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2008年02月26日

インド、インド。

今日は、久々に海南鶏飯食堂で、ディナー。
毎年、旧正月頃に「シンガポールフード研究合宿」の成果を発表する、
通常とは違うスペシャルメニューを出されるのですが、
オーナーのシローさんから今年は「インド料理だよー!!」というご案内を頂いて、
「行く、行くー!!」という感じで、日本人学校の同級生girlsと一緒に行って参りました。

料理もそうですが、ドリンクもスペシャルメニューを出されていて、
「リトルインディア」やら「チャンギ」やら「オーチャードロード」やら、
懐かしい名前の付いたカクテルが勢揃い。
▼「リトルインディア」は、桃酒とマンゴージュースのカクテル。
 「チャンギ」は、ジン&海南ライムジュース&ブルーキュラソー。
drinks.JPG
▼シローさんが持っているのは、「オーチャードロード」(笑)
shiro.JPG
「オーチャードロード」は、ジン&三矢サイダーで出来ているのですが、
ジントニックとは違う何だか新鮮な味がしました。
「三矢サイダー」と言えば、私は「7up」で育ったので(幼稚園の時、王冠集めてた)
帰国した時に三矢サイダーを飲んで「日本のソーダはなんて繊細な味がするんだろー」と、
感動したものです。
その三矢サイダーを使ったカクテルが「オーチャードロード」何だからおもしろいーと、
一人で受けてました(笑)
カクテルはみんな美味しかったです。

さあ、そして食いまくるSingapore girls。
カイランやら、金針菜やら、オイスターオムレツやら、海南チキンライスやら、
何だかインド料理以外のものもシローさんがどんどん出してくる。
しかし、シンガポールのインド料理と言えば、なんたってこれ!!
▼フィッシュヘッド・カリー!!
fishhead_curry.JPG
南インド料理をベースにした、魚の頭と魚肉が入ったカリーなのですが、おいすぃー。
ライスとロティプラタを付けて食べま〜す。
日本ではインドカリーには「ナン」なのでしょうが、シンガポールでは、
ナンよりも薄い、インドのクレープのようなロティプラタを付けて食べます。
付け合わせのキャベツのスパイス炒めも激ウマで、みんなでレシピ聞いてしまいました。

しかし、みんな良く食べるし、良く喋る。
19:30に行ったのに23:00位まで、切れ目なくぶっ続けで喋ってました。
ほとんどが恋話。まあ、女子集まれば。はは。

フェアドリンクを注文した人は、タイガーグッズラッキードローがあると言うので、
何の考えもなしに、ガラガラと回したら「赤玉」が出て、当たってしまいました!! 
タイガービールTシャツ!!
▼みんなも栓抜きやら何やら(酔っぱらって覚えてない)当たっちゃって、ニッコニコでした。
SJS_girls.JPG
私はくじ運悪くて、いつも何も当たらない事が多いので、今回はめずらしかー。
タイガービールのTシャツは、実は3枚位持っているのですが、
持ってないデザインのものだったので、更に嬉しかった。

海南鶏飯食堂は、恵比寿店、麻布十番店、共にインド料理フェアは2月29日までです。
皆さんもどうぞご予約の上、行ってらっしゃいませ。
美味しいし、楽しいよー。

2008年02月23日

「シルク」と「ラスト、コーション」

実に対照的な2本の映画を観た。
「シルク」と「ラスト、コーション」。
前者は絵画で例えれば「水彩画」のようで、後者は「油絵」。
前者は「静」、後者は「動」。
どちらもラブストーリーで、映像も美しいが、表現方法が真逆であった。

「シルク」は、公開が終わる間際に観に行ったので、
祝日にも関わらず、観客が10人にも満たなかった。
終始、静寂に包まれているような映画だったので、
ペットボトルのキャップを開ける音さえ、気を使った。
隣に座っていた女性が英語の勉強でもしているのか、
時折ノートに何かを書いていた。
彼女に倣って、印象に残った台詞を考えると、

" I'll give you my word."

