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2010年06月27日

One night escape to Manila

レコーディングが終了して、息をつく暇もなく、
アルバムプロジェクトは進んでいます。

今は、レコーディングした楽曲のミキシング(編集)中。
各楽曲のプロデューサーと連携しながら、曲に適した音を探し求めて行く作業です。
これまた全員超こだわり屋なのでなかなか簡単には行きません。
Rough mixから、1st mix, 2nd mixとデモの時のように、数が増えて行きます。
今回は初めての試みが多く、複雑な録音を行っているので、なかなか難しい。
また、アルバム全曲を把握しているのは私だけなので、常に全体を見ながら、
1曲1曲、音をつくり上げていくのは大変な作業です。

おまけに昨日は終日、ジャケットのフォトシュート。
明日も終日シューティング。
また違った表現力を試されるけれど、面白いです。
常に楽曲のイメージを頭に置きながらポージング。
衣装取っ替え引っ替えで、モデルさんって本当に大変だと思います。

そんな最中、先週は急遽マニラに行って来ました。
フィリピンの音楽家に、とある音楽イベントにご招待頂き、出掛けて来た次第。
お話を頂いたのは前週でしたが、フィリピンというマーケットは、
私の今回のアルバムにも重要な繋がりがあるので、これは行った方がいいと思い、
即決しました。

私もアジアはあちらこちらに行ってますが、フィリピンは初めて。
第一印象は、やはり「危険な国」でした。
マニラ空港は30年以上前に降り立った、シンガポールのパヤレバ空港を思い出しました。
熱気、高い湿度、人々の野性的な目。
空港でのチェックも厳重、ホテルやビルはどこも入り口で手荷物検査されます。
道を歩いていても、麻薬犬を連れた警察官が、そこら中に居ます。
▼空港からの町並み。
27Jun10_1.JPG
泊まったホテルは五つ星、マカティ・シャングリラ。
▼ロビーから2階に上がる階段の風情が、シンガポールのシャングリラにそっくりで、
 落ち着けました。
27Jun10_2.JPG
サービスは完全にこちらの方が上でしたけどね。
大変なホスピタリティーでした。
シャングリラ・シンガポール、がんばらないと。

スイートが一室空いているとの事だったので、アップグレードして貰い、
▼快適なホテル生活。
27Jun10_3.JPG
PCを持ち込んで、夜と早朝は仕事をしていましたが、環境は最高でした。
私はホテルが好きで、東京でも1人でよく泊まったりしてましたが、
現実逃避にはもってこいの空間です。

イベントは、シャングリラの大ボールルームで開催されました。
700人もの人が集まり、マニラ市長を始め、フィリピンの政界財界、
音楽関係者が多く集まりました。

▼凄い迫力。フルオーケストラだし。FNS歌謡祭という感じでした。
27Jun10_4.JPG
▼イベントが終わった後は、ラウンジで4人のヴォーカリストのライブを堪能。
27Jun10_6.JPG
いつも思うのですが、フィリピンの方の先天的な音楽の才能は並外れ。
記憶力も素晴らしく、シンガポールでもホテルのラウンジで歌っている
フィリピンのシンガーは大体1,000曲単位でレパートリーをお持ちです。
安心して聴いていられる。
赤ワインが進むこと(笑) 
すっかり飲んでいるワタクシです。

翌日はシャングリラの醍醐味である、朝食のビュッフェを堪能し、
お昼は、高級ショッピングコンプレックスの
Gleen Belt(雰囲気が六本木のミッドタウンそっくり)で、
フィリピン料理を食べました。
▼フィリピン版お味噌汁、シニガン。甘酸っぱくて美味しかった。
27Jun10_5.JPG
仕事があったので、一泊しか滞在出来なかったけど、息抜き出来ました。
フィリピンの方達は、皆さん親切で優しい。いつも笑顔。
しかし、今回は贅沢な旅だったし、安全を確保する為に周囲の人が
色々気遣って下さったので、いい所ばかりを見て来た気がします。

空港近くにあるスラム街をチラッと見ましたが、
人々の生活に大きな格差があるし、まだまだ感覚は原始的です。

本当のフィリピンを見ないまま帰って来たような気もしますが、
フィリピンの音楽業界を垣間みれた事はよかったと思います。

さて、仕事に戻らないと。がんばります。

2010年06月22日

Finished recordings!!

Done!!
I finished all the recordings tonight...
Finally, I did it!!
I could manage to finish everything....finally.

Sorry, I really like to speak English now...pls allow me to do this...
No, it's better to come back to Japanese mind...

という訳で、本日全てのレコーディングを終えました。
すみません。少し酔っぱらってます。
最後のアルコールが1月15日。
5ヶ月振りにビールを飲みました。
信じられないほど、美味しかったです。

長かった...。
It took me a long time to reach this point..

病気と戦いました。
声帯結節になって声が出せなくなってから、歌えるようになるまで、
たくさんの眠れない夜がありました。
声が出ない...。
私の歌手人生は終わったとさえ思いました。
死ぬほど泣きました。

結節だけではなく、極度のストレスから、熱が上がったり下がったりで。
...眠れなかった。

英語と戦いました。
日本語の曲から英語曲へと...橋渡し作業が本当に辛かった。
しかもそれが出来るのは私だけ。
Since I'm the one and only Japanese in this project.

