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2008年01月27日

ハーフェズ〜ペルシャの詩〜

イランの映画を観に行った。

昨年から弾き語りに少し傾倒しているせいか、
「4分間のピアニスト」、「僕のピアノコンチェルト」と、
立て続けにピアノの映画を観に行っていて。
どちらも名シーンは、ラストシーン。
「超えた音」というのはこういうことか...という最終場面だった。

「僕のピアノコンチェルト」を観た時の予告で、繰り広げられた映像に心を奪われた。
一面の砂漠。
褐色の肌と長髪の男性。
ヴィヴィッドな民族衣装に楽器。
高らかなコーラン。
そこに麻生久美子さん扮するチベット人女性。
映像の美しさ、コントラストが見事で、ああこの世界観はとても好きだと思った。
それが、この「ハーフェズ ペルシャの詩」だった。

イランと聴くと、日本人はまず「怖い」、「危険」というイメージが強いと思う。
でも女の子には魅力的に映るものがたくさんある。
ペルシャ絨毯や更紗、バラにサフランにザクロ。そして香り高い紅茶。

私の幼少期は中国やマレー同様、イスラム文化も身近にあった。
大きなモスク。夕方に聞こえてくるコーラン。
木彫りのコーランを置く台や、ペルシャの香水の瓶は宝物だった。
ホテルの部屋の角にある聖地メッカを指す「KIBLAT」と書かれた矢印とか。

私はピアノを色々な人種の先生に習った。
いわゆるバイエルというのものはやっていなくて、イギリスの教科書がほとんど。
中学に入った時に、インド人の男の先生に付いた。
とても厳しい先生でよく手を叩かれた。
口も悪くて、私はあまり好きな先生ではなかったけれど、
その先生が紹介してくれる楽曲は、とても魅力的な物が多かった。
中でも印象に残っているのは、「In a Persian Market」という楽曲。
「剣の舞」の様なエスニックなイントロで、大好きな曲だった。
お客さんが家に来ると、必ずこの曲を弾いた。
日本に帰国する時にほとんどの楽譜は捨ててしまったのだけど、
この楽譜だけは持って帰って来た。
persian_market.JPG
インドやパキスタンで着られるシャルワール・カミーズという
民族衣装があるのだが、女性用はカラフルなものが多くてファッショナブル。
昨年の10周年記念のライブで、私が1セット目に着たブルーの衣装がそれ。
男性ものはイスラム圏で着られるので、イラン人もよく着ている。
白いものが多いが、男性の褐色の肌によく映える。

そこに来て、この「ハーフェズ」である。
「ハーフェズ」とは、コーランを暗唱する人のこと。
イラン版ロミオとジュリエットという設定の映画らしいのだが、
主人公の男女の接触はほとんどない。
顔を見合わせられない二人は、コーランを詠む「声」に恋をしてしまう。
全編的に言葉が少ない。静寂のシーンが多い。
でも語られるのは、とても詩的な言葉。
ストーリーの展開が早いのに、印象に残るのは始終「砂漠」。
見終わった時に思ったのは、「笑顔」がない映画だったということ。
宗教的な縛りのせいか、恋を表現するのはあれが精一杯だったのかと
思うほどプラトニックで、それが却って想像を膨らませる。

よい映画というのは、「余韻」がある映画だと思うのだが、
とても美しい映画だった。
鏡の上に置かれたザクロの赤が、今も鮮明に残る。

興味深かったのは、映画が終わった後の客席の反応が物凄く複雑そうだったこと。
理解しようとすると、日本人には解釈が難しい映画かもしれないなあと思った。

上映されているのは、恵比寿の「東京都写真美術館ホール」。
美術館で上映されているという点も素敵。

たくさんの洋服や装飾品は、生きて行く上であまり必要ではなくて、
大事なのは「心の在り方」であるという事を気付かせてくれるシンプルな作品でした。
hafez.JPG

2008年01月23日

Terima Kasih。

昨日のマンダラライブに来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。
お楽しみ頂けましたか?
普段着で、気軽な気持ちで楽しもうなんて思ってましたが、
ちょっと緊張してしまいました。
でも、演らせて頂いてよかったライブでした。
▼ライブの模様です。
Jan_22.JPG

