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2010年02月25日

好久不見...

タイトルは「お久しぶりです」という意味の中国語です。

ブログの間を空けてしまってごめんなさい。
実は喉の治療の為、9日間帰国しておりました。

今回は「喋れない」という制約があった為、
色々な人に連絡をする事が出来ず、
帰国する事をここに書けませんでした...すみません。

先週、シンガポールは旧正月休みで機能せず。
両親も帰国するし、お医者様もお休みだし、
その間、喋る事も出来ず家で1人で制作作業をしていたら
絶対に気が滅入ると思い、よい機会だから日本で徹底的に
専門家に診て貰おうと急遽帰国を決めました。

日本で著名な先生二人に診て貰い、対処方法、発声を見直し、
お陰様で声帯結節は完治しました。
まだ少し炎症が残っていますが、心配ない程度です。
声の擦れは、完全に治りました。

しかし、音声治療に長けているお医者様に診て頂きましたが、
SHUREのマイク(ヴォーカル用プロフェッショナルマイク)が
置いてあるクリニックは初めてでした。
低音、中音、高音域、それぞれの発声のくせ、持続力、コントロール、
音域(3オクターブあるそうです)などを細部に渡って調べ、
またもう片方のお医者様には、私の喉の構造、結節の形や場所から、
発声の問題点を見つけて貰いました。

お医者様曰く、私の喉頭は世界レベル(!?)だそうです。
アップライトとグランドピアノは、その内部構造や箱の大きさの違いから、
響き方が全然違いますが、喉も同じ理論で、
音を響かせられるという点において、100人の歌手が居たら、
私の喉は間違いなくベスト3に入ると言われました。
「本当にいい楽器を持っている...自慢していいですよ。」と言われたので、
ここで自慢しちゃいます(笑)

ただ声を出す際に、過緊張発声傾向にあり、喉の筋肉がとても固くなっており、
それをテクニックでカバーして歌っていると。
持っている能力の50%しか生かされていないと言われました。

今回は滞在期間が短かったので、完全に矯正する事は出来ませんでしたが、
自分の喉や発声について、徹底的に検証する事が出来、
何をやっていいか、悪いのかがきちんと理解出来たので、
帰国して本当に良かったと思いました。

しかし、一度帰国すると、居る間にあれもやろうこれもやっておこうと、
ついつい予定を詰め込み、盛り沢山のスケジュールになってしまいます。

タイミング的に良かったのは、「世界らん展」を観れたこと。
相変わらずの蘭の展示の美しさに溜め息です。
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バイブル(!?)にしている一条ゆかりさんの漫画「プライド」の
最終巻の発売時期に、上手いことぶつかり入手出来たこと(笑)
漫画を読んで涙が出たのは初めてだったかも。

映画も1本観ました。
中山美穂さん主演の「サヨナライツカ」。
突っ込み所は山程あるし、賛否両論ある映画だろうなあと思いましたが、
タイという湿度感の高い国で、マンダリンオリエンタルホテル、
「サマセットモームスイート」という設定は、
シンガポールに居る私にとっては共通要素が多いので単純に楽しめました。

シンガポールではTV放送皆無の、
バンクーバーオリンピックもたくさん観れたし。

友人も1グループだけ声を掛けて、会う事が出来ました。
お医者様からおしゃべりの許可を頂いた頃に会えたので、
筆談する事もなく、会話を楽しめました。
みんなブログを読んで私の状態を知っていたので、
私が声を出せる事をびっくりしていましたが。

音符一杯の可愛い筆談グッズを頂いたり、
喉に優しいノンカフェインの麦茶のパックを大量に頂いたり、
友達って本当にありがたいなあと思いました。
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冬に日本とシンガポールを行き来した経験は何度もありますが、
こちらに10ヶ月滞在した後だったので、今回程、気温差が辛いと感じた事は
ありません。
行きの飛行機は早朝だったので「東京はマイナス2℃」とアナウンスされ、
戻りの飛行機では「シンガポールは32℃」と言われました。
体調管理をしっかりして、喉に影響の無いように、気をつけたいと思います。

帰星早々、一週間のブランクもあったので、猛烈な勢いで仕事をしています。

戻りの飛行機で1曲、歌詞を書き上げ、今日提出。

また別の作詞家さんから、ある曲の英詞2稿目が上がって来ました。

本日、全てのアルバム収録曲が決定し、
来週からヴォイストレーニングを開始、延期したレコーディングも、
スタートに向けて、スケジュールを調整し直しました。

今日は社長以下スタッフ8人で、長時間のセールスプロモーション会議。
アルバムをどのように売っていくか、各種メディアとの連携、ライブの手法など、
具体的な形が見えて来ました。

病気になって、自分の歌を見つめ直し、「言葉」というものを深く考えた事は
よい機会だったかもしれません。

収録曲が全て揃ったので、今日ほぼ一ヶ月振りに声を出して歌いましたが、
本当に涙が出る程嬉しかった。
歌が変わったような気さえしました。

私の喉と声を守れるのは、世界中でたった1人、私しか居ない。
その事の責任と尊さを深く噛みしめ、よいアルバムを作りたいと思います。

さあ、気を取り直して再始動です!