特に最後の1週間が一番辛かった。
最後のレコーディング曲は、"Southern Christmas"でした。
一番最初に手をつけた楽曲なのに、最後の録音曲となりました。
昨年の11月から取り組み始め、3人の作詞家とバトルし、
昨日までよい言葉を探し続けました。

しかし、オリジナル7曲の英語詞、全て満足しています。
繊細さと微妙さを失わない、Asian English songsを成立する事が出来ました。

たくさんの新しい試みを行いました。
今回は、backing vocals...つまり、コーラスワークをかなり行っていますが、
原曲のシンプルさと 素朴さを失わない音は何なのか、
自分の耳と感覚を信じ続けました。

自分を信じること。
自分の心の声に耳を傾けること。
今回「心の声」を収録してますが、その中の英語詞、
"Believe your inner voice...just keep moving on...
and listen to the voices from your heart"この歌詞が本当に支えとなりました。

今回の音楽制作に関わった全ての人達、一人残らず、真っ正面から挑みました。
とことん向き合いました。
自分の音楽を理解して貰うために、最大限の努力をしました。
それでも上手くいかない時もありました。
でも、あきらめなかった。
I thought everybody was looking for the same direction...
that's why I don't want to give up all the things.

Practice makes perfect.
自信をつける為には、とにかく練習して、自分の体に馴染ませる他に方法はない。
練習こそが、運命を変えられる。
そう信じて、朝から晩まで歌い続けました。

録音初日が4月16日。
2ヶ月の期間を経て、本日6月21日、全ての録音終了です。
スタッフ全員抱き合って、この最良の瞬間を分かち合いました。

みんな本当に辛抱強く、よくついて来てくれました。
「自分の音楽に明確なVisionを持っている。そして私達の意見も尊重してくれた。
 あなたのようなプロデューサーと仕事が出来て私達は幸せだった。」と、
ヴォーカルプロデューサーは言ってくれました。
これはさすがに泣けました。

ミュージシャンとしてだけではなく、人間として。
この言葉を聞けただけでも、私はシンガポールに来た甲斐がありました。
そしてシンガポーリアンとここまで心を合わせて仕事が出来て本当によかった。
国境を超える事が出来ました。

さあ。
まだ終わったわけではありません。
この作品を世に送り出す為に、やらなくてはいけない事が山程あります。

でも、今日から。
制限した全ての食べ物...アルコール、カフェイン、スパイシーフード...
これらを食する事が出来ると思うと、乗り切られます(笑)
明日の朝食は5ヶ月振りのコーヒーを飲もうと思います。

Good night everyone.
Sweet dreams...

2010年06月13日

最後の追い込み。

ちょっとブログの間が空いてしまって、すみません。
ハプニングも色々あり、こだわり過ぎている事もあり、
もう何だかほとんど寝てません。
問題は一応解決しそうな感じなので、こうしてブログを書いている訳ですが、
え〜、何が問題かというと...歌詞が上がってないのです。
この期に及んで。
今回のレコーディングはメチャクチャ対応能力いるわ。
例えば火曜に歌詞が上がって、水曜1日で練習して、木曜レコーディングみたいな
感じの日々を送っております。
もう1曲、1曲って感じです。
録音の現場で「やっぱり、don't をdidn'tにする!」なんて事も起こるし。

しかし、録音初期は英語のディクションに悩んでいた訳ですが、
ここに来て即座に対応出来るようになって来たので、私も進歩したようです。
進歩してくると...初期にレコーディングしたものをやり直したくなって来て...。
ヴォーカルプロデューサーにお願いしたところ、
"OK. I understand the meaning why you want to redo. "とさらっと言ってくれて、
また明日録り直し決定!
しかし、みんなよく対応してくれるよなあ...。
何か周囲にリクエストをしたい時に、"I want to be true to my music."
という事を私はよく口にしていますが、これって本当にわがままな事だと思います。

「自分の音楽に忠実でいたい」という看板を掲げて、
全ての事柄に自分の我を通しています。
今回は全メンバーが初共演で、もちろんメンバーを決める際に、
その人をかなりリサーチをした上でお願いしている訳ですが、
やってみないとわからないという事も多々あります。
その人の過去の作品にどれだけ目を通しても、
私の楽曲に対して吉と出るかはわからない。

私なりに精一杯誠意を尽くして接している訳ですが、
相手によって「そうこなくちゃ。どんどん言ってくれ。」という人も居れば
「そこまで言うか。それは出来ない。」という人も居ます。
なかなか難しいです。

しかしそれでも、今回私は人材に恵まれていると思います。
レコーディングメンバーとは、お陰様で本当に固い絆で結ばれました。
もう戦友みたいな感じです。

音録りは、今週が山場です。
ここまで来るまで本当に長かった...。

先週から、ジャケットのクリエイティブチームが動き出しました。
スタイリスト、ヘアスタイリスト、メークアップアーティースト、フォトグラファー、
こちらも音楽制作メンバー同様、シンガポールのトップ・アーティストが集結します。
今週は撮影のロケハン、衣装のフィッティングもあり、髪も切ります。

私は今回のアルバムで、自分の殻を破りたいと思っていて、
音楽でそれが出来つつあるので、
ジャケットも今までとは全く違うイメージにしようと思っています。
もちろん基本のsachiyoは変わらないんだけど。
少し冒険し過ぎかしら...という衣装も着る予定。

シンガポールの国柄のせいか、最近ファッションに対して攻撃的になって来ていて、
前はこういうの着ないかもというものもじゃんじゃん着てます。
ミニスカートも履いてるよ。
ベリーダンスの衣装着たら、もう怖いものない感じです(笑)

フォトグラファーと一戦交えるのも楽しみですね。
自分のコンセプトもまとめておこう。

Goal is near...

Beer is also near...(笑)

ラストスパートです!