちょっと顔が青くなってしまいましたが...。

「それは余計です」だの、「過剰」だの、「添加物はいらない」だの、
散々言っていたので、私には「オーガニック・アーティスト」という
あだ名が付いてしまいました...。

関わっているプロジェクトメンバー全員が、
「シンガポールを代表するアルバムを作る」という
意気込みで取り組んでいます。
そして、このまま行けば、それは実現可能な事だと私は思っています。

長い事、ブログを書かなかったので、日本からメールを色々頂きました。
ご心配をおかけして、本当にごめんなさい。私は大丈夫です。
ミュージシャンとして最高に充実した時間を過ごしているので、
どうぞご安心下さい。

そして、ニューアルバムの完成を楽しみにしていて下さいね!

2009年12月28日

Singapore Idol 2009 Grand Finals

昨夜、Singapore Idol 2009のファイナルがIndoor Stadiumで開催されました。
私は8月の放送開始から、日本に帰国した時以外はほとんどの放送を
観て来たので、今お世話になっている音楽事務所にチケットをおねだりして
生でファイナルを観て参りました。

▼事務所が用意してくれたチケットは何と「セレブリティー招待席」の1列目!!
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▼「プレミア・エントランス」から会場に入り、ステージは目の前!
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▼審査員席はすぐ横!
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私の横のレーンや背後には、出場者二人の家族や親戚の方達が座っていたので、
何だか気持ちがシンクロしてしまって、関係者のような気持ちで観ました。

おまけにゲストは、先日国歌を歌った時に主賓でスピーチをされた
Lui Tuck Yew大臣だったので、1人で大盛り上がり。
失礼にも手を振ってしまいました(笑)

司会のGurmit Singhは、CMブレイクの時は私の横に座ってたりしましたよ。

1列目だけに、TVにガンガン映ってしまって、
今日、「昨日、あなた会場に行ったでしょ? TV観たわよ〜!」と
結構色々な人に言われました。恐るべし、全国放送!

Indoor Stadiumの客席はほぼ埋まって、8,000人の集客があり、
国民の関心度の高さを感じました。

さて、問題の決勝は、
22才のマレー系男子のSezairi Sezali (山本山みたいな名前なんだけど)と、
21才のフィリピン&ユーラシアン(アジア人とヨーロピアンのミックス)の
ミックスの女子、Sylvia Ratonelの一騎打ち。

各自、2曲の自由曲と審査員のKen Limが作曲した楽曲、
"Touched by an angel"の計3曲を歌いました。
優勝者は、この楽曲でシングル・デビューする事が決まっています。

シルヴィアは、"Mercy"(Duffy)と"Yellow"(Coldplay)
セザイリは、"Crazy"(Aerosmith) と"Virtual Insanity"(Jamiroquai)
を、自由曲として歌いました。

全て知っている曲だったし、決勝に至る前に既に歌っている楽曲だったので
(一番得意で好評だった曲をぶつけてきたという事ですね)、
オリジナルと、また彼らの前のパフォーマンスとも違いを比べる事が出来て
面白かったです。

まず、驚いたのが、Media Corpの小さな会場でずっと歌ってきた彼らが、
この規模の会場での歌い方、見せ方が、完璧に出来ていたということ。
もちろんプロの指導もあるのでしょうが、未経験の彼らがここまで出来る事に、
お姉さんとしては、もう何だか目がウルウルしてしまいました。
ダンサーも付いて、実に見応えのあるパフォーマンスでした。

二人とも本当にキレイになった!本当にカッコよくなった!
自分の長所、個性を最大限に生かして、
「最高のエンターテイメントをお客様に提供する」という意気込みが
きちんと伝わってきました。
審査員も、「これはコンテストというより、プロのショーを観ているようだ」と、
感心していました。

審査員評価は、1曲目はシルヴィアに軍配が上がり、
2曲目はセザイリの方に上がった。
そして、デビューシングルとなる"Touched by an angel"。
TVには映っていなかったけど、セザイリの歌のエンディングで、
作曲者である、あの辛口のKen Limが笑顔で拍手をしているのを見て、
「決まったな」と私は思いました。

ショーが始まる前に、司会者がそれぞれのサポーターの熱意を
拍手で確かめたりしていたのですが、会場は圧倒的にシルヴィアの
支持者の方が多かったのです。
今年は、女子チャンピオンが誕生するという下馬評が多く、
みんながそれに向かって進んでいるという雰囲気でした。

ところが、セザイリののびのびとした歌と独自のパフォーマンスに、
観客は完全に彼に魅了されてしまい、拍手が鳴り止まないのです。
私自身もやはり今年は女子チャンピオンが出て欲しいと願っていたし、
シルヴィアはそれに匹敵する逸材と思っていたのですが、
「これだけの歌を歌われたら文句ないわ。ヤラレタ!」と、
気持ちが動かされ、私は、すぐ側にいらっしゃるセザイリのご両親に、
思わず拍手を贈ってしまいました。
ご両親は息子のベストを尽くした姿を見て、
結果が出る前から既に泣いておられました。

視聴者から見ると、セザイリのサポーターの方が会場には多かったと
思える光景ですが、そうではないのです。引っくり返ったのです!
シルヴィアのサポーターの方が多かったのですよ。

審査員のDickが、
「今年は誰もが女の子がチャンピオンになると思っていた。
 しかし君はここまで残った。そして君は歌手というだけではなく、
 "ミュージシャンシップ"というものを我々に見せてくれた。
 ご覧なさい。みんなが君のパフォーマンスに心を動かされている。
 事実、僕もだ!」とコメントしました。

作曲者のKen Limは、
「この曲は女性が歌う事を意識して作った。
 しかし君は完全に自分のものにして歌っている。この曲を表現するにあたって、
 音楽的には君の方がシルヴィアよりも上だ」と、コメントしました。

そして結果は、セザイリの優勝!
審査員は批評する事は出来ても投票権はありません。
もちろん彼らのコメントは、投票に影響する訳ですが、
国民はセザイリを支持したのです。
予想を完全に覆し、シルヴィアに投票しようとしていた人が、
セザイリに入れたと思えるような結果となりました。
こういうのは、本当に痛快です。
ステージには音楽の神様がやっぱり居るんだわ...と思った瞬間でした。

二人の決戦以外に、初代チャンピオンのTaufik Batisahのライブ、
2代目チャンピオンのHady Mirzaもライブを行い、
最終13組に残ったコンテスタント達のパフォーマンスもありました。

また、フィリピンのChariceがゲストで出演。
彼女のライブを生で観る事が出来たのはラッキーでした。
昨年ラスベガスで行われたDavid FosterのライブDVDを父が持っていて、
そこに出演していた彼女の歌を聴いて度肝を抜かれて以来、
You tubeで彼女の歌を結構チェックしてしまいました。
フィリピンの神童と呼ばれ、若干17才の彼女。
いやあ、凄かったです。観客、総立ちになりました。
皆さんもYou tubeでチェックしてみて下さい。腰抜かしますよ。

そんなこんなで、大興奮の内に終了したファイナル。
セザイリについて触れてばかりなので、
シルヴィアについてコメントするとすると...。

「初の女子チャンピオン」になり得るかもしれないという重い十字架は、
彼女にとって、どれだけプレッシャーだったことでしょう。
同時に油断もしたのかもしれません。
1曲目の"Mercy"は表現仕切れていましたが、
残りのバラード2曲は、完全に気負いが歌に出てしまっていました。
技術的にも、マイクのボリュームコントロールや、
言葉の切リ方がイマイチ上手く出来ず、聴き取りにくかった。
感情的になり過ぎて、歌が揺れてしまったのです。

優勝候補だったTabithaを押さえTop2に残った回の、
シルヴィアのパフォーマンスは最高でした。
彼女はもっと歌えたはずなのです。
つまりこういう場合、追われる方より追う方が心情的には有利です。

歌い手が人々を感動させようと思って歌った時、人々は感動しません。
感動する歌は、歌い手が自分に打ち勝ち、冷静に歌をコントロール出来た上に
成り立つものなのだと思います。
その現実を目の当たりにしたようでした。

最後に、TVを観ていた方に、TVには映らなかった事実を...

コンテストを終えて、結果発表までに30分のニュースのブレイクタイムが
ありましたが、その間、Tabithaを含め落選したコンテスタント3人それぞれの
ライブが行われました。また、Hadyもこの間にもう1曲歌っています。

ショーが終わった後、Tabithaのお母さんが、
「セザイリのお母さんにお祝いを言わなくっちゃ!」と、
私の側でキャピキャピ話していて、とても可愛かったですよ。

▼ショーが終わった後のIndoor Stadiumです。
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セザイリはユニバーサルと契約し、来年の4月、5月頃に
アルバムをリリースします。
どのような形で、世の中に出て来るのか...楽しみですね!

