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2008年03月30日

"AURUM"その2

前回に引き続き、AURUMのレポートを。
肝心のお料理、ご紹介しますね。

オープン初日の29日。開店時間早々、家族と共に行って参りました。
レセプションで賑わったメインフロアはきれいに片付けられ、
シンプルな空間が広がっていました。
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AURUMの主要メニューはコースです。3種のコースの中から、¥15,000のコースを。
コンセプトは、「インターナショナル懐石」。さていかなるものか。
全10品の中から、何品か写真を掲載しますね。
▼先付 三浦産 飲むオーガニックベジタブル
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▼前菜 千葉県産焼き筍とピータンとライチ プロシュートのマリアージュ
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▼のれそれとグレープフルーツのカッペリーニ、からすみをちりばめて
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▼函館産 毛蟹とフォアグラの湯葉包みフカヒレソース
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▼三陸産 桜鱒の片面焼き蕗の薹と蛍烏賊 翡翠の輝き
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▼熊本産 赤牛の溶岩グリル 本山葵入りマデラワインソース
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▼春貝と春豆、魚沼産コシヒカリ米の炊き込みスタイル
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▼デザート ブラマンジェ
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一つ一つの評価ではなく、総評を。
ただ、一言。

「お見事です。」

味の万国博覧会と申しますか、sachiyo的には、まさに"Rojak"です。
個々の素材が生かされ、素材同士のハーモニー、バランスも素晴らしい。
フォアグラや、フカヒレといった、高名で個性の強い素材も、
他の食材を殺す事なく、さりげなく溶け込み、引き立っています。
食器、食材の新鮮さ、盛り付け、量、温度、何をとっても、文句のつけようがありません。

AURUMは、実はフレンチの奇才植木将仁氏に監修して頂いていて、
「フレンチ」というと、「引くよりは前に出る」というイメージが私にはありますが、
主張が強過ぎず、全編に渡って、本当に心地の良いテイストでした。
植木さんは、軽井沢のお店を一時的に閉めて、
今、AURUMに全力投球して下さっています。
レセプションの際にお話しましたが、とても気さくで楽しい方でした。

そして料理長は、まだ弱冠31才。もう信じられないレベルです。

また、フロアスタッフのサービスの素晴らしいこと。
開店まもなくで、30才前後のスタッフが、
ここまで接客出来るのは、本当に大したものだわー。
仰々しくて敷居の高い高級レストランが多い中で、
非常にフレンドリー、そして上質です。
カトラリーを置く手さばきが、とてもきれいでした。

お箸が置いてあるから、「先付」等と銘打ってあるから、という事ではなく、
「インターナショナル懐石」と、堂々と言える内容でした。
世界中のあらゆる食材を使い、これだけの品数なのに、「シンプル」なのです。

身内のレストランをここまで褒めてよいものかと思いましたが、本当に大満足。

自信を持って、おすすめします。
皆さん、AURUM 行って下さいませ。

2008年03月28日

"AURUM"オープンです。

弟のレストラン、2号店となる"AURUM"が明日3月29日、JEWEL BOX GINZA
最上階にオープンします。そのレセプション・パーティーが昨夜行われました。
1号店は「銀」の「Ag」、2号店はラテン語で「金」を意味します。
19:00〜22:00までの3時間、延べ1,000人近くのお客様が足を運んで下さいました。
同ビルの核店舗がSWAROVSKIである事から、内装のあちらこちらにクリスタルを施し、
スワロフスキーのアイテムを盛り込んだウエディングも行う予定です。

私は身内で、間違ったご紹介は出来ないので、詳細はそれぞれのサイトをご覧下さいな。
AURUM
Ag

ドレスコードがコンセプトにちなんで、「金」か「クリスタル」をとの事だったので、
さて何を着ようかと? 私のイメージは「金」=「インド」なんだよなあと思い、
サリー生地で出来たインド製のミニドレスに靴、バッグ、アクセサリー全て「金」にして、
胸元だけ15年前に購入したスワロフスキーのネックレスを。
バブリー&痛くならないように一応気をつけましたが(笑)