他の2人のヴォーカリストさんも素敵でしたね。
終了後「この3人の組み合わせ、もう絶対間違いないと思ってました」
と、マンダラのブッキングの方が、ガッツポーズ取ってました(笑)
確かに、3人とも帰国子女。表現方法は違えど、
国境の狭間で生きてきた、何か共通点の様なものを感じました。

翠川ケイトさん改め、新妻由佳子さん(なんて素敵な名前!!ご本名だそうです)は、
とっても素直な歌を歌われる方でした。
会社員経験があって、ジャズからスタートして、オリジナルを作り始めたなんて、
経歴が似ていたのでびっくり。楽屋でぺちゃくちゃ。楽しかったですよ。
アリヤミハルさんは、抱きしめて「大丈夫だよー」って、
背中をさすってあげたくなるような歌でした。
帰国子女は大変なのだ。ほんとに。
私もかつてそうだったから、よくわかります。

しかし。
ピアノの弾き語り...難しいですなあ。
まだまだピアノが歌のお荷物になってしまってて、思うように歌えない。
自分のピアノが、自分の歌の最強の味方みたいになれたらいいなあ。
されど、弾き語り。
もうちょっとで何か掴めそうなんです。
がんばってみたいので、皆さんどうぞお付き合い下さい。

▼昨日のセットリストです。
1.花心
2.Bengawan Solo
3.You raise me up
4.Girl Talk
5.蘭の女
6.ありがとう
7.言葉にできない
8.心の声

初の対バンライブは、勝手がわからなくてどぎまぎしてしまいましたが、
演ることの意味みたいなものがわかったような気がします。
他の歌手のお客様がCDを買って下さったのも、嬉しかったなあ。
目的あって始めた事なので、これからも応援に来て頂けたら心強いです。

それにしても、今日は寒かったですねー。
雪が降るとは...風邪引かないようにお気をつけ下さいませ。
でも私は、諸事情あって、東京タワーに行っちゃいました。
▼下から見ると凄いです。
Tokyo_tower.JPG

2008年01月21日

明日、マンダラライブです!!

毎日、寒いですなあ...。
ライブ前日、風邪引いてないとホッとする感じです。

情景が浮かぶようなピアノを弾きたい。
心に染み入るようなやさしい歌を歌いたいです。
明日はリラックスして臨めそう...かな?(^_^;)
今回も、ちょっと色々挑戦してみます。
楽しみますヨ♪

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

sachiyo

2008年01月16日

濃い日。

昨日は濃い日でした。

帰りの飛行機で変な寝方をして、腰を痛めてしまい、
1年程前から体のケアをお願いしている中華街の鍼灸院に予約の電話をすると、
「一番早くて、15日の7:00ねー。」と言われてしまいました。
こちらの鍼灸院、なんと毎日朝の5:00から営業しているのです。
朝早いのは苦手な私ですが、早く治療して貰いたいので、
意を決して7:00に行く事にしました。

早朝に中華街に行く事はなかなかないので、こうなったら前日から泊まるか。
ニューグランドかローズホテルか。
それとも「旅館 オリエンタル」か? いや、そりゃ怖い、と、色々想像を膨らませます。
「旅館 オリエンタル」ってご存知ですか?
中華街に行く度に気になってしょうがないホテルです。
▼外観はこんな感じ
Oriental.JPG
よく言えばレトロ、悪く言えばオバケ出そう。
ネットで探しても、一人¥3,000〜¥5,000位で泊まれるけど、クーラーがない位
しか書いてなくて、内装がどんな風とか詳細は書いてないのです。
クーラーは無くても、ヒーターはあるのかな?
でも怖いからやめて、やっぱり早起きするかと、普通に家から電車で行きました。
(泊まった事がある方は、どんな風か教えて下さい)

針治療を無事に終え、腰もだいぶ楽になり、せっかく来たのだからお粥食べヨ、
と思い、中華街で唯一早朝から開いているお店「龍仙」に行きました。
馬さんという名物おじいさんが居るお店です。
▼龍仙粥
Ryusen.JPG
海鮮系のお粥ですね。お味はかなりあっさりでした。