以上、シンガポールよりsachiyoのレポートでした(笑)

2009年12月08日

両国国歌独唱終了でございます。

無事に終わりました〜。
いやあ〜緊張しましたー(^_^;)

前日にブログで結構偉そうな事を書いて、自分を追い込んでおりましたが、
自分的にはまずまずの出来でした。

今回のように2曲のみ。合わせて3分足らず。しかもアカペラ。
こういう状況は、もう瞬発力と集中力の極地。
歌手というよりは、アスリートに近いです。

自分のコンディションを正直に話すと、
実はかなり制限がかかった状態で臨んだステージでした。
お恥ずかしい話、3日前より熱を出し、喉に炎症を起こして膿みが出てました。
長い歌手人生、どんなに健康管理に気をつけていても、
こういう事が起こる事はあります。
いつもこの様な状況に立たされた時、
私が信頼しているレコーディング・エンジニアが
言ってくれた言葉を思い出します。

「プロというのは、制限がかかった時にどれだけやれるのかという事に尽きます。」

今、出来る精一杯のコントロールと、自分の描いたストーリーを信じること、
そして何より「伝えたい」という強い気持ちを持って歌うこと。
技術的には、自分の力を100%出し切れませんでしたが、
お客様の反応を拝見するに、私が求められていた任務は、
無事に果たせたのではないかと思っています。

衣装は、ROUROUさんがこちらに来る際にプレゼントして下さった、
リトル・インディアで買い付けた生地で作った着物スリーブドレス。
"Singapore Festival 06"の時に「日星融合」をテーマに制作したこのドレスが、
今回の主旨に一番相応しいと思い、選びました。

"Majulah Singapura"を歌って、一番嬉しかったのは、
シンガポール政府機関よりマレー語の発音が完璧だったと言って頂けたこと。

特に、ステージ袖に居たFullerton hotel(会場)のバンケットマネージャーが、
マレー人の方だったのですが、"Majulah Singapura"を歌い終わって、
一度ステージ袖に戻った時に、こう言ってくれました。
「完璧な発音でした! 特に"Berjaya"の"Ber"の発音は、
 シンガポーリアンでも出来ない人が多いんですよ。100点満点です!」

そう、その"Be"(ベとブの間の発音)と、"r"の舌を巻く発音のコンビネーションは、
この2週間位マレー人を捕まえちゃー(スタッフやタクシーのおっちゃんなど)
「私の発音ちゃんと出来てるかどうか、聞いて下さい。」とお願いして来たので、
そこを指摘されたら、たまりません(笑)

他の大使館からも、その国のナショナルデーで両国国歌斉唱をして欲しいとか、
「あんなにエモーショナルな国歌の歌い方はどうやって出来るのか教えて欲しい。」
と、シンガポール政府の方々から、電話番号を聞かれました...。

また、全てのシンガポーリアン出席者が、きちんと背筋を正して、
直立不動で聞いて下さる様子が印象的でした。
シンガポーリアンの「国歌」に対する想いは、非常に重いと再認識しました。
歴史的な背景や、私が子供の頃に味わった体験を考えると、
公式イベントで、日本人が歌う"Majulah Singapura"にシンガポール政府機関が
耳を傾けて下さるという事は、とてつもない事なのだと思いました。

また「君が代」の方は、意気揚々と歌う"Majulah Singapura"に比べ、
厳かに粛々とした気持ちで歌う事を心掛けました。
言葉の意味を考えて、ブレスする場所に非常に気を配ったので、
「"さざれ石の"を、"さざれ"と"石の"の、間で切る人が多いけれど、
 あれは"細石"(さざれいし)という一つの単語なので、区切らなかったのは
 意味をちゃんと踏まえて歌っているのですね。」と、こちらの意図を読んで下さった
 意見も聞かれました。
歌っている時に、一緒に歌って下さった方々も居て、心強かったです。

帰国子女として帰国し、なかなか日本に馴染めず、一時は日本が大嫌いになり、
その時代を乗り越え、日本人である事を誇れる自分になってから、
歌った「君が代」は感動的でさえありました。

両国国歌を歌い終えた時の山中日本大使夫妻の笑顔が何より嬉しく、
直々に私を指名をして下さった大使のご期待に応える事が出来、
本当によかったです。
私の立場を大事にして下さった舞台設定に心より感謝します。

そして、よい環境を整えて下さり、細部に渡って気を遣って下さった、
在星日本大使館のスタッフの皆様にお礼を申し上げます。

これからも奢らず、高ぶらず、謙虚に音楽人生を突き進んで行きたいと思います。
応援、ありがとうございました。

▼本番後に両親と撮った写真です。
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2009年12月06日

両国国歌独唱

さて、12月7日、いよいよ明日となりました。
在星日本大使館主催による「天皇誕生日及び即位20周年祝賀レセプション」にて、
両国国歌斉唱を行います。

早いもので、シンガポールに移って、8ヶ月になりました。
その間、2つのイベントに出演の予定がありましたが、
どちらもキャンセルになり、今年も終わり間近になって、
ようやくのシンガポール初ライブがこの国歌斉唱です。

両国(日本とシンガポール)国歌斉唱を一人の歌手が行う事は、
世界的にもあまり例がないようで、とても名誉あることです。

シンガポール国歌、"Majulah Singapura"の歌詞はマレー語です。
シンガポールはマレーシアから分離独立した経緯があり、
歴史的、政治的な理由から、国歌はマレー語となりました。
私は、シンガポールに来た4才の時、現在のMedia Corp(当時のSBC)のTV放送は、
毎日国歌で始まり、国歌で終えていたのを、昨日の事のように覚えています。

また、我が母校シンガポール日本人学校では、
"Majulah Singapura"と"君が代"、そして"校歌"。
この3曲を1セットにして、あらゆる行事で生徒に歌わせる事を義務づけました。
お陰で、私は難なく"Majulah Singapura"を歌う事が出来るようになりました。

歌手になり、日本とシンガポールの音楽親善大使的な活動も
させて頂くようになって、"Majulah Singapura"を歌う機会は何度かありました。
子供の頃は意味も分からず、カタカナで覚えていた国歌を、
プロとして人前で歌う為に、マレー語として理解した時に、
単語の区切り方がかなり間違っていた事がわかり、笑ってしまいました。

マリキタラ ヤシンガプラサ マサマムヌージュ
私は子供の頃にこうやって歌っていましたが、

マリキタ ラヤ シンガプラ サマサマ ムヌジュ
実際はこちらが正解でした(笑)

しかも、アルファベットにしたら、
Mari kita rakyat Singapura sama-sama menuju

ラヤには"k"も"t"も付くし、"menuju"の"e"の発音は、
「メ」と「ム」の間の音なので、カタカナ通りには発音しません。
習慣というのは恐ろしいもので、矯正するのはかなり大変でした。

そして今回、「君が代」を歌手として、初めて歌います。
「君が代」はその内容に対して、色々な意見が聞かれますが、
私は一つの楽曲として捉えると、音楽的にはとても好きな曲です。
今回歌う為に、色々研究しましたが、いやあ、歌うのは本当に難しい。
かなり歌唱力が試される国歌ですね。

私は「日本人」という看板を今以上に認識せざるを得ない時代に、
シンガポールで育ったので、この二つの国歌を歌う事は、
言葉に出来ない色々な想いがあります。
様々な情景が私の脳裏に浮かびます。
正直、涙が出る想いです。そして、とても重い。

日本人の歌手が、単発的に外国の国歌を歌うのとは明らかに違う
"Majulah Singapura"を。
そして、祖国を常に外国からみつめて来た日本人歌手が歌う「君が代」を。
私は表現したいと思います。

私にしか歌えない国歌が歌えますように...。
キックオフは、明日シンガポール時間19:00、日本時間では20:00から。
皆さん、応援して下さい!

2009年12月02日

Speech Level Singing

みなさんは、"Seth Riggs"という人をご存知ですか?
私がこの名前を知ったのは、今から20年近く前。
歌手の広瀬香美さんが彼のオーディションに合格した、
最初の東洋人であるという話を聞いた時に知りました。

Seth Riggs氏は、一般的にはマイケル・ジャクソンの
ヴォイストレーナーとして知られていて、
世界で最も成功したヴォーカル・コーチだと言われています。
マイケル以外にも彼のクライアントには、
スティービー・ワンダー、ナタリー・コール等、
120人以上のグラミー受賞者がいます。

このSeth Riggs氏が発案したテクニックが「Speech Level Singing」。
このメソッドを受け継ぎ、Seth Riggsが最も信頼を置いているという
最高レベルのインストラクター、Jeffrey Skouson氏が来星するというので、
「これは行かなくっちゃっ!!」と、マスタークラスを受講しに行って来ました。

サンテックのコンベンションルームの一室で、総勢70名位だったかな?
何と途中1時間半のお昼休憩を挟んで、7時間の講習を受けました。

「英語が理解出来ない人?」と聞かれ、誰も手をあげない、ここはシンガポール。
「今回はアジアツアーで、台湾、韓国、日本、そしてシンガポールに来た訳ですが、
一番話が早そうだ。皆さんは聞いていると、"a kind of same language"を
話してるようだし...」という言葉から始まり、全員の大爆笑から講義は始まりました。
"Singlish"は、そう聞こえるよねえ。

この"Speech Level Singing"、つまり「話すように歌う」。
声帯や体に負担をかけないで、如何に奇跡のような声を作り出すのか、
時には図解し、デモも聴かせ、非常に理論的に講義は進んで行きました。

シンガポーリアンは、こういう場合、とにかく積極的です。
山のように質問し、時には過剰なまでに自分をアピールします。
私は「そうか、そういう場合、最近の英語ではこう言うのか...
それだけ理論的に声の作り方を説明出来るのは凄いなあ〜はぁ〜...」と、
ひたすら感心するばかりで、質問の粋にまで行かなかったです.....反省(T_T)

「これだけ質の高い質問ばかり出るのは、シンガポールとは凄い国だ!!」と
Jeffも感心仕切りです。
途中、John Lee氏(日本では、Dick Lee氏の弟さんと言ったらわかり易いかな?)
率いるVocaluptuousのメンバーも全員参加していたので、
彼らのパフォーマンスもあったり、12才の男の子が天使のような声で
MJの"Ben"を歌ったりして、非常に楽しいクラスでした。

他にも何人かが指されて、ステージ上で実践的にトレーニングを施されました。
Jeffは瞬時にして、その人の音域、特性、弱点を掴み、
次から次へと修正して行きます。
ものの数分で、弱点が劇的に直っていく様子を見ると、感動さえ覚えました。
しかし、ステージに上がる希望者多しで、入り込む事が出来ず残念。
ちょっとシャイだったかも...もっとアピールすべきだったなあ。
私も日本の生活長くて日本人になったか...?(笑)

それにしても、世界レベルの発声法を間近で学べたのは、本当に勉強になりました。
私もまだまだ未熟ですが、今の歌が歌えるようになるまで、何年もかかりました。
長くキラキラとした声を保てるように、きちんとした発声法で精進しようと思います。
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2009年11月06日