僕の言葉をあげる...で、「約束する」という意味になる。 
こういう英語が私は大好きだ。

それと、最後に手紙で読み上げられる、

"Farewell" 

あまり日常的には使われない、文学的な「さよなら」

正直、役者さんの演技より、全編に渡って流れる坂本龍一氏の「音楽」に感銘した。
これは「音楽映画」だと、思った。
役者の演技の一挙一動に、繊細に音が沿われていく。
動きに合わせて、まるで音がデザインされているようだった。

役所広司さんと中谷美紀さんの英語は、とても心地良かった。
nativeではないのだけど、きれいな英語。
いつも飛行機に乗った時に、変な巻き舌で喋る日本人CAさんの英語が
私はあまり好きではない。二人は、恐らく何度も何度も練習を重ねて、
日本人が話す最も「自然な発音」に辿り着いた気がした。

ニュアンスや空気感が、昔シンガポールで観た、
デヴィッド・ハミルトンのソフトフォーカスの写真のようで、本当に幻想的で繊細。

日本の舞台は「山形」。
母の出身地で、母が子供の頃に話してくれた冬山の様子、
最上川の急流などが描かれ、母と観に行けば良かったかなと、少し後悔した。
最後に一筋、涙が流れた。
はかない、はかない映画だっただけに、人によっては印象が薄いかもしれない。

かたや、衝撃的な映像が多いにも関わらず、
時間が経っても余韻が残ったのが「ラスト、コーション」。
英語で書けば、"Lust, Caution" 中国語の原題は「色、戒」。
「色を戒める」という意味になるのだが、
「色で戒めようとしたヒロインが、色で戒められる」という結果になる。

終始、息苦しい映画だった。
湿度が高い。
雨季のシンがポールのよう。
事実、「シンガポール」という単語が何度も出て来て、
その度に何だか自分の事を言われてるような気がした。

あまりにも直接的な性描写で話題の作品だったので、一人で観に行った。
男性と行っても、女性と行っても、帰り道に本心と違うことを言ってしまいそう。
しかし途中、あれだけのベッドシーンを、何百人もの「他人」と観ているのも変な気がした。
両隣が女性だったので、少しホッとした。

私はベッドシーンを、2つの見方で観てしまう。
一つはそのシーンが、本当にその作品にとって必要だったかどうか。
観客へのサービスのような、アクセサリーの様なベッドシーンは稚拙だと思うから。
もう一つは演じ手がどれだけ自分をさらけ出しているかどうか。
カメラやスタッフに囲まれて撮影をし、何千何万もの聴衆が観るという事が頭にありながら、
あんなに恥ずかしいシーンを、役者がどれだけ没頭しているかどうか、見てしまう。
私も人前でパフォーマンスを行う立場だから...我を忘れる演技を見たい。

「ラスト、コーション」のベッドシーンは必要不可欠で、というかあれがメインだ。
しかもあれだけのレベルのものだからこそ、心が揺り動かされた。
男女は、一度行為を交わすと、女は始まり、
男は何か(「全て」ではない。「何か」と言いたい。)が終わると、漠然と思っている。
これは、それぞれの体や精神構造が違うからどうしようもない事なのだが、
この作品の救いは、男女が逢瀬を重ねる度に、同じ速度で愛が進行していること。
死と隣り合わせの行為にも関わらず、探り合う「目」が少しずつ変わっていく。

トニー・レオンはもの凄くハンサムではないのだけど、
美形のワン・リーホンが、足下にも及ばないほどの大人の男だった。
「いい男」というのは、こういう人の事を言うのだろうなと、思った。
広東語が母語の彼だけど、奇麗な北京語だった。

そして、ヒロインのタン・ウェイは素晴らしい。
チャン・ツィイーよりも、生身溢れるリアルな女優さんだった。
彼女はこれが映画初出演だと言うのだから凄い。
衝撃的なベッドシーンで映画初出演と言うと、
日本で言えば、黒木瞳さんの「化身」を思い出す。
劇中、彼女の歌う中国語の歌が本当に素敵で、声の強弱の表し方が見事だった。

刹那的で極限状態が続く映画だったけど、瞬間でも互いに愛し愛され、
そこに確かに愛は存在したのだと、それがわかって良かった。
それにしてもショッキングな作品で、しばらく夜眠れなかった。

最近、週に1〜2本、映画を観ている。
昔、知人に「芸術家は一週間に一度、別の芸術に触れた方がよい」と言われた事があった。
芸術家なんて、私はそんな大それたものではないけど、その意味がわかったような気がする。

何だか恥ずかしい事を書いてしまった。

2008年02月12日

新年好!!