やる事終えて、事務作業があったので、オンガキ事務所に行きました。
実は年末、オンガキは南麻布から人形町に引っ越しました。
人形町なんて、これまた、老舗の美味しいお店がたくさん立ち並ぶ町。
知人も多いし、ブログが益々、食べ物ネタばかりになってしまいそう...と、
言った側から、人形町に居る友人と待ち合わせて、
お昼は、「魚久」の銀ダラの粕漬け定食です。
▼粕漬け、美味しいです!!
uokyu.JPG
粕漬けは、家でもよく食べますが、中にきちんと火を通して、
外を焦がさないように焼くのは難しいのです。
魚久の粕漬けはお見事でした。このお店、ご飯も美味しい。

朝のお粥はすっかり消化してしまったので、デザートも行く?と、
昔ながらのプリンが美味しいと噂の甘味所「つくし」へ。
しか〜し、プリンは売り切れ。白玉ぜんざいを頼みました▼
shiratama.JPG
普通に美味しかったです。
湯団子の事も書きましたが、白玉団子はほんとに好きで、うちでもよく作ります。
以前、ヴァレンタインデーに、白玉の中にチョコを入れたものを作って、
男子にあげた事もありました。う〜ん、wo ai shiratama...。

帰りに水天宮に寄りました。
▼今年最初のおみくじは小吉。
omikuji.JPG
まずまずですな。病気は、「軽くはないが直ります」と、書いてありました。
腰は、軽くないのかな? まあでも直るのならいっか。

お昼過ぎ、事務所に戻り、水天宮に行ったと言ったら、
「安産の神様じゃん。相手もいないのに気が早い。」と、笑われました。
そこからノンストップで夜までガーッと仕事をし、
今日は食べ過ぎたので、夜はうちに帰って、野菜スープでも作ろ...なんて
思っている所に代理店時代の先輩から電話がかかって来ました。
「うぃーす。元気かー。新年会やるぞー。◯◯なんかが来るよー。」
聞けば、15年位会ってない先輩も来ると言うのです。
「えー。今日5:00起きして、中華街に行ったのねー、眠いのだわー。」
と、言いつつ、結局行きました。

集まれば、男子6人の中に女子一人。濃い。
それにしても、みんな若い。
元気な大人って、ほんとによいなーと思います。
ずっと会ってなくても、ラジオを聴いたりしてくれていたとのこと。
ありがたいです。
しかし2時間、わーっと喋って、23:00には解散となりました。
昔は、夜中の0時まで仕事して、そこから明け方までよく飲みにいった連中が。
やっぱり若くないのか(笑)

0時に家に着き、そこから、爆睡です。
何だか盛り沢山の一日でした。

食べてばっかりじゃなくて、ちゃんとピアノも練習してますよー。

2008年01月14日

シンガポールの今後

帰国しておりま〜す。
日本は寒い!!! ライブ近いので、風邪を引かないようにしないとなあ。

さて、3回続けて、シンガポールの食について、色々書きました。
日本でも知られるようになった、お馴染みの「海南チキンライス」や「ラクサ」、
「バクテー」等からは少し離れて、今シンがポールで話題になっている
お店に行ってみました。

シンガポールは今、バブルです。
2009年のカジノ解禁、今年は世界一の大観覧車のオープンや
9月のF1開催も控え、好景気の真っ直中。
当然、物価も高くなるし、国民全体が高級志向化します。
特に不動産の高騰が激しく、家賃が二倍になったという所もざらにあります。
ブランドショップも、今や日本人よりもシンガポーリアンの方が多く、
前述のような高級レストランもどんどん増えています。

しかし、2006年に出来たレストラン3,000店の内、
1年経ってみると2,800店が潰れ、200店舗しか残っていないそうです。
その一方で、たった$2の「湯団子」を40年も作り続けているおじさんもいる...。

近代化が激しいシンガポールの未来に少し不安を感じつつも、
いつの時代も本物だけが残っていくのだろうし、
日本の政治家より遥かに優秀なシンガポールの政治家達は、
その判断力と実行力で、間違いに気づけば、軌道修正して行くのだろうと思います。
十分な国益が出たからと言って、国民全員にボーナスを出す国なんて他にないだろうし、
年金のシステムも日本より遥かにシンプルでわかりやすいです。