本田美奈子. さん

時折、仕事がきつい時や、歌に行き詰まった時に、聴く歌があります。
それは本田美奈子.さんの歌です。

生きていれば、彼女は私と同じ年でした。
実は私は、高校、大学の時に原宿や渋谷でナンパされたりすると、
「本田美奈子に似ているね」と言われて、声を掛けられる事がよくありました。
はい、すみません...。異論は色々あるでしょうけれど...(笑)
当時の私の身長と体重は162cm、43kg。
彼女と全く同じ体型だったのです。

顔はずっと彼女の方が小さいし、可愛らしいけれど、
当時は私もかなり痩せていたので、
自分でも「目」は少し似ているかもしれないなあと、思ったりしました。
カラオケに行っても、決まって周囲にリクエストされるのは、
「1986年のマリリン」ばかり。
しかし、同じ細く高い彼女の歌は、実際私にとって歌い易く、
そんな事から彼女に興味を持ち、レコードを買ったり、TVで放送される
彼女のライブをよく観たりしました。
彼女はライブで、オリジナル以外に演歌や洋楽のカバーを歌う事が多く、
歌手として高い自意識を持っていて、色々な歌を歌いこなしたいと
思っているのではないか...等と思ったりしました。
当時の私はかなりハードロック志向で、
ゲイリー・ムーアのアルバム何かをよく聴いていたのですが、
そのゲイリー・ムーアが彼女に楽曲提供したのは私にとっては衝撃的でした。
「The Cross〜愛の十字架〜」という楽曲で、私はレコードを買いに行き、
よく一緒に歌ったものです。

自分で初めてチケットを買って観に行ったミュージカルが「ミス・サイゴン」でした。
本田美奈子.さんが主演だったからです。
もの凄く観たいと思いました。
92年の事でした。

その時の彼女の歌と演技力に度肝を抜かれました。
なんという声。なんという迫力。
歌の向こうに、たくさんの努力がはっきりと見えました。
人間は、努力すれば、こんな声が出せるようになるのだと。
興奮で体の震えが止まりませんでした。

私も音楽の世界で歌を歌うようになると、彼女と接したとか、
彼女と仕事を共にしたといった人から、彼女の話を聞く事もありました。
とにかく周囲への気配りを忘れないやさしい人。
恐ろしい程の根性の持ち主で努力家だと、
みなさん、口々におっしゃっていました。

クラシックとポップスの融合という新しい境地を開いて、
数々の名唱を彼女は残しました。
中でも「アメイジング・グレイス」は群を抜いています。
ちょっとやそっとでは歌えない曲です。
この曲は、あらゆる角度から分析し、血がにじむ程の努力をして、
何百回、何千回と練習し、全てを超えた上で心を裸にする事が出来た人でなければ、
私は歌ってはいけないと思っているのですが、
彼女の歌う「アメイジング・グレイス」は、正にその見本と言えます。

これから、という時に本田美奈子.さんは亡くなりました。
2005年の事でした。
お葬式をTVで観ました。
お友達の南野陽子さんが、
「私を筆頭に、歌も上手じゃなくて、努力も足りない...そんな人が一杯いるのに
「何で?」って...すごく思う。」と、言っていたのがとても印象的でした。

歌いたかったのに、歌えなかった人がいる。
生きたかったのに、生きることが出来なかった人がいる。

私は歌える。私は生きているし、歌を歌える。
私の抱えている悩みは、歌える上での悩みだと。
私が行き詰まった時に、リアルに胸に響き、堪える歌が、
本田美奈子.さんの歌なのです。

私には今、ある一つの具体的な目標があります。
プロジェクトが動き出しました。
制作作業に入っています。
結構苦しいです。地味な作業が続いています。
しかし、このプロジェクトが実現した時、
私は歌手としての夢を、一つ形にする事が出来るのです。
最良の形にする為にも、努力を惜しまずがんばろうと思っています。
そして、協力してくれるスタッフへの気遣いを忘れないようにしようと思います。
彼女のように。
私の勝手な想いですが...。

今日11月6日は、本田美奈子.さんの命日ですね。
どうぞ安らかに...。
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2009年09月29日

Asia On The Edge

こんにちは。
まず、先日ご案内したサイトのshopのオーダーについてですが、
形式を変えて復活しましたのでお知らせします。
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
CD、またぜひお買い求め下さいね。

さて、シンガポールはF1 Seasonが終わり、街が少し穏やかになりました。
私も行くかどうか悩みましたが、結局、仕事をしながら自宅のTVで観戦しました。
昨年の初開催の時に比べると、少しトーンダウンした感じでしたが、
それでも関連イベントのチケットは全てSold Out。
中でも、世界中のスーパーアーティストが来星して行われたF1 Rocksは、
3万人を動員したそうです。
私もTVで観ましたが、Beyonceやっぱり凄い迫力!!
私がBeyonce絡みで、最後に見たのは渡辺直美さんのものまね(!?)だったので、
やっぱり本物は凄いですね!(笑)

私はF1関連イベントではSingapore Seafood Republicでお馴染みのM・R・Sさんに
ご招待頂いて、Asia On The Edgeというアート・フェスティバルに行って来ました。
M・R・Sさんは、シンガポールのレストランを日本にオープンしただけではなく、
博多らーめん由丸をシンガポールに2店舗、展開されています。
今年に入って、こちらで小島社長にお会いするのはもう4度目。
それだけ足繁く通われていて、シンガポール熱が半端じゃない方です。
M・R・SさんはSQさんとのタイアップで、シンガポールのキャンペーンを
開催していらっしゃいますので、日本の皆さんはぜひこちらをチェックしてみて下さいね。

さて、そのイベント"Asia On The Egde"は、アートハウスを中心に開催されました。
このアートハウスは、旧国会議事堂を改装して造られた建物で、
こういう所はシンガポールは本当にフレキシブル。
余談ですが、この中に入っている1827というタイのレストランは
美味しくておしゃれでカップルにおすすめです。
イベントは、様々な分野に別れていて、4日間に渡って開催されたのですが、
私は、"Evolution"と呼ばれるアートパフォーマンスと、
"Jing"と呼ばれるファッション&シアターアート&フードの
コラボレーションイベントを見て参りました。
▼アートハウスの外観
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▼屋外で披露されたパフォーマンス"Evolution"
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▼"Jing"はアジア各国のシェフの料理も楽しめて、日本人シェフも2人来星。
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▼以前は討論を行われた場所にデザートが置かれてました。
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ピアノが置いてあって、キャパと天井の高さが丁度良く、音響良さそうでした!

▼ファッション・パフォーマンスは、上海のモデルさん達が来星して、
 何とランジェリーのショーが行われました。
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▼フィナーレ。モデルさん全員がランジェリー姿だと圧巻です...。
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▼個人的に好きだったのは、Ganiのヴォーカル・パフォーマンス。
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彼のパフォーマンスは、3年前に六本木ヒルズで開催された
シンガポールのイベントでも観ました。
アートハウス主催のイベントには必ず出演しているみたい。
変幻自在のヴォーカルで、アジアを表現する時には必要な人のようです。

シンガポールの文化イベントはユニークで多彩。
常識を超えていて、ワクワクします。
アーティストにとっては、表現出来る場が増えるのは嬉しいこと。
私もライブを開催したいと思っているシンガポールの建築物がたくさんあります。
これから活動するのが楽しみです!!

2009年09月24日

Singapore Idol 3

こんにちは。
私はここの所、英語での長時間のミーティングが連日続いていて、
日本語にスイッチするのに時間がかかるようになって来ましたラー。
しかし、シンガポーリアンはなんでみんなあんなに「lah」つけて話すのだろう。
でも「lah」を付けて喋られると、途端に親近感沸きますけどね。

さて。
「今シンガポールは何が旬?」と聞かれたら、
中秋節の月餅か、明日から開催されるF1か、Singapore Idol 3だと思います。
"Singapore Idol"は、ご存知の通り、"American Idol"のシンガポール版で、
スターを発掘するオーディション番組。
過去に2人のチャンピオンを輩出しており、3年のブランクを経て、
今回が3度目の開催になります。

初代チャンピオンのTaufikは今やアジアのスター、
二代目チャンピオンのHady Mirzaはシンガポールを中心に活躍していて、
今回のシーズン3のゲストとして司会のGurmit Singhと共にホストを務めています。
過去2人ともマレー系男子だったので、今回は初の女子チャンピオン誕生なるかと
注目を集めています。実際、今の所、女の子の方が優勢です。

視聴者参加型のオーディション番組で、
自分がよいと思う出場者に、電話やSMSで番組に直接投票します。
毎週水曜の20:00からオンエア。
すぐに投票を受け付け、22:00には結果発表。
何千人という応募者の中から、昨日の放送で12人にまでしぼられました。

審査員は、日本でもお馴染みのDick Lee氏、
アジアで多岐に渡って活躍しているマルチプロデューサーKen Lim氏、
そしてシンガポールのラジオ局の敏腕プロデューサーFlorence Lian女史の3人。
彼らの批評は投票に反映されるし、国民の投票以外に、
彼ら自身の審査員の決定枠もあるので、非常に重要な立場です。

Dickはミュージシャン的発想から物を言い、
Kenは審査員陣の中で一番辛口なコメントの持ち主、
その間をストレートだけど愛情溢れるコメントで和らげているのがFlorenceで、
バランスの取れている審査員だなあと、毎回楽しく見ています。

中でもKenの痛烈なコメントは見所で、

「今、あなたがここに立っているという事は、今まであなたの周囲には、
 あなたの音痴さ加減を教えてくれる人が誰も居なかったんだね。」とか、

「前回、スターらしい服装を選んで来いとは言ったけれど、
 テーブルクロスを着て来いとは言っていない。」とか、

「コンビニの従業員が、やっとお客さん側になったというレベル。
 スターにはまだほど遠い。」とか、

自分が言われたら泣いちゃうかもしれないけど、しかし非常に的確です。
昨日のオンエアで感心したKenのコメントは、

「あなたは美人だけれど、あなたが一番売りにすべきなのは、容姿ではなく歌唱力。
 可愛い女の子がたまたま歌が上手いというのではなく、
 歌唱力のある女の子がたまたま美人だったという印象に持って行かなくてはならない。
 今日のあなたのステージは、容姿をアピールしたパフォーマンスに過ぎない。」