▼とにかく凄い人で、床が抜けるのではないかと思う位、どこもかしこも人、人。
Main_floor.JPG
老若男女、入り乱れて、ま〜凄かったです。
色々な方々とお話させて頂きましたが、特に衆議院議員の猪口邦子さんと、
Kiroroの金城綾乃さんとは、とても興味深いお話が出来て、嬉しかったです。

シンガポール出身の弟にちなんでか、お祝いのお花は「蘭」が多かった。
▼お手洗いにも、生のお花が生けられていて可愛かった。
Ladies.JPG
ワインやシャンパンのセレクトがとても素晴らしく、
個人的には"nolita peche"というスパークリングワインが美味しくて、
ずっとチビチビ飲んでた。
▼"nolita peche" 酔っぱらってピンぼけ(笑)
nolita.JPG
桃果汁のお酒らしいのですが、私には「ココナッツ」味に感じられて、
シンガポールぽかったです。

家族としては、今回の大仕事に対して、色々な想いで弟を見守っている訳ですが、
日本男児、人生一度っきり。
誰もがやれる事ではないので、がんばって欲しいと心から願っています。

パーティーの締めは、やっぱりシンガポールスタイルの乾杯、
「ヤムセン」をやりやがった、あいつめ。
ならと、「中国語で飲むに勝つと漢字で書いて、ヤムセンなんですよ〜」と
周囲の方に、ご教授してまわる迷惑な姉...ははは。

▼最後にお客様と一緒にパチリ。奴は、左から二番目です。
with_customers.JPG
がんばれ弟!!
そして皆様も、Ag、AURUM と、ぜひ足をお運び下さいね。
心よりお待ちしております。

2008年03月17日

友達。

先日、記憶がないというレベルの飲み方を生まれて初めて、やってしまった(^_^;)
お酒はそんなに強くないけれど、飲むのは好きで、歌に支障がない程度に飲みに行く。
酔っぱらうと、幼児化するも、人に迷惑をかけるレベルまでは飲まない。
あっ、でも体調悪くて、貧血起こして倒れた事はあるか...。
まあ、そんなこんなで。

先週、ちょっと嫌な事があって、あーもうむしゃくしゃすると思い、
友達に、「カラオケ→飲みコースで、一つよろしく」と、夜にいきなり連絡した。
実は私は「いきなり呼び出し連絡」という事は、人に対してあまりやらない。

自分の気持ちや感情を話す友達は居るけれど、
辛い事があっても、大抵隠って、ピアノをがんがん弾いたり、
飲んだりして紛らわせて、一人で解決する。
大人になって、人ともつれ合うように付き合って、
裏切られたり悲しい思いをして、人と深く関わる事が怖くなってしまった。
加えて、大人になると、相手の気持ちを考えるあまり、
言えなくなるという事も発生してくる。
まあその辺は、私のオリジナル"more than friends"を、聴いて頂ければ(笑)

ところが、昨年の「全編弾き語りライブ」をやって以来、
何だか人に対して、自分をどんどんさらけ出すようになって来た。
ちょっと開き直って来たのである。

私は長いこと、「sachiyoはこうあるべき」という、呪縛から逃れられないで居た。
周囲には「完璧主義」だの、「疲れないか?」だの言われながらも、
自分に対しての理想が高く、常に自分にハードルを課して来た。
それは自分の成長に繋がったし、更に高い景色を見る事の利益も得たので、
決して悪い事ではないのだが、本当の弱虫の自分とのギャップにいつも苦しんでいた。
原因は色々あるのだけど、日本とシンガポールの生活環境とか、
偉大な父を持った事などもあると思う。

でも、最近、そんな事はくそくらえ。
もう「優等生sachiyo」は止めようと思った。

で、「いきなり呼び出し連絡」を、3人の友人にした所、
携帯家に置いてどこかに行ってしまっただの、連絡に気付かなかっただの居る中で、
一人即レスをしてくれた子が居たので、さあ行くぞ!!と。

カラオケはVIPルーム借りて、ソファの上で飛び跳ねながら、
「キューティーハニー」熱唱しました(笑)
あっ、私カラオケでは、椎名林檎さんとか一青窈さんとか鬼束ちひろさん辺りを歌います。
人にリクエストもされるので、「雪の華」とか「天城越え」なんかも
一応押さえたりしてま〜す(^o^)/

「歌手なのに、カラオケ嫌じゃないですか?」と、よく言われたりもしますが、
基本的に、ステージの上ではカラオケでは歌いませんが、
(やむを得ない理由があって、それに納得出来た場合は演りますが)
プライベートでカラオケ行くのは別ものなので、それはそれで楽しみます!!