チャイナタウン、リトル・インディア、カトンやアラブ・ストリート等を歩いていると、
(これだけでも一つの国の話をしているとは思えない)
その多種多様性は健在だし、好景気も相まってか、とにかく街中活気があると感じます。
多民族国家で生きる人達は、異人種に対して構えがなく、
コミュニケーションに長けています。今回話した「レストラン」に関しては、
「サービス」は平均してシンガポールの方がよいと思います。
日本のレストランは、仰々しいか、カジュアル過ぎるかで、中間が少ない。
「フレンドリー」なサービスは、シンガポールに学ぶ所が多いと思います。

国民100%が英語を話し、常に世界を意識しているシンガポールに居ると、
世界が身近に感じますが、日本に帰国すると、世界中から取り残されているような
感覚に陥ります。日本の中だけで良しとしている事が多いのだろうと思います。

何だか堅い話になってしまいました(^_^;)
日本とシンガポール、両方とも良い点と改善すべき点があるのだと思いますが、
私は、両方の国に家があって、行き来出来る環境にあるので、
客観的に見つめる事が出来ます。行き来しながらいつも思うのは、
では「自分を何を良しとして、どういう選択をするのか」という事です。
両方のよい点を取り入れて、「自分のスタイル」を作っていければ
いいなあと思っています。

う〜ん、結論になっているのかどうか。
物価の高騰にはちょっと頭を抱えてしまいますが、
世界中の様々な食文化を一度に体験出来る国である事に変わりありません。
私の歌にも「Tシャツもドレスも似合う国」という歌詞がありますが、
屋台から高級レストランまで、気軽にに楽しめる国なので、
皆さんどうぞシンガポール、行って下さいませ。

▼リトル・インディアとチャイナタウンの町並み。
little_india_2.JPG China_town_2.JPG
▼車の中から撮った、建設中のシンガポール・フライヤー
flyer.JPG

2008年01月07日

シンガポールの食事情(ローカル色々編)

3日連続で食べ物ネタです(笑)

今日は「小龍包」の美味しいお店。
中華系のレストランは、人口の8割近くが中国人と言う事もあって、
リーズナブルなものから高級レストランまで、死ぬ程あります。
広東、四川、上海、北京、潮州、薬膳、何でもござれですが、
ランチは飲茶が人気ですね。

「小龍包」の美味しいお店なら、東京にもある台湾の"Din Tai Fung"とか、
"Crystal Jade"とか、チャイナタウンの"京華"とか。
"京華"は、私が小学生の頃からありますが、未だに人気は根強い。
味も変わらず、値段もほとんど変わらない。日本人にも人気があります。
メニューにあるものは、全部美味しいです。

今回は、チャイナ・タウンの「老上海」に行きました。
▼小龍包。5個で$6.50(¥500位)
Pao.JPG
前より¢50値上がりしたけど、ジューシーで美味しかったです。
つける黒酢も美味しかった。
小龍包も好きですが、きざみショウガが、私は死ぬ程好きなのです。
ここのは、お皿に入れて持って来たけど、出来れば自分でドバッと
取れる所が好き(笑) どこでもおかわりを頼めば、足してくれるけどね。
「老上海」は小ぎれいだし、メニューも英語で書いてあってわかりやすいので
旅行者の方にもよいと思います。
私は大体こういう所に来ると、小龍包と餃子と野菜ものを頼んで終わり。
以前は、麺類や炒飯で締めたりしたけど、15:00頃にまた別のお店に行って、
おやつと中国茶を食べるのです。
チャイナタウン、あっちでちょっと、こっちでちょっとなんて食べると楽しいよ。

餃子と言えば、「天津館」が有名か。この道20年の老舗です。
私は、プラザ・シンガプーラにある「老北京」によく行きます。
しばらく行ってないけど、最近はどうなんだろう?