2010年02月10日

経過良好なり。

初診から10日経ち、2度目の検査にお医者様の所に行きました。

経過は良好でした。
私がやっている事は間違ってなかったようで、
「10日でこのレベルまで持ってくるのは偉い!
 とてもいい子に(子供か)していたようですね。」
と褒められました。

わーい。わーい。

結果が良好だったのでお話しますが、私の病気は「声帯結節」です。
声の使い過ぎから、声帯に一種の「ペンだこ」のようなものが出来たと
考えて頂ければわかりやすいかもしれません。
声を酷使する職業、歌手がかかる病気としても多いことから、
「謡人結節」とも言われています。
英語も同様に"Vocal cord nodules"とか"Singer's nodules"とも言います。

声帯というのは2つの軟骨から出来ていて、その2つの軟骨を摩擦して、
声をつくり出しているので、結節は大抵摩擦する部分に2つ出来ます。
特に私のように「高音」の歌手には出来やすく、
これは低音より高音の方が、摩擦回数が何倍も多いので、
ペンだこも出来やすいという事らしいのです。

私も2つ出来ましたが、お医者様のお話では、1つは消失していて、
もう片方もだいぶ小さくなっているので、あと2週間位、
がんばって今の生活を続けていたら両方とも消失するとの事でした。

ああ〜、本当にホッとしました。
結節は、1ヶ月で治る人も居れば、1年位かかる人も居るので、

レコーディングは延期どころか中止になったらどうしよう...
元の声が出なくなったらどうしよう...
自分の作った歌さえ歌えなくなったらどうしよう...

と、あれこれ考えてしまって、生きた心地のしない10日間だったのです。
命拾いしました...。

ただ、検査前日にどうしても話をする機会があったせいか、
結節はよくなっているけれど、喉の炎症は治まっていないので、
気をつけるようにとも言われました。

やっぱり、まだまだ今までと同じレベルで
おしゃべりをしてはいけない段階なのだと思い直しましたが、
歌う事はドクターストップでも、それ以外の仕事は全て進行しているので、
声を出さないのはなかなか難しいですね...。
でも、もうちょっとだけがんばらないとな。

この10日間で、お医者様から頂いたお薬以外に、
▼私が使っていた秘密兵器が下記のもの。
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高濃度のプロポリスの飴(スプレーはアルコールが入っているのでNGです)
喉にトラブルがあった時に使用している"Nin Jiom"の漢方シロップ。
そして飲み物は、カフェインを接種出来ないので、
白湯かもっぱらホット麦茶を絶えず飲んでました。
声帯はとにかく水分補給。保湿する事によって摩擦が和らぎます。

黒豆茶とかも喉にいいのよ。
以前は作ってライブハウスによく持参していました。
日本だと最近は手軽に入手出来ますよね。

そしてネットで調べたら、結節に最も効果があるのは「金柑」。
金柑を食べて、結節が消失したケースがあるようで、
柑橘類は、皮や皮と身の間に栄養が詰まっていますが、
そういう意味でも皮ごと食べる金柑はよいみたいです。

運良く今はシーズンなので、ISETANで宮崎産の金柑を入手出来ました。
(値段は日本の2倍以上しましたが...)
甘露煮だと熱で栄養が飛んでしまうので、金柑と同量の砂糖で漬けて、
冷蔵庫で保存、3日置くとこういうものが出来ます。
▼金柑の砂糖漬け。
10Feb10_2.JPG
ハチミツに漬けてもいいのだけどね。
種は苦いので、漬ける前に取り除いて下さい。
これをお湯でといて飲むと、喉がほわっとします。
金柑自体も美味しくなるし。

こういう楽しみながらの治療というのは、モチベーション上がります。
引き続き、がんばりまーす。

2010年02月03日

Speech is silver, silence is gold.

こんにちは。

ご心配をおかけしてすみません。

声帯の病気がわかった日だけちょっとぐずぐずしてましたが、
完全に気持ちを切り替えました。

先週の土曜から、終日マスク着用、会話は出来るだけ筆談にしています。
病気に良い事、悪い事を徹底的に調べ、
食べ物も飲み物も非常に神経を使ってます。

本気です。

十分に気を使って来たつもりでしたが、こういう結果になるのは、
発声に無理があった事は否めません。

完治と再発防止を目指して、より専門的な治療を受ける事、
発声法の改善の為、音声障害の専門医に診て貰うよう手配しました。

セカンドオピニオンを聞きに、月曜の朝に別の耳鼻咽喉科にも行きました。
土日、たった2日気を使っただけでも、経過がよくなっている事がわかりました。

やっている事は間違ってないようです。

母は「家の中が静かでいいわ〜」と言ってます(笑)

よく考えれば、これがレコーディング前にわかっただけでも
よかったのです。
途中だったら、恐ろしいです...色々な人に迷惑をかける事になります。

沈黙の日々が続いておりますが...

これを機会に聞き上手になろう!

筆談は要点のみ伝える、いい訓練になるかも!

...と、ポジティブに考えて、がんばっております。

筆談用のメモ帳...かわいいの買っちゃおう。

元来、私はおしゃべりなのだ。

過去に、トークたっぷりのライブを行っていた事を本当に反省します。

声帯だけではなく、性格も改善した方がいいかも...(笑)

歌えるようになったら、泣いちゃうかもなあ。

歌を見つめる、いい機会になりました。

大丈夫です!
がんばります!