旧正月、到来ですね。
日本は三連休でしたが、皆さんどんな風に過ごされましたか?
私は、シンガポール時代の同級生とミニ同窓会したり、映画を観に行ったり、
買い物したり、ピアノをひたすら弾きまくったり...結構色々しましたよ。

旧正月...ちょっとチャイナ気分に浸りたいなあ...でも中華街は混んでるだろうし...。
そんな時、上海灘さんからお店で二胡の演奏会を行うというご案内状を頂いたので、
覗いて来ました。
上海灘は好きなアジアンブランドの一つで、よく愛用してます。
日本店が銀座にオープンした時は、ほんとに嬉しかったなあ。
ちょっとお高めなので、私はシンガポールで買うことが多いですけどね。

さて、その演奏会。
▼お店の二階の片隅で、中国茶とお菓子付きで行われました。
Shanghai_Tang1.JPG Shanghai_Tang2.JPG
私が言うのはちょっとおこがましいのだけれど、
まだまだこれからっていう感じの演奏だった...かな?
まだ大学院生との事。
でも、インストのカラオケをバックに、主旋律を弾く、しかもマイク無しという
ミュージシャンにとっては厳しい環境で、嫌な顔一つせず、
一生懸命演奏する姿に、胸がキュンとなりました。

どんな環境でも、お客様がいる限り、笑顔できちんと演奏する。
ただひたすら、よい音を届けることに集中する。

大事な事を、思い出しました。

マイクを使用しないで、二胡をお腹にぴったりと付けて、
体の中に共鳴させながら演奏しています。
自分の体内を通すので、よい演奏をする為に、よい心根の人間でありたい。
昔、チェンミンさんが言ってました。

凄く素直で、純真な音。
彼女、きっとよい演奏家になるだろうなあと思いました。

品川にも行きました。
パシフィックホテルの前のコロニアル様式の一軒屋。
だいぶ出来て来ましたね。
昔のジャパンクラブを思い出すなあ。
何が出来るかはお楽しみに!!
seafood_rest.JPG

2008年02月05日

福岡に行って来ました。

昨日まで、祖母の49日法要で、福岡に行って来ました。
日曜は東京は大雪だったみたいですね。
寒いのは苦手だけど、雪が積もった東京はちょっと見たかったかな?

お葬式の時は、少し気が動転してしまった瞬間もあったのですが、
今回は落ち着いた気持ちで、おばあちゃんを送り出す事が出来ました。
お坊さんが、本当の「供養」とは、故人の「願い」を大切に思う事、
そしてお釈迦様が最期に伝えた「切に生きよ」という言葉の意味を教えて下さいました。
おばあちゃんは、いつも「ありがとう」を絶やさない人でした。
人に感謝する事を忘れずに、自分の人生を大切に生きていくね、おばあちゃん。

今回は、うちの家族は全員参加で、温泉宿にも泊まって来たので楽しかった。
4人家族が一つのお部屋に一緒に泊まるなんて、何年ぶりだろう。
泊まった清流庵は、施設もお食事もサービスも満点のお宿でした!!
▼お部屋に付いていた露天風呂  ▼シャンデリアが桜!!   ▼お庭の池も素晴らしい。
rotenburo.JPG sakura.JPG pond.JPG
お食事は、素材が見事に生かされた仕上がりで、和と洋のバランスがばっちり。
▼毛ガニとアラのお鍋を中心に、前菜は洋食。▼アワビの地獄焼き
dinner.JPG avaron.JPG
2泊して、朝食は初日が洋食、2日目が和食だったのですが、
お米の炊き方もパンの焼き具合も素晴らしかった。
素敵な女将さんが居て、細部に渡って気を遣って下さいます。
心身共に休まる宿でした。

レンタカーを借りたので、結構あちらこちらに行きました。
最終日は、父は仕事があったので別行動、母と弟と3人で太宰府まで行って来ました。
てゆーか、この3人になると、母と弟のデートに、
姉が後ろからトコトコ付いて行くという図式がいつも出来上がります。
二人はほんとに仲良しで、大体私の悪口で盛り上がり、
私は後部座席で腐って寝てました(笑)

でも、太宰府天満宮!!
焼きたての「梅ヶ枝餅」が美味しかった。
▼お土産に「梅柄の靴ひも」と「梅のお香」を購入。
shu_race.JPG ume.JPG
手持ちのスニーカーも、靴紐を変えるだけで、ちょっと雰囲気が変わります。
写真だとわかりにくいのですが、和柄で結構、粋な感じよ。
お金をかけずに気の利いた物を買った時は「よっしゃー。」
という気持ちになります。ほほほ。

すっかり旅行気分の法事でしたが、家族一緒で、幸せな3日間でした。