日本の方に知っておいて欲しいのは、日本のレストランではおしぼりもお茶も
当然のようにただですが、シンガポールは、自然に出て来るけどお金を取ります。
どちらもほとんど$1以下だけどね。
いらなければ、いらないと言えば、お金は取られません。
おしぼりは紙で香料がきついので、手掴みで食べるものが発生しない限りは、
私は使いません。
あと、シンガポーリアンの食事時間は少し遅めです。
ランチは13:00頃から、ディナーは20:00頃から混んで来ますので、
少し早めに行けば、ゆったり食べられます。

ローカル食、今度はインド料理。
リトル・インディアに美味しいレストランが、集まっています。
"Banana Leaf Apollo"と、"Muthu's Curry"はフィッシュ・ヘッド・カリーで有名。
どちらも南インド料理系。
今回は北インド料理の新しいお店に食べに行きました。
"Banana Leaf Apollo"から歩いてすぐの所に出来た"Jade of India"
インド料理のカジュアル・ダイニングで、ベジタリアンセットランチを食べました。
▼カリー2種と、おかず、ナンが2枚ついて、$9.90(約¥800)
india.JPG
飲み物は、マンゴラッシーを頼みました。
二人で行って、ドリンクを一つ、でもストローを2本下さいと
図々しい事を言ったのですが、ちゃんとコップ2つに分けて持ってきてくれました。
お店のスタッフもみなフレンドリーで優しい。
面白いのは、チャイニーズ・インディアンセットなど、
シンガポールならではのフュージョン料理があること。
味は普通に美味しかったです。
カレー2種のうちの一つ、"Mirch Masala"(青唐辛子のカレー)が気に入りました。
名前程、そんなに辛くはないです。

最後にローカルの高級料理。
クラーク・キーは、今や「食のディズニーランド」状態になっていますが、
この中に入っている、世界的な賞を数多く取っている
噂のシンガポーリアンシェフがいるレストランに行きました。
家族で18:30頃行ったので、しばらく貸し切り状態で、
スタッフに手厚くサービスして頂きました(笑)
せっかく行ったのだから、シェフにお任せ、一番おすすめのコースを頼みました。
▼一品一品、少量で、色々なものが出て来ました。
1.JPG2.JPG3.JPG
牡蠣の上に載っているのは、レモンティーのソース、
真ん中は、キャビアに見立てたライチの粒々ゼリー。
右は、野菜の天ぷらに椎茸のスープと、アジアの創作料理の数々です。

みんな美味しかったし、レベルも相当高いと思いましたが、
このコース、スターターからデザートまで、なんと13品、値段も一人$200(約¥16,000)です。
一品、一品、凝り過ぎていて、帰宅して「あれは美味しかった〜」と、
思い出す料理はありませんでした。やり過ぎなのです。
4品、各アイテムから、自分でセレクトするコースがあったので、それが手頃だと思いますが、
来ていたお客様は、ほとんど私達が食べたコースを頼んでいました。
途中、パリス・ヒルトンのようなお金持ちのシンガポーリアン娘達が入って来ましたが、
もの凄い香水の香りと、甲高い声で話すので、それがちょっと辛かったなあ。
シェフは若くて血気盛んといった感じでしたが、もっとこうした方がよいのでは?
という意見を熱心に聞いてくれました。お料理教室も開いているそう。

3日、食について色々書いて来ました。
次回は総論。
私は、一体誰なんだ?(笑)

2008年01月06日

シンガポールの食事情(デザート編)

多民族国家シンガポールには、たくさんの種類のおやつがあります。
私はこれまであまり甘いものは食べない、間食もしない方でしたが、
最近は食後のデザートとか、昼食を程々にして、
15:00頃にちょこっとおやつ、なんて事が好きになってしまいました。

シンガポーリアンの好きなおやつと言うと、インド系だとカリーパフとかプラタ、
マレー系はボボチャチャとかアイスカチャン、バームクーヘンのような
ラピスとかバナナフリッター、お馴染みのカヤトースト、
ポルトガルのエッグ・タルト、プラナカン系ではクエと呼ばれる
原色のういろうの様な食感のおかしもあります。
日本の「大判焼き」もシンガポーリアンは大好き。
甘味所もたくさんあります。「麻布茶房」まであるよ(*_*)