というもの。「う〜ん。やるなあ。」と、思わず、唸りました。

出場者も、審査員のアドバイスに、TV局側の演出家やヴォイストレーナーの
手ほどきを受け、プロのヘアメイクやスタイリストも付いて、
回を重ねる毎にみんなびっくりする位、キレイに、カッコ良くなっていきます。
昔は、シンガポーリアンはあまり歌唱力のある人は少なかったのですが、
残った12人は粒ぞろいです。

時々、出場者の音程が安定しない時にDickがよく使う単語が"pitchy"。
「ピッチ、音程感が悪い。」という意味ですが、昔は無かった言葉で、
本家の"American Idol"で使われる様になった、最近出来た言葉です。
Dickのコメントを聞いていると、最近の音楽用語やクリエイティブ用語を
英語でどう言うのかがよくわかるので、非常に勉強になります。

8月にスタートしたばかりで、熾烈な争いはまだ始まったばかり。
12月27日のグランドファイナルまで残るのは誰か...楽しみです!!
▼こちらのTV情報誌の"8 days"。番組の出場者が表紙を飾っています。
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2009年05月27日

YAMAHA

電子ピアノを購入しました。
アプライトの生ピアノも持ってますが、だいぶ老朽化して来たし、
今後の事も色々考えて、エレピを購入する事に。
シンガポールの中古売買の状況や新品モデルを色々調べましたが、
私の場合は新品を購入した方がよいと判断。
YAMAHAで電子ピアノを買う事にしました。

お正月にシンガポールに居た際に、既にこちらに来る事を決めていたので、
YAMAHAにカタログを取りに行き、帰国してから同じカタログの日本語版も揃え、
各機種の機能、特徴を比較検討。
ピアノをネットに繋げた際にシンガポールで出来る事は何かを調べ、
更に、"Great Singapore Sale"時期に合わせるようにし、
円の動向をチェックして、円の高い時に円建てで購入しようと、
もう、こういう事になると用意周到のワタクシです(笑)

▼そして、準備万端!!...の時に、入って来たこのチラシ↓
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キターーーーツ!!

セール初日にYAMAHAへと行って参りました。
シンガポールのYAMAHAは、"Plaza Singapura"、
そう、昔シンガポールに居た人には懐かしい、
元「ヤオハン」の6階に入っています。(昔は5階だった記憶が...?)
▼敷地面積が広くなって、立派になったYAMAHAです。
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私は家にピアノの先生に来て頂く事の方が多かったのですが、
このヤオハンのYAMAHAにも2年位通いました。
付いて下さった先生は、カーリーヘアーのファンキーな先生で、
先生のスタジオは、左側の壁一面は西城秀樹さんのポスター、
右一面はバリーマニロウのポスターが所狭しと貼られ、
"Hello〜、sachiyo〜!!"と、いつもノリノリで入って来られる楽しい先生でした。

YAMAHAのエレピは大きく分けて2種類のタイプに分かれます。
グランドピアノの音とタッチにこだわり、
生ピアノの基本性能に近いシンプルなものと、
LANやUSB、マイク等に繋げての録音やアレンジ機能に長け、
ピアノ以外の音色(ギターの弦のかすれる音まで出ます)の再現まで
出来る高性能なもの。
用途や目的が、非常に対照的なので、迷いました。
私は作曲もするし、ライブでピアノも弾くので、両方の機能が欲しいからです。

前者は音が本当に素晴らしい。フルコンを再現したとあって、
鍵盤も良質のむく材で出来ていて、生ピアノに引けを取りません。
後者は「グレードハンマー鍵盤」と銘打っても、中身はプラスティック。
しかし、多彩な機能性を考えると捨てがたい...。
悩みに悩み...2種のエレピのほとんどの操作方法を覚えてしまう位...
結局、3時間も居ました(笑)
営業担当のアレックス君は「もう居たいだけ、いればいいよ!!」と呆れ顔で言い、
「ちょっとトイレ行って来るけど、また戻って来るからね。」と言えば、
「いちいち言わなくていいから!!」と笑われました。

悩んだ結果。
音質に違いはあっても鍵盤のタッチに大きな差を感じなかったので、後者を選ぶ事に。
さすがに最高機種は手が出ずで、中堅所の「CVP-405」を購入しました。
写真は撮っちゃだめと言われたので、こちらをご覧下さい。

大きな買い物は、本当に勇気要りますね。
でも、S$1,800位は得したはず。
この時期限定の、$100の商品券まで頂いちゃったし。
しかし在庫がなくて、来るのはなんと7月だそうです...。
それまで、家のアプライトと最後の時間を楽しむ事にしよう。

2009年03月30日

ありがとうございました!!

昨日のLast live...お越し頂いたお客様、本当にありがとうございました。
全18曲、2時間半に渡る日本最後のライブが終了し、感慨深い思いでおります。

色々な事情があり、十分な環境の中でお聞き頂けなかった事、
申し訳ありませんでした。

それにも関わらず、皆さんには本当に温かく見守って頂きながらの
ステージとなりました。
抱えきれない程のお花とプレゼント...そして真心を頂きました。
今日もたくさんのメールを頂いて...。
私の楽曲を本当に愛して下さって、優しい言葉の数々に涙が出ました。

「最後」と銘打ったライブではありましたが、
何故でしょう...私はまた新たなスタートラインに立ったような、
晴れがましい気持ちでおります。
シンガポールという新しい地で、また一つ一つがんばっていこうと、
皆さんから勇気を頂きました。

打ち上げで、メンバー全員に「次はシンガポールで会おう」と言われました(笑)
大切なミュージシャンへの想い、沙枝ちゃんへの想い、
皆さんの前でお話出来て良かったです。
全員が同じ方向の頂点を目指して...まさに一心同体となった夜でした。
まだ体に余韻が残っています。

体と言えば、今日はあちらこちらが、筋肉痛です。
sachiyoが、あんなに歌って踊るとは、思わなかったでしょ?
私も思いませんでした(笑)
沙枝ちゃんが、引き出してくれたのだと思います。

ちょっと新境地ですね。
ダンス...音楽の幅を広げてくれそうです。
元々、踊るのは好きなのですが、シンガポールに行ったら、
マレーダンスでもやろうかしら?なんて、思ってます。

どうぞ、sachiyo を忘れないで下さい。
私も皆さんを忘れません。
12年間、こんな未熟な私を応援して下さった事、心から感謝します。

またいつか会える日を夢見て、お互いにがんばりましょう!!
お体にはくれぐれも気をつけて。
元気でお過ごし下さい。

▼昨日のセットリストです。
1st set
1) Lah Lah Lah Singapura
2) 花心
3) Suriram
4) 蘭の女
5) ありがとう
6) Asia Major
7) ヨソモノ
8) 波〜semua habis〜

2nd set
1) michelle
2) 変わらないもの
3) Moon Dance
4) 鳳凰
5) I'm here
6) Southern Christmas
7) matahari
8) 心の声

アンコール
・再見
・Sayonara

また会える日まで...再見です!!

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2009年03月28日

Last live...いよいよ明日です!!

sachiyoの日本最後のライブが、いよいよ明日となりました。
今週に入ってからも「満席なのはわかっているけれど、念のため...」とか、
「立ち見でもいいから...」といったお問い合わせを、連日のように頂きました。
その度にお断りをするのが、本当に心苦しく、感謝の気持ちで一杯になりました。

明日は、お席は満席、お立ち見のお客様も一杯の状態でして、
これ以上入って頂くと、危険を伴いますので、本当に申し訳ありませんが、
当日券は販売致しませんので、どうかご了承下さい。

着席のお客様にご連絡です。
明日は全席自由になっておりますが、来て頂いた順番にお座り頂きます。
席を空けずに、前から詰めて座って頂きますよう、よろしくお願い致します。

お立ち見のお客様は、受付カウンター前に並んで頂く事になりますが、
その場所もダンサーの通り道になりますので、
本当に恐縮ですが、一列でお並び頂くよう、よろしくお願い致します。
スタッフが誘導致します。

「日本最後」そして「満員御礼」という、これ以上ないプレッシャー。
WBCのイチロー選手のような気持ちでおります...(T_T)

今回はレギュラーのライブ以上に、リハーサルを重ねて参りました。
メンバー、沙枝ちゃん、私の最後のライブを最高のものにしようと
必死でがんばってくれています。
リハの最中、その真剣な横顔に、何度か泣きそうになりました。

やるだけの事はやりました。
ベストを尽くします。
イチローになります!! (?)
全身全霊をかけて歌いますので、
どうかみなさん、その全てを、観て、聴いて、感じて下さい。

sachiyoはじめ出演者、スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております!!

2009年02月04日

Terima Kasih!!

昨日のマンダラ・ライブにお越し頂いたお客様、
本当にありがとうございました。
たくさんの方にお越し頂いて...心よりお礼申し上げます。

マンダラさんへの出演も最後と思ったら、何だか異常に緊張してしまいました。
ちょっと間違えたりしてしまって...すみません。
「本番」はやはり生もの。「絶対大丈夫」なんて事はないですね。精進します。

昨日はマンダラのピアノが、とても愛おしかったです。
10周年記念ライブで弾き語りをやって以来、1年とちょっと。
指がタッチや特性を覚えてしまって、最初に弾いた頃より弾き易く感じました。
「せっかく仲良くなったのに最後だねえ...」なんて思いながら、弾いてました。

うれしかったこと。
お客様が終始笑顔で居て下さったこと。
「3月の最後のライブ...絶対に来ます!!」と、
言って下さった方が結構いらっしゃったこと。
マンダラのスタッフ皆さんに、温かい言葉をかけて頂いたこと。
最後はみんなで涙目になって、お一人お一人と熱い握手を交わしました。
アンケートの中に「希望」と「出発」という言葉をたくさん見つけたこと。

「お別れ」ではなく「sachiyoの新しいスタート」と受け止めて下さった、
皆さんの懐の広さ、本当に感謝しております。
「来日公演やって下さい!!」なんて言って下さって、
「来日公演...何だかカッコイイ響きですねえ。がんばります!!」と
みんなで笑い合いました。

個人的に嬉しかったのは、両親と弟が来てくれたこと。
うちは、みんな離れ離れで生活しているので、
家族が集結する事は少ないのです。
終わった後の家族の笑顔は、本当に嬉しかった...。

さて、日本でのライブは残り1本となりました。
3月29日のライブ、お問い合わせを多く頂いておりますが、
近日中に詳細をサイトにアップしますので、もう少しお待ち下さいね。
ダンサーさんとの打ち合わせはもう始まってます。
かなり濃いものになりそうですので、ぜひ期待して下さい!!