日本語の曲超えて、Celine DionやWhitney Houstonなどの、
クライマックスもの(!?)まで歌ったら、知り合いのバーに移動しました。
お客さんもほとんど知り合いだったし、最初は、楽しくわいのわいのやっていたのですが、
6杯目あたり(カラオケでも何杯か飲んでるし)から何だかふわふわと。
そこからワーギャー言っているうちに、何だか訳がわかんなくなって来て...。
朝、シラフに戻ったら(戻ったのも凄いと言われましたが)、記憶がない...。
いや、断片的には覚えているのだけど、あたし何言った?何した?という感じで。

後で聞いたら、そりゃあ凄かったと。
一応歌手なんだから、イメージ大切にしなさい、と。
誰が家まで送っていくかと相談していた位なので、
シラフに戻ってほんとに良かったと。
...すみませんでした...。

飲み方間違えました。
みんなに迷惑かけないように、歌手としてのイメージも大切にしながら、
壊れるようにしますと、みんなに謝りました。
えっ、謝り方間違えてる?(笑)

飲みに付き合ってくれた友達、後から着信に気付いた友達が、
慌てて連絡をくれて、みんな一様に言ってくれた事がありました。
「一大事の時に連絡をくれて、本当に嬉しかった。あんたは一人で溜め込みすぎ。
 周りにもっとどんどん頼んなさい。 sachiyoに何かあったら、
私は夜中だろうが何だろうがどこでも駆けつけるからね。愛してるぞー」と。

これから何があっても、大切な友人が居れば、きっと乗り越えられる。
あんた達に何かあったら、私もどこへでも駆けつけるぞ。
Thanks...I love you,too.

友達って、いいね(^ ^)♪

2008年03月10日

月曜、朝、中華街。

今日は朝から、中華街の鍼灸院に行って来ました。
昨年のシンガポール・フェスティバルの際に、すっかり腰を痛めてしまい、
治療で月に2〜3回、通っているのです。
去年の今頃、準備で睡眠時間が毎日3時間位しか取れない日々が続き、
疲れ果ててるので、ベッドで寝てしまうと起きれないと、
事務所のイスやソファで仮眠を取っていたら、腰がおかしくなってしまったのです。
自業自得なんですが...。

人気の鍼灸院なので、今日予約出来たのは朝の8:30。
まあ前回の7:00に比べれば...。
早起きして、1時間かけて中華街へ。
本を読むには、長い電車時間って、よいですね。
今は男性もののエッセイを読んでます。

いつものように、マッサージから入って、針たくさん刺されます。
今日はちょっと痛かった...。
中国人の先生なので、「痛!!」(Tongと発音します。)と時々叫びますが、
「はぁ〜い」と軽くかわされます。
でも、だいぶ回復して来たみたいで嬉しい。腰が軽くなってきた。
1時間30分の治療が終わって、10:00。
前回は、おかゆの龍仙に行ったのですが、今回はパンケーキでも食べるかと、
モトヤ.パンケーキリストランテに行ってみました。
だいぶ前にROUROUさん達と来て以来。
いつもかなり混んでいますが、月曜の開店時間、最初のお客でした。
▼パンケーキと和風アボガドサラダのセットを頼みました。
pancake.JPG
きれいな焼き色だこと。味は割と普通なんですけどね。
食べるといつも思うのは、どら焼きの皮(生地?)の味がする...。
ここはコーヒーが美味しいのだ。おかわり自由だし。
サラダも美味しかったです。和風だけにわさび醤油系のドレッシング。
ただちょっと味が濃くて、ボリュームもあるので、最後の方はちょっと辛いかも。
サラダのドレッシングの絡め具合って、難しいですよね。