中国系のおやつは日本の皆さんもよくご存知と思いますが、山程あります。
私はチャイニーズ系では、"Ah Balling"と呼ばれる「湯団子」が好きです。
砂糖湯の中に浮いている白玉団子のようなデザートです。
白玉団子の中には、胡麻、アーモンド、小豆等の餡が入ってます。
砂糖湯もしょうが風味や、バラ風味のものもあります。
食べれる所はあちらこちらにありますが、繊細で優しい味が出せる所は少ない。
今回は、チャイナ・タウン近くの"Outram Park"という地下鉄の駅の近くの
ホーカーセンターに、「湯団子作って40年」というおじさんがいる所に
食べに行きました。
▼「海星」のAh Balling。5つで$2(¥160位)。超シンプル。
Ah_Balling.JPG
お湯の甘さも、白玉の食感も、中の5種類の餡のなめらかさも丁度よい。
一つ「ドリアンペースト」の物が入っているので、
苦手な人は入れない様にお願いした方がよいと思います。
うっかりかじったら、お湯までドリアン味になっちゃいます。

チャイナタウンに行ったので、エッグ・タルトの美味しいお店にも寄りました。
Sago Street沿いにある「良辰美点」のエッグ・タルトは美味しい。
卵の味が強過ぎず、プリンに寄り過ぎず。
お昼になると売り切れちゃうらしいのですが、
夕方頃の2度目の出来立てに当たって、嬉しかった。
欲を言えば、少しだけ焼き色が付いてたら私はもっと好きだったなあ。
▼エッグ・タルト。1個¢90(¥70位)
egg_tart.JPG
エッグ・タルトは、ポルトガルの影響を受けているプラナカン文化の町、
Katong地区にも、美味しいお店が点在してます。

西洋系のデザートの中では、シンガポールはチーズケーキ系が秀逸ですが、
はっきり言って、ケーキ類は日本の方がレベルが高いです。
ハイティーも西洋系のケーキよりは、何百種類ものお茶やローカルのおやつ、
雰囲気を楽しむという目的で行った方が良いと思います。
生クリーム系のケーキは少なくて、バタークリームがほとんど、
繊細なケーキはあまりありません...とこれまではそうでした。
しかし様子が変わってきたらしいのです。
世界中から優秀なパティシェが来て競争が激化、外国に修行に行く、
シンガポーリアン・パティシェも年々増えて来たそうで。

そんな事を聞きつけて、昨年のワールドグルメサミットで、最優秀賞を受賞した
パティシェがいる「CANALE」のケーキを買って食べてみました。
日本で言うと、鎧塚さんみたいな存在らしい(笑)。
▼左は"Macha Individual"、右は"Creme Caramel"
canale.JPG
これはかなり美味しい!! 素材のバランスがお見事!!
Machaは「抹茶」ね。右はいわゆるプリンです。
シンガポールのケーキもここまで来たかと唸りました。
前言撤回です。すみません。
お値段は、$4(¥300位)〜$8(¥600位)位かな。

また最近は、ボタニク・ガーデン(国立植物園)近くにある、
"Tanglin Village"がおしゃれスポットのようで、
元々骨董品や家具を売っていた所に、自然に囲まれたカフェやレストランが
増えて、食事やお茶を楽しむ人が多いようです。
ちょっと不便な場所にあるので、車を持っている人達の方が便利ですが...。

▼"Tanglin Village"の中にある"PS Cafe"
PSCafe_1.JPG PSCafe_2.JPG
環境は良いけれど、値段は高め。う〜む。
朝食も食べれるので、気持ちいいかもしれないけどね。

自然に付加価値を付けて、あえて人工的に環境を作らなくてはならない程、
シンガポールの近代化は進んでいるのかな?
うちの周りには緑も多いので、そんな事もないと思うのだけど、
シンガポーリアンの美意識が変化して来たという事か。

カフェと言えば、これまた各民族系なんでもあります。
欧米系のカフェは、スタバはもちろん、ローカルのカフェも
何店舗もありますが、私は"tcc"という所に良く行きます。
今回はtccの新製品、"Lychee Jazz"がお気に入り。
ソーダにライチとシロップが少々、ミントも入っていて、爽やか。
▼Lychee Jazz。ライチがswingします。$5.80(¥450位)なり。
 lychee_jazz.JPG
デザートを新旧取り混ぜて色々食べてみましたが、
結局はその人の好みや状況によって選ぶものも変わってくると思うので、
これが一番とは言えませんね。
旅行者の方には、断然、現地でしか食べれないローカルデザートを
おすすめします。チャイナタウンやリトル・インディアに行って、
色々試してみて下さい。
カラフルな色の物も多いですが、中身は割と淡白なので、食べやすいですよ。