▼昨日のセットリストです。
1. Matahari 
2. Moon Dance
3. Legenda
4. Makan Paradise Singapore
5. ありがとう
6. 天城越え
7. 心の声
8. Sayonara

本当にありがとうございました!!
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2009年02月02日

いよいよ明日はライブです!!

いよいよ明日、2月3日はライブです!!
節分にライブ...皆さん、ステージに豆を投げたりしないで下さいネ(笑)

事務所の方のご予約は全て締め切りました。
ご予約、本当にありがとうございました。
当日券もございますので、ご都合の付いた方はぜひ会場に直接お越し下さいネ。
ライブの詳細はこちらです。

日本でのライブは、明日を含めあと2本となりました。

南青山マンダラは、たくさんの思い出がある場所です。
1stアルバムの発売記念ライブ、10周年記念ライブもマンダラでした。
monthlyで演らせて頂いた事もありました。
スタッフの気遣いが本当に素晴らしく、いつも気持ちよく歌わせて頂きました。

私の歌を聴いて頂くのは、明日が最後というお客様もいらっしゃると思います。
皆さんの記憶に残るsachiyoの歌が、出来る限りキラキラした歌になりますよう、
精一杯心を込めて歌いたいと思います。

明日マンダラにて、皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。

2008年12月16日

Esplanadeで歌った日

12月13日の藤田恵美さんのEsplanade公演でのミニライブ、
無事に終了しました。
日本からも応援のメッセージ、本当にありがとうございました。
たくさんの方に見守って頂いたライブ、その日の模様をご報告します。
私も記録として残しておきたいので、長くなると思いますがご容赦下さい(笑)。

公演前日はちょっと緊張して、あまり眠れませんでした。
シンガポールで育った私にとって、天下のEsplanadeで歌うという事は、
東京ドームや武道館で歌うより大きな意味を持ちました。

公演当日は割と早起きして、午前中のうちに歌とピアノの練習を終えました。
自宅にピアノがあった事を、こんなに感謝した日はありませんでした。

母が、私と今回スタッフで入ってくれた幼なじみの留美ちゃんと
ヘアメイクさんに、ミニお弁当を作ってくれました。
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15:45に父の車とドライバーを借りて、自宅を出発。
マンションの下まで、父が一緒について来てくれました。
「5日の恵比寿でのライブのように歌う事が出来れば、絶対大丈夫だ。」
と、言ってくれました。父はあの場に居たのです。
車の窓を開けて、ハイタッチをして別れました。

16:30に楽屋入り。
Esplanadeの楽屋は細部に渡って気が利いていて、
トイレにシャワーブースまでありました。
ドアに張ってある「SACHIYO」の名前を誇らしく思いました。
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17:20に係の方が呼びにいらっしゃいました。
遠く長い、廊下や階段を歩いて、Concert Hallに入りました。
大きくて厳かなホール。
シンガポール随一と言われている最高の音響施設と照明。
何と言う天井の高さ。
何度か公演を観に来た事がありましたが、ここで自分が歌うのだと思うと、
めまいがしました。

ステージでは、恵美さんがリハーサルの終盤を迎えていました。
客席で終了を待っている私を見つけると、去年と変わらない温かい笑顔で、
ステージから両手で手を振って下さいました。
色々な心配をしていた私は、スッと胸が軽くなるのを感じました。

「sachiyoさんどうぞ。」
ステージに上がり、途方もなく広い客席と遠いPAさん達を見つめました。
今年、二度目のスタインウェイ。
鍵盤に触れると何という柔らかい音...その音のこぼれ方は空中を舞うようでした。
ひと度、歌を歌えば、今まで私が聴いた事のない響きが会場中を包みました。

恵美さんのマネージャーの関本さんが、演奏の環境作りに、
色々とお世話をして下さいました。
恵美さん同様、昨年と変わらない温かなお人柄で気遣ってくれました。
ミュージシャンやスタッフの方も..手助けをして下さいました。
ご自分達の事でお忙しいでしょうに...頭が下がる思いでした。

リハを終えて楽屋に戻ろうとした時、恵美さんとお会いしました。
「今回は、ばたばたしてしまって、ゆっくりお話が出来なくてごめんなさい。
 sachiyoさんが教えてくれた"Singapura"、今日歌わせて頂きますね。」
彼女はその一言を言うために、私の戻りを待っていてくれたのだとわかりました。
目頭が熱くなりました。

楽屋に戻って、ヘアメイクを施して貰いました。
今回は、Tokoさんという日本人のスタイリストさんに付いて頂いたので、
とてもリラックスする事が出来ました。
それに加えて、実はBVLGARIさんからも宝石のお貸し出しがあり、
総額ウン万のネックレスとピアスと指輪を付けさせて貰いました。
正直怖かったのですが、簡単に身につけられるものではないので嬉しかったです。
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5日の恵比寿でのライブで着た紫のインドのチュニック。
マレー風のヘアスタイルに、髪には蘭の花。
まさにシンガポール風の出立ちを作り、あっという間に、本番10分前を迎えました。
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バックステージに立ち、モニターでお客様の入り具合を見つめると、
鼓動が早くなるのを感じました。
緊張しないように、自分を沈めて、深呼吸しました。

19:30本番。MCさんが、私のプロフィールを紹介して下さいました。
"...Here is the Musical Ambassador for Japan and Singapore.
Please welcome, Ms.sachiyo!!"
最後のメッセージと共に、ステージに足を踏み入れました。
1,700人近くの観衆。
さざ波のような、今まで私が受けた事のない、大きな拍手に体が包まれました。

ペコっとおじぎをして、ピアノに座りました。
鍵盤に指を置いて、一瞬、目を閉じて、演奏に入りました。
一曲目は「花」。
日本語と中国語で歌いました。
出だしは声が震えてしまいましたが、徐々に落ち着きを取り戻す事が出来ました。

1曲終えて、拍手。
MCマイクを手に取って、ピアノの前に立って、ご挨拶しました。

Good Evening Ladies & Gentlemen.
大家好.
Selamat Petang.
こんばんは。
いつもの4カ国語でのご挨拶です。
以下、英語で話しましたが、日本語でご紹介します。

私はsachiyoと申します。
100%純粋な日本人ですが、シンガポールで育ちました。
Esplanade,Singapore...私の母国で歌を歌わせて頂く機会を
私に下さった藤田恵美さんに心より感謝します。
もう1曲、皆さんに聴いて頂きたいと思っている曲は私のオリジナルです。
タイトルは、日本語では「心の声」、英語では"The voice of your heart"と言います。
シンガポールは多民族国家です。
様々な人種、様々な文化、そしてたくさんの生き方があります。
重要な事は、この多くの選択肢の中で、
あなたが何を選び、どんな生き方をするかということです。
自分を信じ、自分の「心の声」に忠実に、自分自身の人生をつくって下さい。
この曲の歌詞は日本語ですが、この様なメッセージが含まれています。
気に入って頂けたら嬉しいです。

客席は真っ暗で何も見えませんでしたが、
最前列の席の方が、皆さん笑顔になって下さったのはわかりました。
「伝わった!!」
そう実感して、「心の声」を精一杯歌いました。
長くも感じ、短くも感じました。
集中力が途切れないように、ただひたすら鍵盤を追いました。
いつも思う様に弾けない、間奏のピアノソロ。
「ああ、だめだ」と思ってしまう弱い自分を捨て去って、
「私はできる、私はできる」と心に念じて弾きました。
譜面から目を離せず、お客様の顔を見る事が出来なかったので、
とにかく笑顔で歌いました。とにかく笑顔で歌いました。
会場一杯に響き渡る、私の歌、言葉、ピアノ。
曲の終了間際、早く終わって欲しい、終わらないで欲しい、と気持ちが交錯しました。
最後の一音を弾き終えると、恐らく私の人生で一番大きな、大きな拍手を頂きました。
4カ国語でお礼を言い、ステージを後にしました。

バックステージに戻ると、恵美さんとミュージシャンが
「お疲れさま!!」と言って、皆さん拍手で迎え入れて下さいました。
「ありがとうございます。本当にありがとうございます。
どうぞ、集中して下さい。がんばって下さい!!」
そう答えて、皆さんがステージに向かうのを見届けると、
思わずスタッフの留美ちゃんに「終わったよ〜」と言って、へなへなと抱きつきました。
「よくがんばった。よくがんばった。」彼女はそう言って、
私の背中をぽんぽんと叩いてくれました。
涙が出ました...。