朝食が済んだ後は、ROUROUさんへ。
チャイナ風のミサンガを注文していたので、取りに行きました▼
misanga.JPG
マイカラーの紫色に、今年の干支のネズミちゃんと中国結。
かわいいでしょ? お守り変わりに付けようかと。

ミサンガをピックアップして、元町・中華街駅へと。
事務所に行きます。
朝から一杯食べてしまったので、お昼は抜くか、野菜ジュースのみか、
なんて事を考えながら、関帝廟通りを歩いていると、目に飛び込んで来たのは薔薇茶。
中国語では、"mei gui cha"と発音します。
あっ昼食、これでいいやと思い、購入▼
mei_gui_cha.JPG
ハマナスの花の蕾を乾燥させた花茶で、お湯を注ぐと、薔薇のよい香りがします。
そのままでもよいし、紅茶や中国茶に混ぜても。ビタミンCたっぷりです。
▼事務所に着いたら早速。お気に入りのSQのマグで。
mei_gui_cha_2.JPG

で、そこからガーッと事務仕事をして、これから帰宅です。
帰って、ピアノ弾いて寝ます。
ある日の一日でした。

2008年03月07日

Terima Kasih。

昨日のライブに来て下さった皆さん、ありがとうございました。

お店のスタッフもとてもよい方達で、素敵な空間で気持ちよく歌わせて頂きました。
...が、今回は何だかもの凄く緊張してしまいました。
最初の数曲は、足がカクカク震えちゃいました。
いやー、やっぱり弾き語り、難しいですなあ...。

でも、曲が進むに連れ、会場全体の一体感を感じられるようになって、
久しぶりに「帰国子女blues」も、炸裂させて頂きました(笑)

昨日は、他にカランコエさんと照屋実穂さんが出演されていて、
楽屋で色々お話出来て、楽しかったです。
対バンは、実はジャズを歌っていた頃に、何度か経験した事があるのですが、
その時に出演者同士が妙に意識して、何となく変な空気になってしまったので、
苦手だったのです。
ジャズの世界だったからという事では決してないのですが...。
志を持って、同じ音楽の世界に身を投じた者同士なのですから、
本当は話が合わない訳がないのです。

照屋実穂さんは、CD発売記念ライブで福岡に行った時に、
行きの飛行機の機内音楽で彼女の歌を聴き、
あ〜この人はまっすぐな心を持った歌い手さんだなあと思いました。
サポートのピアニストも、大好きなフェビアン・レザ・パネさんだと、
一聴してすぐにわかり、東京に戻った時CDも買ってしまいました。
福岡では"Rooms"というライブハウスで、ライブを行ったのですが、
彼女もレコ発は"Rooms"で行った事がわかって、何となく縁を感じていました。
昨日、CDにサインして貰っちゃいましたよ(笑)

カランコエさんは、ギターとヴォーカルのデュオで、
とても温かな音楽を奏でられる方達でしたね。
後で、お客さんに聞いてわかったのですが、カランコエさんは私の前に出演されていて、
「この後も素敵なアーティストが出演されるので、皆さんどうぞ最後まで、
聴いていって下さいね。」と、言って下さったそうです。
こういうのって、何でしょう、スポーツマンシップじゃなくて、
ミュージシャンシップとでも言うのでしょうか...。
本当にありがとうございました。

そうそう、昨日も色々な方が、CDを買って下さいました。
アンケートも色々書いて下さって、深謝です。
中には「ミッシェルを探しに、一緒にオーストラリアに行きませんか?」
なんてものもあって、嬉しかったですよ。
ははは。ありがとう。

さあ、4月はちょっと制作に集中したいので、ライブはお休みさせて頂きますが、
次回は、5月8日(木)に南青山マンダラで、久々にバンドでのワンマンライブを行う予定です。
また詳細は追ってサイトにアップしますので、皆さんスケジュール空けておいて下さいネ!!

昨日のセットリストです。
1. 蘇州夜曲
2. more than friends
3. Majulah Singapura (シンガポール国歌)
4. I love you
5. A song for you
6. 帰国子女blues
7. michelle
8. 再見

では、またお会い出来る日まで...再見です!!