2008年01月05日

シンガポールの食事情(和食)

さてさて、シンガポール・レポートを。
とは言っても、私の場合食べ物ネタばっかりになってしまうのですが(笑)

シンガポールは御存知の通り、世界中のありとあらゆる
食べ物が楽しめるグルメ王国です。
シンガポーリアンは朝から外食し、新しいお店が出来れば
こぞって出かけます。行列も厭わない。
日本料理店もこの狭い国で、100件以上いやもっとあるかも。
どこかの国のように「日本風」のレストランではなく、
本格的、かつ成熟した日本食が味わえます。
ローカルものはまた次回、今回は和食をちょっとご紹介。

シンガポールは今ちょっとした日本のラーメンブームです。
北海道系のラーメンが多く、札幌鶏百湯ラーメンの「毘沙門」、
松戸発祥札幌ラーメン「美春」、麺屋「しんちゃん」、鶏百湯「まる玉ラーメン」、
そして旭川ラーメン大賞受賞の「梅光軒」、今月中旬には「山頭火」が上陸、
追って、九州とんこつの「一風堂」も来るそうな。

「北海道」は、シンガポーリアンに馴染み深く、
ラーメンに限らず、「From Hokkaido」を銘打った食材は多いです。

ラーメンブームの火付け役は、熊本の「味千ラーメン」。
シンガポールのみならず、アジア各国に店舗があり、
シンガポールだけでも13店舗。
エアポートにも入っているので、帰国の際にちょっとなんて
日本国内の空港みたいです。
ただ「味千ラーメン」はかなり現地化していて、
相当こってりしているので、私はあまり行きません。

で、一軒行ってみました。旭川の「梅光軒」
▼お店の概観と塩ラーメンと餃子
ramen2.JPG ramen.JPG
お味はかなりさっぱりめ。昔懐かしい基本のラーメンという感じがしました。
ラーメンは良し悪しではなく、人それぞれ好みだと思います。
私はここのラーメン、「あり」だと思いましたが、
人によってはパンチがないと思うかもしれません。
食材は全て旭川から。お値段は$11(¥800位)でした。
シンガポールでは日本からラーメン屋さんが来ても、
一年位で味が現地化してきて、スープの温度が少しぬるめになり、
麺が伸びて来てしまう傾向があるので、本場の味が保てるように、
がんばって下さいねなんて、お店の御主人と話しました。

シンガポールで和食と言えば、やはり「野川」だと思います。
一年前のブログにも書きましたが、ここの御主人のよっちゃんおじさんとは、
家族ぐるみで、もう30年以上のお付き合いです。
大晦日はここで、豪華和食三昧させて頂きました。
▼左からひれ酒とインドの岩塩、毛ガニを食べた後で甲羅酒。黒豆。
hiresake.JPGkanisake.JPGkuromame.JPG
そんなにお酒は飲める方ではないのですが、ここに来ると飲んじゃうんだよなあ。
お寿司のネタも築地から直送です。

別日にもう一軒、和食に行ってみるかと、友人と二人でGoodwood Park Hotelに
先月出来たばかりの「Dim Sake Bar」に行ってみました。
ラッフルズ、フラトンと共にコロニアル様式の建築でお馴染みのこのホテル。
私は中学時代、スポーツ少女で、家からこのホテルまで2kmちょっと、
毎日走ってました。別方向から走ってくる友人とホテルで待ち合わせして、
中のショップで、トマトジュース買って飲むのが楽しみで、結構熱血だったなあ。
▼概観は昔と変わらず。名前の看板が、筆記体からブロック体になりました。
Goodwood_park.JPG
「Dim」は、Dim sam(点心)のDimで、新しいスタイルの点心料理と、和食が揃い、
ドリンクは日本酒、焼酎、130種類以上のカクテル、コーヒーまで飲めます。
内装は「せいろ」が壁中に埋め込んであって、まあーお洒落なバーでした。
▼概観と「Tofu Trio」という一品プラス点心。
dim_sake.JPG Tofu_trio.JPG
とにかく雰囲気が良いのでカップルにはよいかもしれませんが、
点心は一品$7位(¥500位)からと手頃だけど、大トロ2貫$65(¥5,000位)と
全体的に値段は高め、量も少しで品数も少ないので、
がっつり食べたいという人には不向きだと思います。正直、味も普通でした。
夜中の3:00までやっているので、夜遊びしてちょっと小腹が空いたという時に
お酒とちょっとつまむという程度が良いのかもしれません。