演奏を終えるとすぐに、インタビューがあったので、
"Stage Door"と呼ばれる、出演者ロビーに戻りました。
こちらの総合メディアのCOMMのMDのレオナ君とDJの坂本さんが、
「お疲れさまでした。素晴らしかったです!!」と、私を笑顔で受け入れて下さいました。
その日、最初に聴いた客観的な意見に、思わず顔がほころびました。
Esplanade内では様々な舞台が行われていて、
"Stage Door"はたくさんの出演者が横行する場所なので、
録音は笑ってしまう位難航しましたが、年明けに放送される、
新年のご挨拶インタビュー、無事に録り終える事が出来ました。
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その際、そこに居た出演者の1人の女の子が、
小道具で使ったと思われる、ガーベラの花を私にくれました。
私も髪に差していたデンファレを取って、彼女にお返ししました。
優しい一時でした。
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インタビューを終えると、楽屋に戻って、母のお弁当を食べました。
心に染みました。
日本茶の温かさに、癒されました。
楽屋に備えられているスピーカーから流れる恵美さんの歌声に、
この曲はああだね、こうだねとスタッフみんなで盛り上がりました。
「ひだまりの詩」...去年、デュエットさせて貰ったなあ...。
「Singapura」...歌い出されると、客席から拍手が起きて...よかったと思いました。
MC全編を英語で話され、中国語の歌も披露されて、
私が言うのはおこがましいのですが、2度目のEsplanade公演を十分に自覚されて、
努力されている事がよくわかりました。
彼女の、感情を外に出すのではなく、内包させる歌い方は、
悲しい事も苦しい事も...様々な経験を経た、大人の女性でなければ出来ない事です。
本当に素晴らしいです。

二度のアンコールを含め、全ての演奏が終了するのを見計らって、ロビーに向かいました。
お客様の間を通って行かなくてはならなかったので、
たくさんの視線が私に向けられました。写真もたくさん撮られました。
どうにかこうにかロビーにつくと、恵美さんのCDの販売とサイン会が始まっていました。
凄い行列。恵美さん、さすがだな〜と見つめていると...どうでしょう。
皆さん、私のCDもたくさん買ってくれているのです。
私自身のサイン会は用意していなかったのですが、
CDを買って下さった方達の為に、急遽、立ったままCDにサインを始めました。
1人で何枚も買って下さる方。たくさんのフラッシュ。手をふいて握手をしてくれる人。
たった2曲の演奏だったのに...何かが確実に伝わったのだと、実感しました。
皆さん、口々に「二曲目のオリジナルが素晴らしかった。」
「今度、シンガポールでコンサートをするのはいつ?」と、言って下さいました。
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サイン会も終了し、お客様も居なくなり、関係者だけになって、
最後に記念に恵美さんと一緒に写真を撮らせて頂きました。
楽屋でも色々とお話して、東京で再会する約束をして、握手をして別れました。
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全ての片付けを終えて、夢のようなEsplanadeを後にしました。
留美ちゃんと一緒に、もう1人の幼なじみの大ちゃんのワインバーで打ち上げをしました。
バーにはライブに来て下さったお客様達も居て、皆さん温かく迎えて下さいました。
1ヶ月も禁酒をしていたので、ビールがまわるのが早いこと、早いこと(笑)
続いてワインも飲んだら、何だかもうわけがわからなくなって来ました。
かなり酔っぱらってしまい、ふらふらになりながら、留美ちゃんに家まで送って貰いました。
着くなり、ベッドにゴロン。
そこで一瞬、記憶が切れましたが、電気を付けっぱなしにしていたので、
ふと目が覚めると、まだ2時間位しか経っていませんでした。
そこからちゃんと寝支度をして、寝ようと試みましたが、興奮して寝れません。
リハーサルからまた一通り、自分の中でEsplanade公演を行ったら(笑)
あっという間に朝になってしまいました。

しょうがない、起きようとリビングに行くと、既に起きていた両親が、
「もう起きてきたの?早いこと。昨日はがんばったね!!」と言いながら、
2人で拍手をしてくれました。
その拍手で、全てが終わった事を実感し、満足感で胸が一杯になりました。

今回の私のEsplanadeへの出演に関して、様々な方がご協力をして下さっています。
COMMの森会長を始め、気遣って下さった全てのスタッフの方に、お礼を申し上げます。
そして、何よりご自分の大切なコンサートに私が出演する事を承諾して下さった、
藤田恵美さんに心から感謝します。

これは何かのスタートだと感じています。
来年は、私の新しい活動の幕開けになる事を予感しています。
シンガポールは、やはり私の故郷です。
十分に体と喉と心を休めて、2009年に備えたいと思います。
本当にありがとうございました。

2008年12月09日

Belated Terima Kasih!!

12月5日のライブにお越し頂いたお客様...
遅ればせながら、本当にありがとうございました。
ミュージシャンの演奏に、お客様の反応に、
そして自分の内なるものに...とても熱いものを感じる夜でした。
「一体感」とは、こういう事を言うのだなと思いました。

実は今だから言いますが、喉の調子がここ2週間ずっと悪くて、
声が思うように出ず、半べそをかいていたのですが、
母が作ってくれた「しょうが」と「黒糖」の特製ドリンク(↓これです)と、
Ginger_drink.JPG
漢方薬で何とか持ちこたえたという感じでした。
こういう「制限がかかった状態」というのは、精神力が本当に試されますね。
私は、何か起きるにはそこに「理由がある」と考える面倒くさい人間なので、
「神様が私を試しているんだわ!!」とか、ドMな世界まっしぐらですわ...(笑)

試される瞬間を何度も味わって、試行錯誤を試みて...
そしてプロになっていくという事なのでしょうか。

まずお客様にお礼が言いたい。
遠方からお越し頂いた方が一杯いらっしゃって...。
聴いて下さるご姿勢に感動しました。
会場にいらっしゃった方、皆さん全員が味方だと感じました。
ありがとうございました。

ミュージシャンにお礼が言いたい。
とにかく皆さん、素晴らしく大人でプロフェッショナルです。
演奏そのものはもちろんのこと、礼儀やマナー、お心遣い、本当にお見事です。
信頼しています。
ありがとうございます。

そして、会場のart cafe Friendsのスタッフの皆さん。
ご協力ありがとうございました。

今回の初体験。
初めてスタインウェイで弾かせて頂きました。
鍵盤、硬いですね。高島さん、何であんなに弾けるんだろう..。

ベースの大坪さんと、私のピアノと歌で演らせて頂きました。
自分の出来ること...プラスアルファ挑戦してみましたが、
全部受け止めて下さいました。
大坪さんが言いたかったこと...わかって嬉しかったです。

"matahari"をバラードで歌いました。
自分が作った曲に、緊張したの初めてでした。

日本では最後のライブとなりました。
2008年はこれで良し!!と心から思える夜でした。
皆様のお陰です。本当にありがとうございました。

さあ今週末、シンガポールにて、また試される瞬間がやって来ます。
でも、今回のライブで、皆さんから大事なものをたくさん頂いたから...
がんばれそうです。
どうぞ、日本から応援して下さい。
詳細は後程、サイトにアップします。

Although it's been said many times, many ways...
Thank you、謝謝、Terima Kasih、そしてありがとう...to you.

▼今回のセットリストです。

【1st set】
1. 聖夜(Silent Night)〜夜来香
2. Legenda
3. Moon Dance
4. Chan Mari Chan
5. Sky
6. The Christmas Song
7. 再見

【2nd set】
1. 友達の詩
2. more than friends
3. matahari
4. Angelfish
5. ヨソモノ
6. Asia Major
7. Southern Christmas

★アンコール:心の声

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2008年12月06日

ありがとうございました!!

ライブを終えて、今帰宅しました。
心地よい疲労感に包まれております...。
ミュージシャンが素晴らしい!!
お客様も素晴らしい!!
自分で言っちゃうけど、私も素晴らしい!!(笑)...いえ、すみません...。

たくさんの方にお越し頂き、本当に本当にありがとうございました。
皆様の温かい応援の中、日本での最後のライブを
とてもよい形で締めくくる事が出来ました。
遠方からお越しになったお客様もたくさんいらっしゃって、
本当に、心より感謝します。

お話したい事はたくさんあるのですが、この土日は福岡でございます...。
また帰宅したら、改めてお礼を...。
ではでは、Terima Kasih...おやすみなさい。

2008年12月04日

いよいよ明日ライブです。

いよいよ明日、5日はライブです...。
お天気、悪そうですねえ...なんか最近、雨女の傾向で嫌だなあ...。
でも、がんばります!!
今年最後ですから。
しかもクリスマスライブ!!

歌もピアノも準備万端!!(言い切るのはちょっと怖いけど...)
衣装も揃いました。

今回も前回同様、Mumbai SeROUROUさんからお借りしました。
NHKのドラマ「上海タイフーン」で、ショーのハイライトで使われたものです。
ROUROUさんの衣装はいつもピッタリなのですが、
劇中のヒロインがかなり痩せている方だったので、
今回ばかりは入るかどうか心配しました...何とかOK...(笑)

事務所の方のご予約は全て締め切りました。
たくさんのご予約、本当にありがとうございました。
当日券もございますので、ご都合の付いた方は
ぜひ会場に直接お越し下さいネ。

では明日、art cafe Friendsで、皆様にお会い出来るのを楽しみにしております!!

2008年11月27日

リハーサル終了!!