2008年03月05日

明日、ライブです。

最近、よくピアノと一緒に居る。

私のピアノはエレピなのだが、生ピアノに近い「響き」と「タッチ」を追求した機種で、
ハンマーの硬さも調節出来るので、あのエレピ特有のフカフカとした感触もないし、
ホール全体に広がるような実によい音がして、とても気に入っている。

帰宅すると、手洗いもそこそこに、すぐにピアノに向かう。
嬉しい事や悲しい事、色々な気持ちをピアノにぶつける。
嫌な事があると、激しい曲をがんがん弾いて大声で歌う。
初めはもやもやと色々考えているのだが、次第に音に集中し、
そのうち、何も考えなくなる。
一通り弾くと、自分の中で揺れていた部分が元に戻っている。
終わったら、お礼を言って、ふたを閉じる。

こういう作業を私はよく子供の頃にしていた。
練習はきらいだったけど、ピアノは大好きだった。
頭をぶつけると、自分の頭ではなく、ピアノの方を撫でていた。
ピアノを弾くと、無心になれる。
何時間でも弾いていられた。

大人になって、ピアノを人に習う事を止め、
時折、趣味程度に弾くだけになってしまった。
歌を歌うようになってからは、作曲や歌の練習のツールとして使うだけ。

バンドでライブを演る合間に、1曲2曲、弾き語りを演るようになった。
プロのピアニストに比べればまだまだだけど、
自分にしか表現出来ない世界があるかもしれないと、感じた。

活動10周年記念のライブは、全編弾き語りという無謀な事をやった。
苦難を共にしたお陰で、ピアノとの距離がグッと近くなった。

私はとても緊張する質で(そう見られないけど)、
ライブではいつも自分の力が出し切れない。
終わった夜は、不完全燃焼で眠れない事も多々ある。
どんなに褒められても、自分の中で駄目だったら駄目なのだ。
そんなくやしい思いをしない為には、とにかく練習するしかない。

でも最近は練習が苦ではない。
練習と言うよりは、自然なこと。
ピアノと自分がどんどん一体化してきたような感じがして嬉しい。

明日6日は、ライブです。弾き語りです。
力が出し切れますように。
よい歌を届けられますように。

皆さんのお越しを心よりお待ちしております。

2008年03月03日

世界らん展に行って来ました!!

毎年、この時期に東京ドームで開催される「世界らん展日本大賞」に行って来ました。
diaryの時代も含め、ここに書くのはもう3回目ですね。
らん展そのものに行くのはもう6年目だか、7年目だか、
すっかりベテランになりました。

いつも通り、終演間際のライトアップとイブニングチケット狙いで、
平日の15:30に行きます。
平日と言えど、年々お客さんが増えている印象です。
ツアーで来る団体さんとかもいらっしゃってびっくり。

いつものように、大物の洋蘭から、東洋蘭のディスプレイへと順番に見て行きます。
ただ、なんでしょう...きれいはきれいなんだけど、
年々感動的な作品が減っているような...。
「力作」と言える物が少なくなっている気がします。
私が慣れてしまったのかな?

それと、携帯で写真を撮っている人が多くて、なかなか目の前に行き辛い。
私も後でブログを書こうと思ったので、少しは撮りましたが、
写真ばっかり撮って、「自分の目」で蘭を見ていないのではないかと
思える人がたくさん居ました。

あなた、そんなに写真ばっかり撮って、どうするの?
それ、家に帰って、ほんとに見るの?
なんで目の前の蘭をゆっくり観賞しないの?
と、言いたくなる人がほんとに多かった。まったく、もう。

そんな中でも、今回ゆっくり楽しめたのは「フレグランス部門」。
「香り」の優秀作品がずらっと並んでいて、一点、一点、
鼻がばかになってしまう位、香りを楽しみました。
私は、かなり「香りフェチ」で、家でも色々な香りを楽しむグッズを
常備しています。