シンガポールは今景気がよく、ファイン・ダイニングと呼ばれる、
フュージョンスタイルの創作的な高級レストランが増えています。
おまけに全体的にどこもかしこも値上がりしています。
レストランに入れば、サービスTAX10%、消費税7%も付くので、
それだけでもかなり負担だしね。

国中、裕福になったもんです。
はー。
次回はローカル食をご紹介しますね。

2008年01月02日

シンガポールより

新しい年が明けましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
私はお正月休みで、シンガポールに帰って来ています。
シンガポールは雨季で、毎日スッキリしない天気が続いてますが、
たくさんの緑と、母の手料理に癒されてます。
育った国は本当に落ち着きます。

新年早々こんな話もなんですが、シンガポールに帰ってくる直前、
福岡にいる父方の祖母が亡くなりました。98才でした。
大往生と言われる年ですが、長生きしてくれたお陰で、
たくさんの思い出があり過ぎます。
小さい時から残念な事に、お葬式は多く出席しているのですが、
ごく近い身内のお葬式、しかもお通夜から納骨までの
フルコースは初めてで、かなり応えました。
函館に福岡、一年前にツアーで行った時は元気だった人達が
連続して亡くなってしまった事はかなりショックでした。

おばあちゃんが亡くなった時は夜中で寝ていたのですが、
父方の親戚が大勢で集まっている変な夢を見ました。
シンガポールの母は、父の枕元に向かう一匹のヤモリを見つけて
悲鳴をあげたそうです。
お葬式に集まった親戚はみんな変な夢を見ていて、
おばあちゃんが各地に知らせに行ったのかね?と話しました。

明治生まれで、日体大出身の教育者。
日本の女子体育の先駆者で、おばあちゃんには日本を代表する
数多くのスポーツマンの教え子が居ます。
音楽を愛し、ピアノも歌も上手で、親戚が集まると、
おばあちゃんのピアノでみんなで歌を歌ったものです。
父方のいとこ達に、役者、ダンサー、ミュージシャン、作詞家、
私も含め、芸能的な仕事をしている人達が多いのは、
おばあちゃんの影響が強いかもしれません。

告別式でいとこ達みんなで、おばあちゃんの好きだった
「この広い野原いっぱい」を歌いました。
みんな泣きながら歌いました。
私はピアノを弾きました。
弾きながら歌おうと思いましたが、胸が詰まって歌えませんでした。
私は、人生を音で奏でるという事を、また新たに経験しました。

東京に戻っても、またこちらシンガポールに帰って来ても、
なんとなく体に力が入らなくて、しばらくぼーっとしてました。
考えてみたら、この10年、ぼーっとした事が無かったので、
年が終わるまで、なるべくじっとする事にしました。
父が元気が無いので、そばに居て、一緒に「24」見たりして。

2007年は、出会いと別れが多い年でした。
今年はどんな年になるのかなあ。
この2年、気負って色々な事をやりました。
今年は派手さは無くとも、原点に戻って、
たくさんライブが出来たらよいなあと思います。

しばらくぼーっとしたお陰で、元気回復しました。
シンガポールに居るのもあとちょっとなので、
楽しい事して帰ろうと思います。
レポートしますね。

遅ればせながら、昨年私の音楽を応援して下さった
皆さんに心より感謝します。
本当にありがとうございました。
今年もがんばりますので、応援よろしくお願いします。
2008年が皆さんにとって、素敵な年になりますように。