雨が続いて、毎日寒いですね...。
このままどんどん寒くなるのは嫌だなあ...と南国育ちの私は切に思います。

12月5日のライブが近づいて来ました。
全体でのリハーサルを早々と終わり、少し落ち着くも、
やる事がまた山積みになりました...。
ライブのリハは大体、本番2、3日前に行う事が多いですが、
師走時は全員忙しく、10日も前に合わせる事になりました。

ライブの度に、その回のテーマと趣旨、
選曲、曲順、演出、曲毎の楽器編成、演奏の方向性、
全てを自分で決めます。
ライブ以外の事務的な事、突発事項、本番の不安や緊張、コンディション、MC、
そういった演奏以外の事を差し引いて、7割方OKであろうという構成にします。
自分の実力一杯一杯の構成にしてしまうと、何かあった時に、対応仕切れないのです。

別に手を抜いている訳ではなく、きちんとした形でやり遂げること、
お客様がお金を払ってよいと思えるレベルを保つ事、
それがプロフェッショナルだと思うのです。

しかし、クオリティーコントロールしながら、
毎回必ずある種の挑戦を試みます。
同じ楽曲を新しくアレンジし直したり、今までやらなかった事をやってみたり。
アレンジは自分でやったり、ピアノの高島さんにお願いする事が多いです。
高島さんにお願いするのはいつも平均3〜4曲位です。
アレンジしない曲も、毎回全く同じ演奏になる訳ではないので、
新規は3〜4曲位が、自分のやり切れるレベルだろうと...感覚のお話ですが。

「こういう方向性でお願いします」と指定する場合もあれば、
「好きに料理して下さい」と、言う場合もあります。
高島さんは、ピアニストとしての技術が非常に高い方なので、
アレンジは大変高度なものが出来上がります。
何と言うか、歌手としてよりも、一つの楽器になる事を求められます。
決めや仕掛けも多いので、譜面を見っぱなしじゃないと訳わからん...
というようなレベルです。

しかし「ラララ」で歌うならまだしも、歌手には歌詞もあるし、
感情移入して言葉の意味を表現し、
お客様の顔をまんべんなく見ながら歌いあげる等、
やることたくさんあるがな、という感じなので、ほんとに参ります。
挑戦も含めて、7割方OKの構成にしていても、
優に10割いってしまいます。
アレンジして頂いた楽曲を全員でまずちゃっと合わせると、
パーカスの岡部さんが「う〜ん、すばらしい...」と毎回ため息を付く程です。

私は「怖いよ〜」と思う気持ちを必死に押さえ、
これが出来ないヴォーカリストには、こんなアレンジ上がってこないだろう、
信用されてるに違いないわ...と、自分を盛り上げる方に解釈し(笑)
「よ〜し、やったろうじゃん。」と奮起するようにしています。

今回はえらい事にベースの大坪さんにも、私はちょっと挑戦してみます。
やめときゃいいのに、やってみます。
一度合わせてみたら、ハラハラドキドキ。
でも自分が出来ること...更にプラスアルファがんばってみようと思います。

岡部さんには? 岡部さんは挑戦?という形で、接する感じではないんだよなあ。
なんて言ったらいいのか。あの方、私と私の音楽をお見通しなんです。
新曲も聴く前からわかってるって感じで、少し感じ悪いです。
だから、日本が世界に誇る岡部洋一巨匠に対して、
何とな〜く私はいつも意地悪を言いたくなります。
「岡部さん、今回サンタですから。」
「えっ?俺、サンタ?...わかりました。」
何がわかったんだろう...???(笑)

とにもかくにも、全曲並べてみたら、えらい構成になってしまいました。
しかし、メンバーの演奏、凄いです。世界レベルです。
聴いててゾクゾクする。スリリング!!
歌もなあ...ヴォーカルの限界に挑むか...という内容です。
こりゃ、本番までお酒と辛いもの、一切禁止しないと...もたない。

でも。今年日本では最後のライブ。
2008年を素敵に締めくくれるようがんばりますので、
皆様、ぜひ遊びにいらして下さいませ。
ライブの詳細はこちらをどうぞ。

▼「Southern Christmas」の譜面。左が私が書いた原譜。右が高島ヴァージョンです。
Score.JPG

2008年10月21日

Go Japan Matsuri Festivalで歌って来ました!!

一昨日の日曜日、Centralで行われた
"Go Japan Matsuri Festival"でライブを行って来ました。
Centralの1Fの特設ステージで、20:00~1時間のライブ。
お客様はほとんどがシンガポーリアンだったので、
MCは英語で進行しました。
Matsuri_1.JPG
日本のお祭りイベントだったので、
「桜」が描かれた浴衣生地のアオザイの衣装を着ました。
日本の方からも現地の方からも、評判が良かったです。

▼ライブの様子です。
Matsuri_2.JPG

Matsuri_3.JPG
今回はピアノの弾き語りで、
あちらこちらを見ながら歌うのは難しかったのですが、
マレー語の曲を歌う時は、マレー人のお客様の顔を見たり、
中国語の曲を歌う時は、中国系の方を見たり...。
すると皆さんも口を合わせて一緒に歌ってくれてたのがわかって、
とても嬉しかったです。

▼セットリストです。
1.Singapura,Sunny Island
2.Lah Lah Lah Singapura
3.花心
4.蘭の女
5.ありがとう
6.Lagenda
7.Makan Paradise, Singapore
8.Asia Major
9 心の声
10. Sayonara

▼ライブ終了後、サインと写真責めに合いました。
Matsuri_4.JPG
感想を聞いたら、私のマレー語、中国語、
なかなかわかりやすかったみたいですよ。
マレーシアの大スターSheila Majidの曲を歌ったら、
泣いている方も居ました。
4カ国語で歌った事も良かったのかもしれませんが、
私の音楽は、シンガポーリアンにも受け入れて頂けたみたいです。

こちらでのCDの販売もスタートしたし、今回のライブを足掛かりに、
またシンガポールでの活動が広がったら嬉しいな♪♪

CDは紀伊国屋(Ngee Ann City、Lian Court)の両書店で、販売中です。
在星日本人の方々、CD買って下さ~い。
よろしくお願いします!!

2008年10月14日

ラッフルズホテルで歌って来ました!!

一昨日の日曜日、星日文化協会主催のカラオケコンテストにゲスト出演して来ました。
当日は、午後からヘアメイクで入り...
Central の"Go Japan Matsuri Festival"にヘアショーで参加されている
Jeric Salonにヘアメイクをして頂きました。
▼オーナーのJericさんと。
12_Oct_1.JPG
シンガポーリアンのスタイリストさんにヘアメイクをして頂くのは、愛知万博ぶりです。
その時もそうだったんだけど、どうしてもちょっと頭のてっぺんを盛られるんだよなあ(笑)
技術は確かなものでした。ベースメイクをかなりしっかり作られますね。
頭と顔を作った所で、ラッフルズ入り。
▼Jubilee Hall に入る所と、ステージから写したホールです。
12_Oct_2.JPG 12_Oct_3.JPG
コンテストは2時間で、15組が参加されました。
シンガポーリアンによる日本語のカラオケコンテストなのですが、
演歌から宇多田ヒカルさんの最新曲まで、皆さん日本語の曲をよくご存知ですね。
私はゲストコーナーで3曲+アンコールで1曲。
▼sachiyoライブです。日本の風景のバックに衣装が合ってるでしょ。
12_Oct_4.JPG
MCは全編英語で、時折マレー語や中国語を混ぜたら、まあー受けましたよ。
紀伊国屋書店さん(シンガポール店)でのCD販売が決まったので、
「明日から紀伊国屋に行って下さ~い。19日はCentralに全員集合!!」と
Singlishで言ったら、拍手喝采でした。
▼出場者の皆さん全員と記念撮影。
12_Oct_5.JPG
私の隣におられる男性は、スペシャルゲストの山中大使です。
優しくて、素敵な方でした。

終了すると、色々な人に写真を求められました。
皆さん、「絶対、CD買いに行くからね!!」と口々に言って下さって、嬉しかった~。
▼舞踊で出られた星日協会の皆さんや一般のお客様と。
12_Oct_6.JPG 12_Oct_7.JPG
▼最後はお約束の"Singapore Sling"で乾杯。
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父の毛むくじゃらの手と一緒で、ごめんなさい(笑)

とにかく、無事にお役目が果たせて良かったです。
一仕事終わり、次は19日ですね。
連日、現地のメディアの取材のインタビューで、対応に追われてます。
嬉しいのですが、ピアノの練習したいよ~。
でも、とてもありがたい事なので、がんばります!!
また、レポートしますネ!!

2008年09月12日

Terima Kasih!!

昨日の公園通りクラシックスのライブにお越し頂いたお客様、
本当にありがとうございました!!
拍手で迎え入れて下さって、とっても嬉しかったです。
今日は、昨日とは「打って変わって」よいお天気で...。
(昨日のお客様にはおわかり頂けますよね?・笑)

終わってみると、1人万国博覧会みたいな内容で...。
今回はこういう風にしようと色々決め込んだ訳ではないのですが、
結果ああなりました。皆さん、お楽しみ頂けたでしょうか?

昨日のメンバーでの演奏はこれで三度目になります。
バンドとしての一体感が出てきて、私はとても嬉しい。
高島さんの美しいピアノとアレンジ、大坪さんのさりげなさと機転、
岡部さんの懐の深さ、そこにふっと乗っからせて頂くのが、
私にはこの上ない喜びなのです。

ライブの裏ネタを話すと、岡部さんは「鳳凰」柄のTシャツを着て来てくれて、
実は何気に気を使ってくれていて...「鳳凰」は歌わなかったけどネ。
岡部さんは、狭い楽屋でタイガーバームを塗りまくるので、
匂いが充満して、みんなで笑ってました。
私はシンガポールっ子なので、タイガーバームの匂いは
テンション上がりますけどね。

ライブ後、全員で大笑いしたのが、アンコールの「matahari」。
テンポが超高速回転になってしまって、全員「マジかよー、死ぬー」という感じで
汗だくで演奏してました。私も「口が回らない~助けて~」です。
おまけに私はタイトル紹介の時に、「マタハリ」を「マハタリ」と言ってしまって、
笑いをこらえながら、歌に入りました。
ばればれで、後でお客様に突っ込まれましたが...すみません。

アンケートで、衣装についてもお問い合わせがありましたので、
お話するとすると...。
1st setの衣装は、2年前のシンガポール・フェスティバルの際に、
お馴染みROUROUさんがシンガポールのサリー生地を使って、
作って下さったものです。
2nd setの衣装は、インドの民族衣装を現代的にアレンジしたブランド
Mumbai Seのものです。
気分的に、なぜかどちらもインドを意識した衣装になりました。

歌そのものについては、自分的にはまだまだ反省ばかりしてしまうのですが、
でも手応えを感じるライブでした。
皆さんの温かい応援が、ひしひしと伝わりましたヨ。
本当にありがとうございました。

最後に、この場を借りて、今一度ご承知頂きたい事があります。
私達ミュージシャンは、一音も聞き逃さずに、
非常に繊細な音のトーンを大事にして演奏しておりますので、
大きな声でのお喋りは、演奏の妨げになる事があります。
また、フラッシュ撮影は、譜面が真っ白に飛んでしまって
見えなくなってしまいますので、その点をどうぞご理解下さい。
他のお客様のご迷惑にもなりますので、よろしくお願いします。

次回のバンドでのライブは、12月5日(金)を予定しております。
バンドでのクリスマス時期のオリジナルライブは、初めてかもしれません。
次回も趣向を凝らして、がんばりたいと思いますので、
皆さま、またぜひ遊びにいらして下さいネ。
本当にありがとうございました。

▼昨日のセットリストです。
1st
1.阿里山之歌
2.Moon Dance
3.つぐない
4.Sing Sing So
5.infant eyes
6.太陽のあたる場所へ
7.波~semua habis~

2nd
1.天城越え
2.ありがとう
3.Angelfish
4.Ondru Koodi Vaarungal
5.夜来香
6.Asia Major
7.再見
★アンコール:matahari

▼本番直前、リハーサルの模様です。
911photo.JPG

2008年07月23日

Terima kasih!!