なぜ、ゆっくり楽しめたかと言うと、人があんまり居なかったのです。
"Fragrance"と英語で書いてあったせいか(そんな訳ないだろうけど)
香りを楽しむ展示コーナーという事をみなさんご存知ないのです。
蘭も品種によって、香りが硬いもの、柔らかいもの、きついもの、
野性的なもの、品のよいもの、多種多様です。
スズランの香りや、チョコレートの香り、中にはなんと「桜餅」の香りがするものが!!
「これっ、桜餅の香りがする!!」と思わず叫んだら、ガーッと人が集まって来ました。
「どれ?」「ほんとに?」と、わらわらと人が集まってくる...叫ぶんじゃなかった(苦笑)
▼桜餅の香りがするカトレア
sakuramochi.JPG
でも、お花に囲まれているせいか、皆さん、何だかフレンドリーで、優しいのです。
「これっ、チョコレートの香りがする!!」と言うと、にこにこ寄って来て、
「まあ、そんなよい香りがするの? 私もいいかしら?」と言うので、
「あっ、どうぞ、どうぞ、やっちゃって下さい。」と、答えると、
「は〜い、やってみます。」とお返事が来たりして(笑)
知らないおばさま方とたくさん話しました。

ふと、こういう優しい気持ちをみんな忘れないでいたら、
戦争なんか起きないんじゃないかなと思いました。

恒例の資生堂さんの「らん展限定グッズ」は、今年は「カトレア ドウィアナ」の香り。
何年か前もカトレアの別の品種がモチーフになりました。
カトレアはそれだけ、印象的な香りがするものが多いのでしょう。
今年のカトレアは、少しローズに近い香りがして、とても華やか。
毎年購入する「あぶらとり紙」と「一筆箋」以外に、
今回は「フレグランスビーズ」も買ってみました。▼
shiseido.JPG
それと、今年はシンガポール大使夫人が出展されているのも嬉しい。
「トロピカル禅」というコンセプトの作品は、
各国の大使夫人の出展作品の中でも一番クリエイティブでした。
静寂な禅の庭に、シンガポールの鮮やかな蘭が融合しています▼
Mrs.Amb.JPG
Mrs.Tanは私も何度もお会いしていますが、とてもお優しい方で、
握手をすると、手がふっくらと柔らかくて、いつも気持ちが温かくなります。

美術工芸部門やフラワーデザイン部門を一通り楽しんで、
「そろそろお茶にしない?」と一緒に行った友達に言ったら、
「うん、お茶にしよう。」と、ぐいっと手を引かれていった所がワインの試飲コーナー。
酒豪の友達を連れて行ったのが、まずかった...。

しか〜し。私も最近、何だか結構ワインを飲んでるんだな、これが。
もっぱら週末ですが、オリーブとビターなチョコをおつまみに、
映画を観ながらチビチビと。至福の時でございます。

ドイツのピーロート社は、毎年出展していたのは知っていたのですが、
何故か立ち寄らなかった。
一旦座り込んだら、次から次へと営業マンがワインを紹介してきます。
ハンガリーのものやらポルトガルのものやら。
今まで飲んだ事のない、ちょっと興味深い味わいのものが出て来るので、
私も少し欲が出て、「もうちょっと酸味を押さえたものを」とか、
「料理と一緒にというだけではなく、それだけでも楽しめるものがいいです」
「これは性格が頑固過ぎる」だの、「主張と強調性のバランスのよいものを」だの、
何だか、利いた風な事を言うと、まー出て来る、出て来る。
段々、頭がぐるぐる、顔は真っ赤になってしまって、
友人に「大丈夫〜?」と心配され、「大丈夫、負けない。」と、
わけのわからない事を言いながら、相当飲んでしまいました。
そんな中で、これは自分の好みを全て網羅している!!と思える
スペインのワインがあったので、6本(で1セット)も購入してしまいました...。
(品名書くと、飲んべえの友人が家に寄って来そうなので、控えます)
う〜ん、らん展でワインを買ってしまった...まあ、いっか、美味しかったから。

終演間際、これまたお約束の第一花壇さんのシンガポールの蘭の切り花を買って、
ライトアップされた蘭を楽しみます。
▼草月流と小原流の展示。見事です。
sogetsu.JPG
スペインのワインを買ったせいか、帰りはドームホテルに寄って、
イタリア&スペイン料理のビュッフェを食べて帰りました。

何だか最近、ほんとに食べて飲んでばかり。
桜餅の香りの蘭の花、もう一回試したいなあ...(笑)