« 経過良好なり。 | メイン | Sorry for my long silence... »

好久不見...

タイトルは「お久しぶりです」という意味の中国語です。

ブログの間を空けてしまってごめんなさい。
実は喉の治療の為、9日間帰国しておりました。

今回は「喋れない」という制約があった為、
色々な人に連絡をする事が出来ず、
帰国する事をここに書けませんでした...すみません。

先週、シンガポールは旧正月休みで機能せず。
両親も帰国するし、お医者様もお休みだし、
その間、喋る事も出来ず家で1人で制作作業をしていたら
絶対に気が滅入ると思い、よい機会だから日本で徹底的に
専門家に診て貰おうと急遽帰国を決めました。

日本で著名な先生二人に診て貰い、対処方法、発声を見直し、
お陰様で声帯結節は完治しました。
まだ少し炎症が残っていますが、心配ない程度です。
声の擦れは、完全に治りました。

しかし、音声治療に長けているお医者様に診て頂きましたが、
SHUREのマイク(ヴォーカル用プロフェッショナルマイク)が
置いてあるクリニックは初めてでした。
低音、中音、高音域、それぞれの発声のくせ、持続力、コントロール、
音域(3オクターブあるそうです)などを細部に渡って調べ、
またもう片方のお医者様には、私の喉の構造、結節の形や場所から、
発声の問題点を見つけて貰いました。

お医者様曰く、私の喉頭は世界レベル(!?)だそうです。
アップライトとグランドピアノは、その内部構造や箱の大きさの違いから、
響き方が全然違いますが、喉も同じ理論で、
音を響かせられるという点において、100人の歌手が居たら、
私の喉は間違いなくベスト3に入ると言われました。
「本当にいい楽器を持っている...自慢していいですよ。」と言われたので、
ここで自慢しちゃいます(笑)

ただ声を出す際に、過緊張発声傾向にあり、喉の筋肉がとても固くなっており、
それをテクニックでカバーして歌っていると。
持っている能力の50%しか生かされていないと言われました。

今回は滞在期間が短かったので、完全に矯正する事は出来ませんでしたが、
自分の喉や発声について、徹底的に検証する事が出来、
何をやっていいか、悪いのかがきちんと理解出来たので、
帰国して本当に良かったと思いました。

しかし、一度帰国すると、居る間にあれもやろうこれもやっておこうと、
ついつい予定を詰め込み、盛り沢山のスケジュールになってしまいます。

タイミング的に良かったのは、「世界らん展」を観れたこと。
相変わらずの蘭の展示の美しさに溜め息です。
25Feb2010_1.JPG 25Feb2010_2.JPG
バイブル(!?)にしている一条ゆかりさんの漫画「プライド」の
最終巻の発売時期に、上手いことぶつかり入手出来たこと(笑)
漫画を読んで涙が出たのは初めてだったかも。

映画も1本観ました。
中山美穂さん主演の「サヨナライツカ」。
突っ込み所は山程あるし、賛否両論ある映画だろうなあと思いましたが、
タイという湿度感の高い国で、マンダリンオリエンタルホテル、
「サマセットモームスイート」という設定は、
シンガポールに居る私にとっては共通要素が多いので単純に楽しめました。

シンガポールではTV放送皆無の、
バンクーバーオリンピックもたくさん観れたし。

友人も1グループだけ声を掛けて、会う事が出来ました。
お医者様からおしゃべりの許可を頂いた頃に会えたので、
筆談する事もなく、会話を楽しめました。
みんなブログを読んで私の状態を知っていたので、
私が声を出せる事をびっくりしていましたが。

音符一杯の可愛い筆談グッズを頂いたり、
喉に優しいノンカフェインの麦茶のパックを大量に頂いたり、
友達って本当にありがたいなあと思いました。
25Feb2010_3.JPG 25Feb2010_4.JPG
冬に日本とシンガポールを行き来した経験は何度もありますが、
こちらに10ヶ月滞在した後だったので、今回程、気温差が辛いと感じた事は
ありません。
行きの飛行機は早朝だったので「東京はマイナス2℃」とアナウンスされ、
戻りの飛行機では「シンガポールは32℃」と言われました。
体調管理をしっかりして、喉に影響の無いように、気をつけたいと思います。

帰星早々、一週間のブランクもあったので、猛烈な勢いで仕事をしています。

戻りの飛行機で1曲、歌詞を書き上げ、今日提出。

また別の作詞家さんから、ある曲の英詞2稿目が上がって来ました。

本日、全てのアルバム収録曲が決定し、
来週からヴォイストレーニングを開始、延期したレコーディングも、
スタートに向けて、スケジュールを調整し直しました。

今日は社長以下スタッフ8人で、長時間のセールスプロモーション会議。
アルバムをどのように売っていくか、各種メディアとの連携、ライブの手法など、
具体的な形が見えて来ました。

病気になって、自分の歌を見つめ直し、「言葉」というものを深く考えた事は
よい機会だったかもしれません。

収録曲が全て揃ったので、今日ほぼ一ヶ月振りに声を出して歌いましたが、
本当に涙が出る程嬉しかった。
歌が変わったような気さえしました。

私の喉と声を守れるのは、世界中でたった1人、私しか居ない。
その事の責任と尊さを深く噛みしめ、よいアルバムを作りたいと思います。

さあ、気を取り直して再始動です!