昨日のマンダラライブにお越し頂いたお客様、ありがとうございました!!
何だか久しぶりに緊張しちゃいまして、
最初の2曲位は、ペダルを踏む足がプルプル震えておりました...。
弾き語りは、やっぱりまだまだがんばらないとなぁ...という感じです。

理想を言うとキリがないし、反省ばかりしてしまうのですが...。
でも!! 
演らせて頂いてよかったライブでした。

"Asia Major"を自分で弾き語りで演奏するのは、
あのパワフルなバンドサウンドを体感しているせいか、
実はかなり勇気が要る事で...。
バラードを音数少なく表現するのは楽なのですが、
でもグルーブ感とか、疾走感とかを表現する領域に入りたいと思い、
頭の中で岡部さんのパーカスを鳴らしながら、思い切って弾いてみました。
終了後のアンケートの「今日一番よかったと思う曲」という覧に、
"Asia Major"と書いて下さった方がお一人いらっしゃって、
なんて寛大な!!と拝みたくなりました(笑)
ありがとうございます。

あと昨日、7月22日は、私にとってはちょっと特別な日で、
21日は両親の結婚記念日、23日今日は亡くなった友人の命日で、
「ありがとう」と「智へ」を演奏しました。
「智へ」はどうしても感情的になってしまうので、一年に一回しか演奏しません。
リハの時はちょっとどうしようかと思う位、動揺してしまったのですが、
本番は冷静に演奏する事が出来ました。

7月22日は「智へ」を歌うと、1ヶ月前位には決めていましたが、
こういう事を事前に告知するのは嫌で、こういう曲を演奏してよいものかどうかも、
色々と考えてしまいます。
でも、ライブでもお話しましたが、素直に歌いたい曲を歌えばよいのではないか、
そう思って、選曲しました。
真剣に聴いて下さって、本当にありがとうございました。
あと、終了後、たくさんの方にCDを買って頂きました。
心よりお礼を申し上げます。

昨日は他に、ギターデュオのAcousphereさんと、
同じくピアノ弾き語りの新妻由佳子さんも出演されました。
新妻由佳子さんは1月もマンダラでご一緒したのですが、
同じアジア圏で生活をしていたせいか(彼女はタイ)、
何だか昔からの知り合いみたいで、帰国子女的な感覚と、
我が道を行くという感じが似ていて、一緒に居て非常に楽な人です。
彼女にも「sachiyoさんと居ると、うちに居るみたいです〜♪」と可愛く言われ、
何だか新しく妹が出来たような気分です。

終了後、今日はビール飲んじゃっていいだろう!!と思ったので、
モンスーンカフェで、トムヤムヌードルとタイガービール頂いちゃいました。
▼なんて喉に悪い組み合わせ(笑)
Tom&Tiger.JPG
味は美味しかったけど、しかしなぜレモンなんだ!! ライムでしょ、トムヤムは...。
でもライムは、日本だと高価だから、しょうがないのかなぁ。
シンガポールはライムジュースがメチャクチャ美味しい位、豊富なのに。

タイガービール飲んだら止まらなくなって(何が?)、
その後1人でAfter The Sunsetに行って、"sachiyo sling" 飲んじゃいました▼
sachiyo_sling.JPG
これでは、1人シンガポール・フェスティバルだわ(笑)
まあいっか、今年は開催出来なかったしね。

そんなこんなで、昨日は本当にありがとうございました。
▼昨日のセットリストです。
1. Asia Major (原曲:Dick Lee)
2. Southern Christmas
3. いのちの名前 (原曲:久石譲)
4. ありがとう
5. Moon Dance
6. 智へ
7. A Song for you (原曲:Leon Russell)
8. Sayonara (原曲:インドネシア民謡)

8月はちょっと制作に集中して、次回のライブは9月11日、
バンドでのライブを予定しています。
またぜひ遊びにいらして下さいネ!!

2006年12月01日

全国ツアー終了しました!!

ついに、11月は1度もブログをアップしなかった...本当にすみません!!
もう、もう、全国飛び回って、くたくたになっておりました...(T_T)
今月はがんばって、随時アップして行きたいと思います。

という訳で、ツアーの模様を簡単にご紹介しますネ(^_<)
まずは、11月11日、函館。
北国でのライブ、南国育ちの私にはよほど応えるだろうと思いきや、
気温はそんなに低くなかったのですが、雨男の某ベーシストのせいか(!?)
その日函館はどしゃ降りでした。
しかし、函館シンガポール協会の皆さまの温かい心遣いのお陰で、
終始なごやかでアットホームな雰囲気の中、ライブをお送りする事が出来ました。
ライブは2セット入替制。10曲1時間のライブを連続して2回行うのはなかなかハードでしたが、
とっても嬉しい出来事がありました。
この日、誕生日を迎えた私の為に、協会会長が花束を持って壇上に上がって来て下さいました。
大好きなメンバーの演奏で、会場のお客様全員で「ハッピーバースデー」を歌って下さった時は、
思わず涙が出てしまいました。
2セット同じライブをお送りするので、休憩中に「同じ事をするのであれば、花束を
お返しましょうか?」なんて事を協会の方に言うと、「大丈夫ですよ」の一言。
何が大丈夫なんだろう?と思ったら、何と2セット目は今度はケーキを
ご用意して下さっていたのです!! ▼下の写真がその模様です。
hakodate1.JPG hakodate2.JPG
幸せなバースデーライブでした!!(^^)
ライブ終了後の打ち上げの席でも、はこだてビールオリジナルの地ビールや、
函館で取れた新鮮なお魚のお寿司にメンバー全員舌鼓を打ちました。
▼メンバーみんなが大好きになった、はこだて地ビール4種類のお試しセット
hakodate_3.JPG
函館シンガポール協会の皆様、本当にありがとうございました。

続く11月18日、福岡公演。
この日も雨。「もう、増根さん!!」「うるさいなー、as usualでしょー?」
なんて会話をみんなでしつつ、2度目の地方公演、みんななんとなくほぐれてきます。
この日は入替えなしの2セット。函館とはまた少し違う選曲で、行いました。
福岡は父の実家がある事から、親戚の伯母達や小さい頃から私の事を知ってくれている
お客様がたくさん来て下さって、ほんとに嬉しかったとよ。
▼ライブの模様です。
fukuoka_1.JPG fukuoka_2.JPG
で、終了後は、また打ち上げ。福岡も美味しいものがたくさん!!
全国を演奏で駆け回っているパーカスの岡部さんが、地元のお料理に詳しいので、
メニュー選びは、岡部さんが担当です。
ひたすら焼酎を飲んでいるピアノの黒木君とギターの友二さん、なぜか飲み会の最後は
いつも増根さんが熱弁し、岡部さんは食べるのにもっぱら忙しいといった感じです。
▼パインジュースで酔っぱらったか?えびせんくわえた増根さん
mashine.jpg

そして、11月25日、名古屋公演。今年に入って4度目の名古屋入りです。
この日はなんとか雨は免れました(笑)
3公演中、最もハードな1時間半のライブの入替制、25曲を歌いました。
1セット目は、中部シンガポール協会の皆さんで会場は一杯になりました。
シンガポールをよくご存じの皆さんには、函館、福岡とはまた違った選曲でお送りしました。
2セット目のお客様でびっくりしたのは、東京からわざわざ来て下さった方や、
逆に東京のライブに来て下さった事がある名古屋の方達がいらっしゃった事。
その中でも、michelleと過ごしたシンガポールで最初に住んだマンションに、
住んだ事があるという方がいらして、目が点になりました(*_*)
今回、3公演とも「michelle」を歌ったのですが、案外このまま歌い続けて行けば、
本当にmichelleに再会出来るかもしれないなあ...と思った出来事でした。
名古屋公演で残念だったのは、ライブの模様を写した写真のデータが全て消えてしまった事!!
残念!! なので、翌日行った名古屋城の写真を、アップします。紅葉が見事でした▼
DSCF0002.JPG DSCF0010.JPG

3公演を終えてみて思う事は、同じ曲をフレッシュに歌っていく事の難しさを感じたと同時に、
新しい場所でもきちんとした音作りが出来る為に、自分がよいとする音色を的確にエンジニアさんに
伝えられるようにならないといけないと思った事かな。
全会場、様々な年齢層の方にお越し頂きましたが、お客様の反応を伺っていると、
私の音楽はもしかして、年齢に関係せず受け入れて貰えるのかもしれないと思える事が出来、
大きな自信となりました。
初めての地方公演を全て満席で開催する事が出来たのも、主催、後援団体の皆様のお陰で、
本当に心から感謝しています。
そして、メンバーのみんな、未熟な私に素晴らしい演奏を、ありがとう!!
今回のライブを機に、来年も地方での活動が広がって、また皆さんにお会いする事が出来たら
嬉しいです。ご来場頂いたお客様、本当にありがとうございました。